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末席魔王。オーリス・ロイスは今日もサボりたい。  作者: 嘘つきな猫
第4章 人間と魔族 編
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食事の後は眠い

「ん…ここは?」

「おっ。よーやく起きたか。魔法が効きすぎて未来永劫目を覚まさないかと思ったぞ。…ムシャムシャ」


ファメラの横で飯を食うオーリス。


「肉、食べるか?」


食べかけの骨つき肉をファメラに差し出す。


「寝起きの美女が肉を食うわけないだろっ!!しかも食べかけとかっ。間接キスに…」

「それだけ元気があれば大丈夫だなっ!おーいっ!」


ベッドから飛び起きオーリスを叱りつけるファメラを見て、オーリスは外の誰かに声をかけると立ち上がり部屋を出で行った。


「「「ファメラ様ーっ!!」」」


オーリスと入れ違いで子供達が元気よく雪崩れ込んでくる。


「おぉ…お前たち。元気になったのか…そーか、そーか…よかった……」


ファメラは子供達を力強く抱きしめた。


ファメラと子供達がコカトリスの石化から回復…いや、再生し感動の再会を果たしていた頃、1番の功労者とも言えるファウスは何をしていたかと言うと……。


「ファウス様っ!凄…いっ!!」

「まだまだ俺の本気はこれからさっ!!」

「もー…だめ…」


案の定なので割愛。


部屋を出たオーリスはグリとタメトスが待つ外に出て帰り支度をさっさと始めた。


「それにしてもグリ…ますます…何と言うか…凄くなったな…」


オーリスの片腕を食べたであろうグリの身体つきが明らかに違う。

筋肉量が増加したせいか、なんかゴツゴツしている。

それに眼つきの鋭さに加え爪に嘴も立派になり、まるで数ヶ月前の可愛らしかった姿が嘘のように思えてくるほどだった。


「これも全て、オーリス様の(片腕の)お陰です!!今後の活躍をご期待下さいっ!!」

「お、おぅ…。タメトスはー…」


「私ですか?」

「ふぅー。お前は相変わらずの亀でよかった」

「何か腑に落ちない言われ方ですね…」


「所でオーリス様、用事はもーすんだのですか?」


グリが質問する。


「とりあえずは無事に解決したかな?一応、ここら辺のコカトリスは全部狩っておいた方がいいか。せっかく治したのにまた石にされるのも癪だしな」

「それでしたらお手伝い致します!」


「いや…大丈夫と言いたいところだけど広範囲だからな。それに今のお前ならまぁー大丈夫か」

「私も是非…」


「お前はやめとけ。石にならないとは言えその歩く速度だとかえって邪魔」

「邪魔とはなんですか!?これでもかつては地上に竜ありと恐れられた…」


「はいはい。わかったわかった。ならお前はここら近辺の護衛でもしててくれ。ファウスも置いていくから心配はないだろうけど」

「そーゆーことでしたらお任せ下さい。何人たりともこの村への部外者の侵入は許しませんのでご安心して狩をお楽しみ下さい」


「楽しみに行くわけじゃないんだけどな…」


タメトスとファウスを残し、オーリスとグリはコカトリスの殲滅に向かった。


「オーリス様。コカトリスを殲滅ってことは絶滅しちゃうかもしれませんがいーのですか?」


「何か駄目なのか?」

「一応、私も魔物でなので生態系とか種の保存とか色々気になるのですが」


「なるほど。ん…まっ。そこら辺は俺の知ったことじゃないからからなっ!そーなったらそーなっただ!けど、話がわかる相手がいれば考えてもいーけど。そっちの方が楽だし。もし、逆らうなら絶滅もやむなしだな」

「オーリス様がそー言うなら殲滅するのみですっ!!」


やる気満々のグリを見てオーリスの感が一瞬ざわついた。


「おっ。さっそく向こうの方に魔力を持った奴がいるな」

「でしたら私はこちら側の相手をしてきますねっ!」


「一応、気を抜くなよー」

「お任せ下さいー」


そう言ってグリは地上に降りていった。

そしてオーリスも珍しく率先して……働くわけがない。


ここの所働きづめだった事もあり正直なところ、コカトリスを殲滅するとは言ってみたものの面倒だと言うことに気づいてしまった。


「ふぁー…ん。食事の後は眠くなるな…グリがあんなやる気になってるわけだし1人…いや1匹でも大丈夫だろ」


コカトリスの殲滅を少しばかりグリ任せ、オーリスはしばしの仮眠をとることにしたのだった。


地上に降りて平らな場所を探し空を見上げながらすぐに眠りにつく。


「今日もいー天気だ……zzz」


その頃タメトスは村の護衛のため周辺をゆっくりな足取りで見廻り続け、グリはグリで無双状態に入っていた。

ファウスは…良い子には悪影響なので割愛。


コカトリスを見つけた瞬間に頭を爪で切り裂き、掴んではネジ切り、嘴で潰し続ける。

大人、子供関係なく無慈悲にオーリスの指示通り殲滅を続けた。


「さぁー出てこい。そこら中にいる事は分かっている。出てこないのならこちらから殺しにかかろうと思うがいいか?」


「…………」


気配はするが返事はない。


「ふんっ!一応知らせておくが、この一帯は魔王オーリス・ロイス様の支配下に置かれる事になった。よって勝手な行為全てが魔王オーリス様への反逆となり、一族全てが処罰の対象となる。いくらトリ頭でも言っている意味はわかるな?それと、私はオーリス様の命令でここにいる。目的はコカトリスの殲滅。つまりお前たちの種族の根絶が目的…それともう1つ伝える事がある。オーリス様は誰よりも優しく立派な魔王である。そんな慈悲深いオーリス様はこんなことも言った。我に従うなら慈悲を与え種族の根絶はしないと。さぁーどーする!」


「「「「…………」」」」


「はぁー。仕方ないですね。すみませんがオーリス様のために死んで…」


「お待ち下さいっ!」


くたびれ年老いたコカトリスが1匹、グリの目の前に姿を現した。

その姿は身体中古傷だらけで額にも誰かに斬られたような傷を残し、歴戦の猛者を思わせるだけの十分な風格があった。


「コカトリスの種族長代理をしているものです。お話をさせて頂きたい」


「いーですよ。手っ取り早くお願いしますね。オーリス様が待っておられるので」

「お時間は取らせません。私どもの種族長が最近誰かに討伐されたようなのですが、その相手はもしかしてあなたが言う、魔王オーリス様なのでしょうか?」

「あー、それはオーリス様ですね。あのコカトリスが長だったとは。今は妖精族の守り神として石像になってますよ」


「そーでしたか」

「そーです。それで答えは?」


「それは1対1の戦いだったのでしょうか?」


質問で質問を返された事に若干の無駄を感じるグリ。


「我ら種族に大切な問題なのです。知っているならばお教え願いたい」

「当然オーリス様だけで戦ったよーな…と言いたいところだが、正直そこまで記憶力がよくないから覚えてない!ただ、オーリス様が本気で戦ったとしたら瞬殺なのは確かだ」


「そーでしたか」

「で、どーするの?」


「我々も多少の知恵を持つ者もおります。魔王様に逆らうなどもってのほか。是非我らにご慈悲を…」


「オーリス様に従うならきっと慈悲を下さると思うけど、一応確認しないといけないからコカトリス全員集めておいて」


「遠くに散っている者おりますのですぐには…」

「なら、とりあえず集めれるだけでいーかな?」


「わかりました」


コカトリスにそう言うとグリはオーリスを探しに飛び立った。


だいぶ投稿が遅れてしまい申し訳ありません!

でもやる気はあるんです!

許して!(°_°)


嘘つきな猫です。


そろそろオーリスをロイス領に帰らせます!

今後ともよろしくお願いしまーす(^○^)


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