決着!! 明日へのスピリットクラッシュ!!
新小説! 『激戦炸裂ホビースピリット!!』はこの下スグ!!
サイトはそのままだ!!
※この物語はフィクションであり、登場する人物、地名、団体名などはすべて架空のものです。
玩具などで叩く、投げつけるなどの行為は大変危険です。
玩具の使用は用法を守り、安全な遊びを心がけましょう。
ホビーーーーーーーーーーーー!!!!
叫べッ・・・!
ホビィイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
ホビィィイイ ファイトォオオオ!! それはァ、玩具を用いて行われる異種玩具間対戦遊技である!!
玩具を手に持ち、全身に精神エネルギーの一種『ホビー魂』を纏い、互いにホビーによる攻撃『ホビー技』を打ち合い、互いの『ホビー魂』を削り合う激々熱々(ゲキゲキアツアツ)バトルスポーツなのだァ!!
なんだって!? そんなことはもう『第0話プロローグ』で読んだってェ!?
ボクの解説はもういいから早くホビーファイトを見せろってェ!!?
ならば、今こそ今スグに! ホビーファイトをいざ見せん!!
都合のいいことに、この直ぐ近くで既にホビーファイトの戦いの火ぶた切って落とされているのだァ!!
よーし、これを見ているモニターの前のみんな! 準備はオーケーか?
ならボクと一緒に大声で叫び上げよう!!
ホビーファイトの開戦の言葉を!! 熱い火ぶたを切る言葉をォォ!!
よーし、いくぞォオ・・・
『ホビーファイト』!!
『スピリット』!!
『クラーーーッシュ』!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ヴァーティカルランチャーーーー!!」
午後5時前、太陽が傾きかけた頃、人が疎らになった河川敷に突如として響き渡る爆発音!何者かが手榴弾でも爆発させたのだろうか? しかしそれは… 否ァ! その音は、手榴弾ともダイナマイトとも違う、魂を揺さぶる音!魂の爆発音とでも言うべき音!爆発によって立ち上る煙、その中から和服を纏った少年が飛び出してくる!
彼の名は豊武良囲。
逆立ち短く切られた黒髪、鼻の頭に張られた絆創膏と頬の小さな十字傷、細いタレ目にピンとつり上がった眉。和服を羽織り高下駄を履いたその姿は江戸っ子を彷彿とさせるものだ。
爆炎の中から飛び出したその少年は、素早く180度旋回!その場に停止するため姿勢を低くし足を踏んばる!高下駄が地面と激しく摩擦し、火花と砂埃が舞い上がった!
足を止めた和服少年は、身体を屈めた姿勢からスッと視線を上げる。
直後目の前、少年から10メートルほど離れた位置に、上空からもう1人少年が降り立ち、豪快に着地!その足元では、先ほど爆炎を発生させたカードのような物体『メンコ』がモウモウと煙を上げている。
「なかなか当たらねぇなぁ。」
少年はメンコを拾い上げ、片膝をついた着地後の姿勢から身体を起こし、少し首を捻りながら言葉を発する。
黒いタンクトップ、頭部には青いバンダナが巻かれ、左の蟀谷あたりに飾りが付けられていた。直径4~5センチメートル程の銀の輪っかに2本の紐が結び付けられ、紐の先に大豆程の銀の粒が付けられた変わった形状の飾りである。少しぶかぶかのカーキ色のズボンに赤いスニーカー。軽くつり上がった目と眉は、その少年の気の強く明るい性格を具現しているようだった。
彼の名は火嵐琉樹。
「いくら爆炎がデカく広がろうが、オメェの爆撃技なんざ、狙いもタイミングも単純すぎて当たるほうが難しいぜい。琉樹!」
和服の少年、良囲はクセの強い江戸的な喋り方でタンクトップの少年、琉樹を挑発する。
「そういうお前だって逃げ回りながらおはじきばら撒いてるしてるだけじゃねぇか。ただの引き撃ち式移動速射砲かよ、 良囲!」
琉樹も隙かさず言葉を返し、両手にメンコを構えて姿勢を落とす。
対する良囲は、右手を自分の真横に伸ばし指を広げ力を込める。
「集雷…!」
突如、河川敷のあちらこちらから、小さな円盤状のガラスの物体『おはじき』が良囲の右手に集まってきた。良囲はそれを引っ掴み。琉樹を睨みつける。
暫しの沈黙の後、止まった時間が一気に流れ出したかのように2人の少年が動き出した。
「行くぜい!! せいせいせいせいせいせいぃ!」
良囲は、先程の技『集雷』で集めた両手のおはじきを、二連想の機関銃のごとく親指を使い両手から連続で弾き出した!はじき出されたおはじきは、良囲自身の銀シャリ色のホビー魂を光の膜として帯び、琉樹に襲いかかる! …それも、機関砲の如き連射力と、狙撃銃の如き速度と精度でェ!!
――エアダイブ…!
対する琉樹は小さな爆発音を響かせながら、高速で左右に切り替えし、ジグザクラインを描いて良囲に接近していく!
『エアダイブ』それは琉樹が得意とするホビー技の一つ。両手に持ったメンコにより爆風を発生させ、自身の体を瞬間的に高速で移動させる技である。移動距離は短いものの、初速に優れ、スキが少なく連続発動も可能。回避や攻撃、様々な場面で頻繁に使う、琉樹の立ち回りの基本移動技だ。
琉樹はエアダイブにより、巧みに良囲のおはじきを回避しつつ接近する。そう、それ即ち空気に飛び込むかの如き爆発的瞬間急加速移動…!
「つァらァア!!」
琉樹はエアダイブのスピードに乗り、良囲に突撃。すれ違いざまに右手のメンコで叩くように格闘攻撃!耳を劈く高音と共に、琉樹のメンコと良囲の身体の接触面からは両者の精神エネルギー同士の干渉波が稲光の様に一瞬爆ぜ、同時に良囲の身体に纏っていたホビー魂が光の粒となり周囲に飛散する!琉樹はさらに追撃せんと、すれ違った良囲の方へと、腰を大きく捻りながら急旋回!対して琉樹の攻撃により仰け反った良囲は素早く体制を立て直す。
「跳雷…!!」
良囲は両手の人差し指、中指、薬指、小指、計8本の指より、8個のおはじきを様々な方向へ一斉に弾き出す!だがこれは決して目茶苦茶に撃っているわけではない。これは良囲の技なのだ。
良囲が打ち出したそれは、急激にその飛来方向を変え琉樹に迫る!
これこそ良囲の得意技…、『跳雷』!あらゆる方向へ打ち出したおはじきは周囲の様々な物、又は予め周囲に滞空させていた他のおはじきなどにぶつかり、跳弾し、相手を追い詰めていくのである。その光景、正しく跳ねる雷・・・!
跳弾したおはじきは様々な方向から琉樹を囲むように次々と飛来する!琉樹はエアダイブによりジグザグに加速し回避を試みるが、一発のおはじきが左の脇腹を掠り、彼のホビー魂を削り取った!! だが琉樹はそれに怯むこと無く右手から良囲にメンコを投げつける!
同時に良囲は多数のおはじきを自身の前方に浮遊させ自身を守るための壁とする!おはじきの壁に火の玉の如きメンコがぶつかり赤き爆炎が広がる! 良囲は右手で黒き煙を払い除け視線を上空へ! その先には琉樹の姿…!
「行くぜぇええ!!」
琉樹は腰に下げたホルダーから新たに1枚メンコを取り出し下方へ向けエアダイブによる急加速をかける、弾丸の如く落下する琉樹の、大きく振りかぶった手に握られたメンコは炎を纏い赤く揺らめく!
良囲もまた、右手に力を込める。良囲の右手の周囲には、雷を纏った多数のおはじきが浮遊し始め、その中心より閃光が迸る!
「つァァァァァァァア!!!!」
「でぇぇぇぇぇぇぇい!!!!」
両者の咆哮!急降下する琉樹は、その落下の勢いを乗せるように腕を勢い良く振り下ろし、地上の良囲がそれに対抗するように力強く腕を押し上げる!
ぶつかり合いィ!! 火花散らしィ!! 激しい光を放つゥメンコとおはじきィィ!!!!
それ、言葉にして言うなれば、2人の闘志、魂がぶつかり合ったかのような迫力!! その瞬間、河川敷は激しい光に照らされたァアアアア!!!!
『激戦炸裂ホビースピリット!!』
次話も見てくれよな!!
ホビーファイト… スピリット・・・
クラーーーーーッシュ!!!!




