ロイス軍
おまたせしました。
「右へー、ならえっ!よしっ!ては番号始めっ!!」
「1」「2」「3」「4」「5」「6」………「325!」
「軽く脚を開いてぇー、休めっ!!!」
グリはコカトリス相手に指示を出しオーリスに向け敬礼をする。
「我が魔王様にぃー、敬礼っ!!」
コカトリスはグリに続いて羽根を使い敬礼した。
「…」
その光景を見てオーリスはただただ、呆れた。
「グリさんや、これはどー言う事なのか説明してもらえないか?」
「はっ!オーリス様、見ての通りです!」
325匹のコカトリスがいる。
それはわかった。
が、全く説明になってない。
突然寝ていたら突然肩を掴まれそのままここまで連れてこられたオーリス。
そして軍隊のように整列してコイツらが待っていた。
「そうか…」
オーリスはとりあえず返事をした。
「この度は我ら種族にご慈悲を頂き、コカトリスを代表して感謝を申し上げますっ!そして今後のご活躍を持って恩に報いたいと思っております。ご期待に添えるよう粉骨砕身、一生懸命。魔王オーリス様のため命を賭、この命尽きるまで邁進させていただきます!!」
「代表ってなに?」
「はっ!種族の新たな長に任命された者です!」
「コカトリスってのはわかるけど、だから誰?」
「すみませんっ!誰と言われましても…名はまだありません」
「オーリス様。この者に是非名を授けてみてはいかがでしょうか」
「唐突だな…なら、カッコー。でいーか」
「名を頂き有り難き幸せっ!」
「感謝に敬礼っ!!」
「……」
グリに任せたら色々変な方向に向かって辿り着いてしまったよーだ。
「お前ら、グリに何言われたか知らないけどそこまでしてもらわなくても大丈夫だから…。頑張られたらむしろ迷惑…」
「それでは我々は何のために生きればっ!どーかご命令をっ!!」
「そー言われても…なら、妖精族には手を出さないで何かあれば手を貸してやってくれればいーかな…」
「聞いたか者共っ!魔王様から叱咤激励を受けた以上!我らに敗北は許されないっ!!死を恐れるなっ!命をかけろっ!お前らの命全てオーリス様から与えられた命と思えっ!お前らは何をすべきだっ!?」
「殺す、殺す、殺す」
「そーだっ!オーリス様に逆らう全てを殺せっ!!」
「奪え、奪え、奪え」
「そーだっ!全てはオーリス様のためだっ!!」
「進行、殲滅、拡大」
「領地を広げろっ!我らが魔王オーリス様を頂点に立つに相応しいお方だ!わかったかーーっ!?」
「イェッサー!!!」
「いやっ!イェッサーじゃねーよっ!いつ俺が叱咤激励したよ!しかもなんか恐ろしい事言ってたけど俺の名前使って揉め事起こすなよっ!絶対起こすなよっ!!」
「わかったか!お前らは裏で動くんだ!!オーリス様の名が漏れそうな時は自ら命を断てっ!わかったかっ!!」
「イェッサーっ!!!」
もーどーでもいーや。
これ以上、関わるのをやめよう。
うん、そーしよう。
オーリスは空に飛んだ。
「もー、グリ。コイツらほっといて帰るぞ…」
「はっ!魔王様のお帰りだっ!魔王様のご意思を汲み今後行動するよーに!!」
「はっ!!イェッサーっ!」
グリはコカトリス達に敬礼し空で待つオーリスの元に飛んでいった。
コカトリスはオーリスとグリの姿が見えなくなるまで敬礼をやめなかった。
「我々はこれからオーリス様の手足となり裏で暗躍する。そして魔王様の魔王様だけの利益のためだけに生きるのだっ!」
「イェッサー!!」
世界に散らばるコカトリス達はまとまり、その後オーリスの為に暗躍し続けた結果、黒き翼と呼ばれる暗殺専門の集団となり裏でオーリスを支える事となるがそれは…ちょっと後の話ということにしておこう。
「はぁーー…」
「そんな深いため息を吐いたら幸せが逃げていきますよ?」
「なんであーなった?」
「はい?」
「いや、もーいいや…」
オーリスとグリはファメラの村に帰った。
「やっと帰ってきたのか。出かけるなら誘ってくれよ!」
タメトスの横に座り左頬だけ赤く腫れたファウスがオーリスとグリに手を振っていた。
「ファウス。その顔どーしたんだ?」
「美人な匂いに釣られて向かってみたら湯けむりが凄いとこに迷い込んで気がついたらビンタされた…」
「お前の事だからいつかはこーなると思ったが、やっぱり1回でいーから転生してきてもいーぞ!」
オーリスはニヤついた。
「どこだーっ!!ファメラ様の入浴を覗き見したクソ野郎はどこだぁーー!!」
「…おい。こら。まさかお前じゃ…」
「テヘッ」
「テヘッ。じゃねーよ!なんでよりにもよってファメラを覗いてんだよっ!」
「相手がファメラだったのは知らなかったんだって!コレは偶然。まさに神の悪戯ってやつだ!」
「何、神に責任押し付けてんだよ!」
「そーだ、そーだ。神はそんなくだらない悪戯はしない!」
「ん?」
「お前は黙ってろ!いーからさっさと謝って許してもらってこい!」
「我らの掟により長の肌を見た者は死刑。早く奴を見つけ出し吊るし上げろぉー!!」
「ねっ。許してくれなそうでしょ?」
「ね。じゃねーよ!!本当お前は大人しく待つのができない男だな!!」
「まぁー。美人に手を出さないのは失礼ってもんだよ」
「そのわけのわからんマイルールのせいでお前の命が終わりかけてるけどな」
「どーしたらいーと思う?」
ファウスは結構真面目にオーリスに相談した。
「この際、1度死んで生まれ変わるって言うのもありじゃないか?」
「誰が死ぬかっ!!死ぬくらいならこの村を消滅させてやる!!」
「はぁー。わかった。わかった。俺が謝ってくるから荷造りしといてくれ…」
「感謝するぞ、魔王様!」
「貸しだからな」
「OK、OK!金利は無しでたのむよっ!」
深いため息を吐き、ファメラの元にオーリスは向かった。
「あっ。オーリス!」
「オチャ。お前はなにしてんだ?」
「なんか覗き魔が出たらしくて、みんな怖い顔で犯人を必死に探ししてるみたいでその手伝い!すごい速さで逃げたから誰も姿をみてないのにどーやってさがすんだろ?」
「お前もか…」
「もしかして心当たりあるの?」
「ないっ!って事にしといて」
「うーん…わかった!」
物分かりのいい子でよかった。
そして、オーリスは思う。
貸し2つ目なと。
オチャと別れファメラに会いに行った。
「おーい。色々あったみたいだけどたかが覗かれたくらいなんだから誰かはしらないけど、許してやってくれないか?」
「許せと言うのか!?」
「この通り…」
オーリスはファメラに頭を下げた。
「なぜオーリスが頭を下げるのだ?覗かれた時はここにはいなかったのだろ?」
「そいつもきっとわざとじゃないと思うし、それに実際は裸を見たわけじゃないよーだし」
「オーリス、お前犯人を知っているのか?」
「知ってるけど教えないぞ。昔の借りがあったりするからな」
「オーリス、犯人を庇うのか?」
「……」
ニッコリと笑って返事をした。
「そこまで言うなら、オーリス同様その犯人の言っている事も信じてやろう。私と子供達の恩人に免じて今回だけだからな!」
「サンキュー!あー、それとコカトリスとは争うなよ。アイツらにもそー言ってあるから。あっちからは来ないと思うし、困ったら助け合うよーにも言っといたから一緒に暮らしたらどーだ?」
「オーリスお前、コカトリスを配下にしたのか?」
「配下と言うよりは…イェッサー!的な?」
「どーゆー意味だ?」
「細かいことは気にするなよ。まぁー仲良くやってくれ!それじゃーなー!」
オーリスはファメラに別れを告げ皆が待つ場所に戻る。
だいぶ間が空いちゃいました。
すみません!
嘘つきな猫です。
携帯の充電消費が激しいので、電車で書き溜めるのができなくなりつつあるので買い替えようか検討中(°_°)
多分次で終わって、次の次から新章始めたいと思います!
今後もよろしくお願いします!
ブックマ、評価に感想よろ!




