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乞食姫と呼ばれた王女  作者: 大介
第3章 王立学園2年生

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アリエッタ 続報と我慢

侯爵家に送った密偵が帰って来たと報告がありました。


急いで両親の元に行きます。

「アーベライン侯爵家は爆弾を作成し多数所持している。フンボルト侯爵家は薬物の密売をしている。どちらも早めに潰すべきだな」

「アーベライン侯爵家は危険ね。暗殺で綺麗にした方が良さそう。フンボルト侯爵家は騎士で対応出来そうですがどうします?」


爆弾に薬物って最悪ですね。

人を殺し、汚染する。

有害でしかありません。


「アーベライン侯爵家は暗殺で頼む。フンボルト侯爵家は騎士を出兵させる。どちらも関係者を全て殲滅だ。ただ爆弾が流れている可能性が高い。城も孤児院もかなり厳重に取り締まる必要があるな」

「そうね。薬漬けにされた孤児や平民が爆弾を所持していた場合、自爆する可能性もあるわ。かなり厳重にする必要があるわね。学園の貴族の虐めに爆弾が関わってくると通うのは無理。危険が大きすぎる。常に悪意の中にいるのにどの貴族が爆弾を持っているのか分からないわよね?」

「そうですね。あれだけの悪意の中で爆弾が関わると無理です。対処出来ません。薬漬けの場合は心が動かないので、分かる場合があります。どちらにしろ、荷物検査をしない限り学園は無理ですね」


人を殺す事に躊躇いのない貴族の子が、爆弾を投げるのと、起爆スイッチを押すのを防ぐのは不可能ですね。

悪意の中で全く見分けがつかないでしょう。


小石を投げつける感覚でしょうから。


「フンボルト侯爵家に騎士200人、衛兵100人を今すぐ出兵だ。関係者を粛正して薬の供給を断て」

「かしこまりました」(近衛騎士)

「アーベライン侯爵家を綺麗に掃除して頂戴。関連する建物は全て燃やして良いわ。何処に爆弾が仕掛けてあるか分かりませんから」

「かしこまりました」(専属護衛騎士)


「来年は手荷物検査をして学園に行くのか、今の内に王都にある貴族の邸宅を全て潰しておくのか、何かしておいた方が良いと思います」

「貴族の邸宅を財産を没収した後に破壊が一番ではないかしら?」

「そうだな、それも今すぐ動こう。騎士100人と衛兵200人で王都にある貴族の邸宅を侯爵家から順に潰して回るように指示を出せ。期限は今年の秋の終わりまでだ」

「かしこまりました」(近衛騎士)


これで学園生活はもう無いのですね。

あっという間に終わってしまった気がします。


「文官の教育には時間がかかりますよね?それに伯爵や子爵、さらに分家まで粛正するとなると時間がかかると思います」

「そうよね。結局、時間がかかるわ。最低でも2年。貴族を綺麗に掃除した後にアリー達が住む家を建てないといけないし危なくて移動出来ないわ」

「その2年の間で何をするかだが、何かやりたい事があるか?」


2年では学力を上げるのが限界ですね。

色々と細分化して、専門的な知識の教育も行いたいですが時間が足りません。


「2年間では中央に来てくれる孤児達の学力の底上げが限界です。医療や農業、他にも色々な分野に特化した教育機関を中央に作るつもりですが、時間があまりにも足りません。一番やりたい事は領に住む民を移動させ、それぞれの特区を作るつもりです」

「そうね。時間が無いから特に何か出来る訳でも無いわね。出来るだけ早く領を綺麗に掃除するのが一番という事でしょう」


貴族がいる状態では何も出来ないのがもどかしいですが今は我慢しましょう。

貴族が民を支配している現状では何も動けないですね。

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