プロローグ【小さなお客さん】
初めまして音成 九夢と言います。
本作品が私のレビュー作品となります。以前から台本は書いておりましたが小説は初めての挑戦でした。現高一の私はマイペースですが定期的に更新していこうと思います。ぜひ、楽しみに待っていてください。
以後お見知り置きを。
ーーおぎゃあ!!おぎゃあ!!
ある日の極寒の冬のことだった。私は自分の耳を疑った。この極寒の中、赤子の泣き声がど他の向こうから聞こえてきだのだ。私は恐る恐るドアの方へ1歩2歩と駆け寄る。ドアを開けるとそこにはやはり…1人の赤子が居た。
「一体、君は誰が…?」
赤子の入っていた籠に1枚の紙切れが入っている。開けてみるとそこには、
『すみません、魔女様。失礼なのは承知です…。ですが私はもう…。せめて魔法が使える魔女様なら、私の子をどうか、どうか…。』
残りの半分はちぎれていた。恐らくこの吹雪の中で濡れちぎれていたのだろう。しかし、大体のことは把握できた。この赤子の母親は唯一魔法が使える私達『魔女』に預けて置けば自分の赤子は平気なのだろう、と。
「しかし残念。魔女にも悪い魔女といい魔女がいる。私は悪い魔女だ」
赤子に魔法を放とうとしたその時、私は躊躇ってしまった。たかが赤子。されど赤子。命は皆平等であるのだ。
「君の親は本当に悪いやつだな」
なぞるようにほっぺを触る。感じたことのない感触、不思議な気持ちになる。母親とは一体どのようなものだろうか、私には分からない。でも今することはこの子が成長するまで見届けてあげるだけ。私たちにとって人間の寿命とは時間は瞬き程度でしかないのだから。




