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第20話 実技試験二日目の集合場所にて

隔日での投稿頑張ります( ;´꒳`;)


次の日。


目覚まし時計の音で起きると、部屋の窓のカーテンの隙間から陽の光が漏れ出ている。今日は天気が良さそうだ。


私はベッドから降りるとカーテンと窓を開け、部屋の換気を行った。春先の少し冷えた空気が室内に入り込んだおかげで眠気はほぼ覚めた。



「さて、魔力も薬のおかげで完全復活してるし、最後頑張るかなー。んー!」



そう一人呟き、大きく伸びをする。そして身支度を整え始めるのだった。



*********


さて、実技試験2日目の内容は『低級レベルの魔物ソロ討伐』。低級レベルの魔物しか出ないと言われている森の浅いエリアで適当な魔物を探し、討伐すれば試験合格である。討伐方法は罠、正面対決、奇襲.......きちんと倒せば何でもありである。



ただ、魔術科全員一気に森に入ると魔物が怯えて出てこなくなるので、時間をずらして一度に入る人数を3人程度とし、それぞれ離れた位置からスタートする。制限時間は30分で1匹でも倒したらそこで試験終了となる。



たまに森の浅いエリアでも奥のエリアにいるような強い魔物も出てくるのだが、最近はほぼ無い。魔物のソロ討伐は師匠との修行で経験あるし大きな問題は無いと思ってる。しかし......




「何で集合場所がいつもと違うんだろう?いつもは森の入口付近のどこかなのに、私だけ学園入口って。昨日のこともあるし、嫌な予感しかしないなぁ.....。」



基本的に2日目の実技試験は森の入口付近の何処かに集まるよう言われ、時間も各々指定される。1日目の試験の結果を鑑みて、その日の内に集合場所と時間を知らせる手紙が魔術で届くのだ。私は1日目で魔力をギリギリまで酷使したからか、午後3時に指定された場所に集合となっている。2日目の試験は、人によっては朝から開始されているのでかなり遅い方、多分最後の方ではなかろうか。



嫌な予感を感じながら校門へ向かうと、学園の入口に卒業試験の監督者の先生方と2人生徒がいるのが見えた。一人は男子生徒、もう一人は女子生徒の様だが.......、



「あれ?レオンとジュリアじゃん。」



2人の生徒は第三王子のレオンハルトとその婚約者のジュリエットのようだ。魔術科内で金髪は男女共に1人ずつしかいないので、遠目からでもすぐ分かる。ちなみに私は茶髪。何事も普通が一番。



「.......やっと来ましたね。」



「リン!先生方から聞いたけど、昨日は大変だったようね?今日は大丈夫なの?」



素っ気ないレオンと心配そうに私の身体を触りつつ私の顔を見るジュリア。ジュリアさん、貴女の豊かな胸が私の腕に当たってますよ?私はいいけど。



「大丈夫。ありがとう。それにしてもレオンやジュリアもいて安心したわ。毎年集合地点森の入口の近くだから、何か嫌な予感してたんだよね。」



「あら?リンは何も聞いてないの?」



ジュリアはそう言ってチラッとレオンを見る。



「.......言わなくてもこいつなら大丈夫だ。」



レオンは私とジュリアの視線から目をそらす。やっぱり何かあるのか....それに二人とも何か隠してるな?



「ねぇ、.......」



―――――何を隠しているの?と二人に聞こうとした時だった。



「はい、皆さん揃いましたね。時間にもなりましたし、ここからそれぞれ転移魔術で試験会場まで送ります。送った先に監督者がいますから、その人の指示に従う事。わかりましたね。では、頑張って下さい。」



時間になったらしく、そばに居た先生が私の声に被せる様にそう早口で言ったかと思うと、私達に転移魔術をかけた。



「ちょっ.......!」



私は少し待って欲しいと抗議の声を上げる間もなく、試験会場まで転移させられたのだった。


リン「師匠、頼まれていた薬草取りに森に行ったら、こんなトカゲの魔物がいましたよ。縄張り争いに負けたのか弱ってたんで楽勝でした。」


アンジュ「あら!その魔物のお肉美味しいのよ。昼御飯用に捌いちゃうわねー。(これ、トカゲの魔物でなく、竜種だから弱ってたとしても中級から上級の間くらいのレベルのはずだけど。我が弟子ながら成長の伸びが凄いわ。)」


※中級は一般兵が3人居れば余裕の強さ。上級は一般兵が10人程居れば余裕のレベル。

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