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4 少女の日記
無事大学が決まりました。場所は電車で20分。
小学生から通い続けていた場所へ通えなくなると思うと、なんだか寂しい。残りの高校生活を大切に過ごそうと思います。
辛い日々が続いています。
できることなら今からでも助けに行きたい。綺麗な肌に刃を入れることしか脳がない人達からあなたを。
————進路がひと段落ついたので、去年の日記を読み返していたらとても懐かしい出来事が書いてありました。
その頃、私はあなたのことを『僕』と呼んでいましたね。
あなたの前に突然現れたツシマ カズネという男の子。
村で一番小さな双子たちの羽が生え変わった記念日。
神の再現の祝典で盛り上がる国。
そして………
………
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