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乞食姫と呼ばれた王女  作者: 大介
第2章 王立学園1年生

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閑話 ディアナ テスト準備

学園の授業が終わりお城に戻って来た私達は叔母様に呼ばれました。


「ねえ、そろそろ学園はテストよね?当然、全員の順位が張り出されるし、同じ内容のテストで、結果が操作される何て事があったらいけないと思わない?」

「「はい。思います!」」


「では、あなた達がやらなければいけない事は分かるでしょう?」

「「はい。分かります!」」


「さあ、2人で行って来なさい」

「「行ってきます!」」


怖い、怖すぎるよ。

お母様と話し方がそっくりで嫌だよ。


もしかしてお母様は叔母様の話し方を真似しているかも。

そんな感じがする。


「エリーゼ。叔母様の喋り方をお母様が真似してるよね」

「間違いないよ。やっぱり本物は怖すぎるよ」


本当だよ。

お母様が真似したって事は怖かったって事でしょ?

本物は怖いに決まってるよ。


本当に学園の貴族は馬鹿ばっかりで嫌になるよ。

もっと違う事に頭を使えないのかな?


エリエッタ様も呆れてほとんど無視してるじゃん。

何でそれでも続けるのかな?


私達は走って学園長室を訪れました。

「失礼します!またまたやって来ました。理由は分かりますか?」

「ちゃんと平等じゃぞ?何が望みじゃ?」


分かってないみたいだね。

「今すぐに教師全員を集めて下さい!」

「はーい。10秒で決めて下さい!」

「直ぐ集めるから待っててくれ!」


やっぱりカウントダウンは効果あるんだ。

もう数える必要が無いもん。


エリーゼは数えたいみたい。


前回と違って私達を見て笑う教師はいないみたいだ。

少しは反省してくれているのかな?


「皆様に集まって頂いた理由を発表します!」

「発表します!」


教師の方達がかなり不安がっているね。


「簡単な事です。テストを公平にする事、テスト結果の順位を全員張り出す事です。王女様やエリエッタ様だけテスト内容が違ったりしたら、皆、死んじゃうから気を付けて下さいね」


学園長や教師が青ざめてる。

「そんな事をしてしまったら、貴族の子供達の関係が悪化してしまう」


叔母様の狙いはそれかな?

テスト結果を張り出すだけで関係悪化するんだ。


本当に貴族って馬鹿だね。


「何か問題ありますか?」

「ありますか?」


学園長がまだ言い訳をするみたい。

「その様な事をしたら儂達が貴族に殺されてしまうんじゃ」

「どの貴族に殺されるの?」

「殺されるの?」


「・・・・」


答えられないのか、分からないのかどちらだろう?

沈黙されても困るんだよね。


「分からないのか、答えられないのかどっちですか?」

「はーい。10秒で決めて下さい!」


「分からないが確実に暗殺者を送られるんじゃ。順位を口にしただけで殺された教師もいる」

「仕方が無い。暗殺者を送って来るのも学園が終わる迄でしょう?特別に守ってあげます」


「お主等が暗殺者から守ってくれるのか?」

「そうです。じゃないと来年の学園が始まらないからです。守りやすい様に学園で生活して下さいね」


「分かった。ではお主等の言う通りにしよう」

「良かったです。ではお願いします!」

「お願いします!」


私達は走ってお城に戻りました。


「相談しないといけないよね」

「そうだね、私達だけで判断すると後が怖いね」


早く叔母様に報告しないと。

急いで叔母様の元に戻ると、笑顔でした。


「あら2人ともお疲れ様。テスト発表する為には教師を守って欲しいのでしょう?」


これだよ!

もう報告する必要無いじゃん。


予想通りなんだろうね。


「はい。貴族が暗殺者を送り込むみたいです。来年の学園が危ないです」

「アリー達はテストの順位を見て少ししたら、学園に行くのを辞めると思うから、そこから先ね。授業中に暗殺者が来る事は無いでしょう。教師に学園で生活するように言った?」


良かった、本当に良かった。

半殺しセーフ。


「はい。守りにくいので学園で生活するように言っておきました」

「偉いじゃない。じゃあ学園が終わるまでは2人で対応して。学園が終わったら孤児院で子供達に勉強を教えてもらいましょう。孤児院は検問以外に家からも人を出してるから安心でしょう。孤児達を馬鹿にしたら【殺す】とちゃんと言っておいてね」


「分かりました。直ぐに伝えて来ます!」

「伝えて来ます!」


やばい、叔母様が【殺す】と言うと寒気がする。

何だろう、殺される気がするのかな?


私達は走って学園長室に戻りました。


「失礼します!学園長、あなた達を守る方法が決まりました」

「良かったですね!」


「どのように守ってくれるのじゃ?」

「学園が終わる迄は私達が守ります。学園が終わったら孤児院で子供達に勉強を教えてもらいます」


「儂らが孤児院で孤児に勉強を教えるのか?」

「孤児を馬鹿にしたら殺す事になっているのですけど、どうします?」

「はーい。10秒で決めて下さい!」


「分かった。それで頼む。皆を守ってくれ」

「他の先生達も同じ意見ですか?言っておきますけど孤児を馬鹿にしたら、直ぐに分かる人がいるので表情だけ取り繕っても意味は無いですよ?」

「孤児院に行って先生達が孤児を馬鹿にしたら、私達も半殺しにされるから絶対駄目だよ!」


本当にそうなんだよ。

怖ろしい親子に、嘘は付けないから。


「大丈夫ですか?本当に大丈夫ですか?私達も怖いんだからね」

「そうだよ。私達の方が怖いんだから、ちゃんとしてよね」


「分かった、儂が責任を持つ。その様な教師は殺されても文句は言えん。助けてもらって馬鹿にするなど愚か者のする事じゃ」

「絶対ですからね。私達が半殺しにされる相手から拷問されたくないでしょ?」

「そうだよ。本気で怖いんだから約束は守って下さい」


「必ず守る、絶対じゃ!」

「その言葉を信じます。それではテストをよろしくお願いします!」

「お願いします!」


ふぅ、何とかなったかな。

でも、絶対に王女様が孤児院に遊びに行くから怖いんだよね。


私達は走ってお城に戻り報告しに行きました。


「学園長が必ず守る、責任を持つと言いました。これ以上の脅迫は難しいです」

「そう。アリーが遊びに行って激怒しない事を願いましょうね。2人も願ってね」


結局こうなるもん。

無理だよ、絶対に無理だよ。


「心配しなくても大丈夫。アリーが怒っても2人に何かする訳じゃないから。責任は上に立つ人が取るべきでしょ?あなた達のお母さんが怒られないと良いわね」


最悪の結末だよ。

地獄が待ってそうな予感がする。

教師殺して新しい人用意した方が楽だよ。


「お母様を誰が怒るのでしょうか?」

「妹を怒るのは姉の責任でしょう?両親は歳だから労わってあげないとね」


はい、終わりました。

半殺しコース決定です。


「エリーゼ、本気で脅迫しないと半殺し決定だよ」

「まずいよ姉さん。お母様が激怒したら半殺しで許してくれるかな?」


「まだ大丈夫、怪しい教師は孤児院に行く前に確実に殺すよ」

「そうだよね。それしかないよね。だって怖いもん」


私達の戦いは始まったばかり、油断は出来ません。(怖いからです!)

怖いので頑張ります!

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