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転生後最強へ  作者: MI.ry
2章 王都編 1部 王都〜入学式まで
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黒歴史

皆さん、黒歴史と聞いてドキッとする方もいるんじゃ無いですかね?もし、いたなら、仲間ですね。

王都


「すげぇ〜」


心の底から思った言葉だった。


転生前はそれなりにでかい都市にいたから何も感じないかなと思ったけど意外と10年も大きい街を見なければどんな物でも目新しく感じるな。


「ルース、これから住む家に向かおうと思う」


何故かドヤ顔のカーボン。足が進み始める。


それにしても、凄い賑わいだな。どこを向いても人がいるよ。ここまで人がいるのは予想してなかったな。


門を入ってすぐ3つの大きい道に別れる。西の門に向かい左側の道と東の門に向かう右側の門。今、僕達が進んでいるのが南の門に向かう道である。街は直径100kmの城壁がグルンと一周囲んでおり中心に向かうにつれて住んでいる人の階級が上がっていく形になっている。別に中心に一般人がいないと言う訳では王都は6個の大きい道があり中心はそのうちの2本の合流地点なのでかなり賑わってる方である。


「おじいty・・・・お父さん今どこに向かってるの?」


「シューカから聞いたのか。あと少しで着くから待ってろ」


正直なとこ、あと少しが本当にあと少しでない事を願いたいな。ここって地球で言う一等地だよね?貴族っぽい人がうじゃうじゃいるんだけど。


ルースの願いは儚く散る事になる。目的地は、中央からかなり近く王城が目視出来るほどの距離だった。


「ほら着いたぞ!ここがこれから俺たちが住む家だ!」


やはりドヤ顔をするカーボン。


カーボンがこれから住む家と言ったのは、他の家とは少し違う雰囲気を纏った家だった。家自体は、他の家よりかなり大きいが随分使われてなかったのか荒んでしまってる。草が生い茂り、家にツルが巻きついてしまっている。


「とりあえず、中に入ろう」


「それも、そうね。中に入りましょう」


中は案外綺麗で少し荒れてはいるが掃除をすればすぐ綺麗になりそうな雰囲気だった。それにしても広い、外から見た時も思ったがかなり広いな。見た感じプールや図書室に研究室まである様子だ。


「なんで、こんな広い家なの?」


普通に考えればこんなに広い家はいらない。3人で住む家なんだから以前まで住んでいた大きさの家で十分な筈なのに軽く10倍はある家に住むんだから聞きたくもなる。


「ああ、二人で相談しているといろいろな要望が出てきてな?それを全て揃う条件の家がここしかなかったんだ。別に、お金の心配は無いぞ。ワンコインだったから買ってきた。一括払いしてきたから安心」


お金の、心配している訳じゃ無いんだけど・・・・


「なるほどね。あと1つ聞くけどおばあt・・・・お母さんは?」


なかなか慣れない。やはり、長年おばあちゃんやおじいちゃんと読んでいただけあってその癖はすぐに治らなそうだな。


「ああ、シューカか?それなら、ほれ」


すると、カービンはおもむろに後ろを指をさす。


「?」


そこにいたのは、自分の肉体はもちろんのこと魔法や掃除道具を巧みに使い物凄い勢いで掃除して行くシューカだった。


この家来て数分で掃除し始めるとか切り替え早いな。


「ルース、庭の草刈りして来てくれない?」


「別にいいけど」


「あー、シューカ、草刈りさせる前に先にルース借りていい?」


「別にいいけど、どこか行くの?」


「ギルドにな」


「ああ、なるほどね。いいよ、連れってて草刈りは帰って来てかれで良いから」


「ありがとう。そんじゃあ、行くぞルース」


「まあ、とりあえず着いて行くね」


そして、入ったばっかの家から外に出て更に中央の方へ歩いて行った。


それにしても、外からでも掃除してる音が聞こえるんだけどこれ完璧に掃除してる音じゃない。


ガッシャンやガラガラなど物が崩れる音などいろいろな音がしてる。音は完璧度を超えた夫婦喧嘩って感じだ。そのせいか、そんな家から出て来た俺たちを心なしか凄い見てる感じがする。


「おz、お父さん剣王ってなに?」


未だに慣れない。


「な!どこでそれを」


「さっき受付の人が言ってたじゃん。剣王と魔法姫と同じ名前ですね、って」


「確かに、言ってたな」


「何そんなに、焦る事なの?」


今の、カーボンは完璧に驚動がおかしい。


「特に、焦る事でも無いんだけど・・・・」


「けど?」


「ちょっとした、黒歴史」


「なるほど、把握した」


やっぱり、お父さん達のことなんだ。てか、触れてはいけない所に触れちゃったかも。


「昔、俺もシューカもこの国で英雄だの最強だの言われてた訳よ」


あ、話続けるのね。


「そのせいで、少しというかかなり天狗になってた訳で。今、考えると凄い恥ずかしい行動や発言してたなって」


カーボンは、顔が真っ赤になっていて手で顔を抑えている。周りから見ればただの変人である。


「あと、シューカの前で言うと一瞬で顔を真っ赤にして倒れるから気よつけてな」


一体、過去にお母さんはどんな黒歴史を持っているんだ?


「よしっ着いたぞ」


やっと、ギルドに着いたらしい以外と近く徒歩5分くらいかな?


外の外見は想像していたのと180度違う。なんと言うか、こう言う異世界系のラノベって地球にいた頃結構読んでいたけど、大抵、剣とか盾に斧とかが看板としてあるんじゃ無いの?今、目の前にあるのは一言でいうと、可愛らしい女の子が好きそうな外見だ。


一体、どうしてこんな外観になったんだ・・・・


ルースは、理解した。開いた口が塞がらない、ってこういう状況を言うんだな。

読んで頂きありがとうございます。そして、少しずつ、投稿ペース戻せるとか言ってごめんなさい。毎日投稿はまだ、でき無さそうです。ごめんなさい。

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