61 宿屋に着くようです
とりあえず、これで三章は終わりです。
「案外にも、コロシアムの近くなんですよ」
「へぇ〜そうなんですか?」
「明日、お祭りに参加するのですか?」
「えぇ、参加します。祭りの前日にまさかあんな事が起きるなんて思いもしませんでしたよ。」
ちなみに俺は、原因を掘り起こしあんな事を引き起こした側だった。プドン……ザマァ。
「こちらの方は大丈夫ですか?急に倒れたみたいですけど」
「どうやら、気を失っているようです。たくさんの魂が一つの体という器に入っていたんですから。仕方がないですよ。」
「そんな話をできたらここでしないで欲しいですけどね。」
「ははは、確かにそうですね」
ちょうど、太陽が地平線から姿を隠そうとしていた。太陽の反対の方角から、純粋な黒の空がこちらを侵食していく。時計というものがこの世界にはなるかないかという方はどうでもいい。
「「グゥゥゥ」」
今は、6時くらいだろうか俺とさくらの腹時計がなっている。
「お腹空いたね。美味しいご飯が食べれたらいいけど」
「確かに.疲れが取れるような美味しい飯を食べたいな」
「ははは、もう夕食の時間ですからね。宿屋についたらすぐに夕食でも食べたらいいでしょう。うちの宿屋の飯はとても美味しいですから。」
「そうですか、それは楽しみです。」
オレンジ色の空が少しずつわずかに黒色に変わってきている。
もう、濃い1日が終わろうとしている。そんな事が起きているのに街の人は、当たり前のように商売をしたり買い物したり飯を食べたりと活気がとてもよかった。
「タクミ、まだ着かないの?もうクタクタだよ」
「俺もクタクタだ。人を背負っているんだぞ!」
あの後すぐにフェーシァは、糸が切れた操り人形のように倒れた。幸い、怪我はなかった。でも、この後宿屋に向かって移動をしないといけない。その時彼女は気を失っていたから仕方がなく俺が彼女を背負った。
俺は、ちょっとした勘違いをしていた。
今、フューシァ…本来奴隷が来ているものは、布切れで作られた無地のワンピースだ。……ふ〜ん?それで!全く、問題ないとか思っていると思っているだろ?
俺が気にしている問題は「彼女は、下着を履いていない」ということだ。おんぶした時にそのことに気がついた。
「マジで、履いてない…………」
これは予測できたはずだ!!
確か、奴隷にいちいち下着とか与えても意味がない!奴隷の人数分の下着の準備ができるかぁ!とか何とがで、無地の布製ワンピースで全体をまるで自分を騙すかのように誤魔化して履いているはず。なら、覗かれなかったら大丈夫だな!!うん。
その後俺が覚えている事は、フューシァの心臓の音と微かな寝息。
「……………」
服をどこで購入しょうかと考えつつ、バレなきゃセーフとくだらん事で、冷や汗をかいている俺とひたすら歩いている足跡ぐらいだった。
俺は、あの奴隷売買所はどうなるのかを聞いたら、
あの奴隷売買所は、傭兵さんの権力と上からの財力と信頼の元、ここの現場調査を行うらしい。俺が書いた契約書は証拠としてとりあえず隊長ぽい傭兵さんに預けた。
俺は、ここに商人の証明のサインを書いてもらっていないんだけど大丈夫か?と聞いてみたところ、傭兵さん曰く
「貴方が、それに名前を書いてそしてお金を払っている。つまり、もう貴方は彼女を購入したという事でしょう。あいつが名前を書いていないというだけのこと!それは、もう彼女は貴方のものです!!ちなみに、この契約書はもう使えません。だってこれのデメリットは、相手が名前を書いてからすぐに書かないとダメなやつですから、これは安い方の紙ですね。」
と完全な誤解を生んでしまうような言い方と、ちゃっかり大事な事を言っていたがとりあえず、彼女は俺がきちんと雇ったということだろう。
そんな、モブキャラの存在を忘れるように歩いているとついに目的地の宿屋についた。
その宿屋の外装は洋風ぽいけど少し独特のデザインをしており宿屋と言われてみたらそう思うけど、どちらかと言われてみればおしゃれな店みたいなそんな宿屋だった。
「ここは、セマナの宿屋と言います。セマナという名前に意味は特にないのです」
「ないのかい!!」
「でも、コロシアムに近いというメリットと、飯が美味しい事で、有名な所ですよ。ちょっと宿主に話をしてきます。しばらく、お待ちになってください。」
重い甲冑状態で、歩いて行った。この光景が異世界らしい……あっちなら青い服をきた笑顔がある意味眩しいおにぃさんがOHANASHIしてくるというのに。
不思議だなぁ……と思いながら待っていると、甲冑の彼と頭が砂漠化してしまったおじさんがこっちにきた。
「あなたが、タクミ様一行ですね」
「あ、そうですけど……」
なぜ、俺の名前を知っている?誰から聞いた……なんか怪しいな
「こちらが鍵でございます。」
番号に21番と書かれた鍵を渡られた。
「2階の1番という事です。階段は、受付の隣にあります。何かありましたら私どもに気軽に相談を」
「じゃあ、相談。ここの近くに服屋とかないか?」
「隣にあります。男女別々に売っています。」
「一週間泊まるつもりだが、お金はいくらいるんだ?」
「お金は…銀貨7枚です」
ポケットに入れたままの金貨を一枚宿主に渡した。
「お釣りは………」
「いらないから、その代わりライマム祭のことを教えてくれないか?俺たち、初めて参加するから最低限のマナーとかを知っておきたいから」
「別に構いませんが……」
「すまないが、まず連れを休ませてからでいいか?話す時間はあんたの暇なときでいい。」
「わかりました」
「…私はこれで失礼します。」
「おい、待ってくれ。あんたの名前を教えてくれ?道案内の恩が返せないだろ?」
「道案内は、無償奉仕のつもりだったんだけどな?まぁ、いいか。俺は、テリーだ。よろしく、タクミ。」
「何で、俺の名前を知っているんだ!?」
「秘密で」
ははは、笑いながらテリーは宿を出て行った。
その後、泊まる部屋についた。扉を開けたらなかなか綺麗な部屋がそこにあった。二人用だろうか、ベットが二つある。三人だけならまだ少し余裕があるスペース。後、椅子と机がある。
これで、一泊銀貨一枚は安いぞ!と思いながらもまだ寝ている彼女をベットにゆっくり下ろしてやった。
その後、なんだかんだ彼女のことが不安だったから、さくらと交代しながら彼女の体調の心配をしていた。彼女のことが気になるから、服を買いに行くのは彼女が目を覚ましてからにしょうと思った。
そんな事をしているうちに、俺の一日中が終わった。
誤字脱字などがありましたら気軽に申し上げでください。
設定を更新して、四章にいきます。
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