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ソンナ勇者の後日談 ~名無しの勇者の勘違い、彼が本当の愛に気づくまで~

作者:ラッコ
彼に名はない神にささげてしまったから。
いつささげたのかもわからない、ゆえにみな彼を名で呼ばず勇者と呼ぶ。

異世界ゲインで魔王を討伐し、世界を救った勇者。彼の故郷は日本だ。愛する幼馴染のもとへ帰ることを願うが、彼に想いを寄せる王女レイナは、愛ゆえに勇者の後を追って日本へと共に転移してしまう。

しかし、日本へと辿り着いた勇者を待っていたのは、5年後の世界で迎えに行った幼馴染の恋人は勇者が死んだと思い、すでに結婚していた。

失意の底で、勇者は日本での生活を諦め、自分を愛してくれるレイナと共に異世界ゲインで生きる道を選ぶ。
だが、ゲインへ戻る途中で新たな世界にまたもや勇者として召喚されてしまい、レイナと離れ離れになってしまう。

新たな世界を再び救い。ゲインに転移することを願ったが、その条件は勇者として手に入れた全てのスキルを捧げること。
彼は迷わずその力を差し出し、ゲインへ転移する。

しかし勇者を愛していたはずの王女レイナと再開した時
彼女は勇者に冷酷な事実を告げる。
「スキルを失ったあなたとは、一緒になることはできません。」
信じていたレイナの言葉に勇者は絶望し、女神の慈悲で故郷である日本へ戻る。

戻ったのは勇者が異世界に召喚された直後の、16歳の春だった。
彼は元の生活に戻るが、未来を知る彼は幼馴染の幸せを奪えず、別れを告げる。

そして5年後、彼は日本の長者番付に名を連ねるほどの富豪となっていた。

しかし彼は知らなかった、名前を失った後に知り合った人は決して彼を愛したり憎んだりしないことを。

どんな損をして全てを失っても、それでもあきらめず
勇気の力で立ち上がる勇者の物語。
失った「名」を取り戻す鍵はどこにあるのか? そして、なぜ名を捧げる必要があったのか?

この物語は、過酷な運命に抗う勇者が、名と力を取り戻し、神さえも動かす奇跡を起こす物語、ここに開幕。
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