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姉を虐げ、両親に溺愛された義妹が行方不明!? ~そして判明するのは義妹の愚行の数々!?~  作者: mimiaizu


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番外編4.フミーナの末路/○○処理施設

(フミーナ視点)



裁判の判決で私達親子は強制労働を強いられる事になり、私達親子は無理やり目隠しされて馬車に乗せられた。はじめのうちは抵抗したのだけど、騎士たちを相手に無意味なことだった。最終的に諦めて大人しくするしかなかった。



途中で馬車が止まったから、就労施設とやらに着いたみたいだと思ったのに、とんでもない話を聞いてしまった。



「お前達は男と女で働き方が違う。男の方は鉱山行きで、女の方は娼館行きなんだ。分かるだろ? 罪人が稼ぐにはそうしたほうが効率がいいってことくらいは……馬鹿には分からねえか?」


「「っ!?」」



娼館というのは女を慰み者にして稼ぐ場所のことであり、かつて私も嫌々働いた場所のことだった! 冗談じゃないわ! また、あんな所で働くだなんて!



夫のリーベエが文句を言っている、自分のことだけ……私のことも心配しなさいよ!



「待ってよ! 私たちが娼館へ送られるなんてあんまりだわ!」


「お母様、娼館ってなんなの……?」



ワカマリナがなにか呟いているけど答える暇はないわ!



「ああ、お嬢さんは知らないみたいだが娼館ってのは女が体で金を稼ぐ仕事だよ。太った男でも老けた男でも見にくい男でも金を支払えば女は体を捧げなきゃってわけさ」


「へ…………?」



別にそんな馬鹿のために言わなくてもいいでしょ! っていうかワカマリナも察しなさいよ! 本当に馬鹿な子になったわね! こんなの生むんじゃなかった!





結局私とワカマリナは抵抗したけど何も変わらなかった。しかし思えば当然だ。多くの人に迷惑をかけて多額の借金と慰謝料を思えば、娼館送りも仕方ないのかもしれない。でもやっぱり憂鬱だ。また、好みじゃないおっさんの相手だなんて……。



総覚悟したのに、娼館で駄目だしされることになった。



「あんたらじゃだめだね。母親の方は違法な化粧を使っているせいで後遺症が見られるし、何よりも素顔が老け過ぎだ。客は取れないね。娘の方も太りすぎてるし顔に殴られたあとが残ってる。ちょっと無理だね」



娼館の店主にそんなことを言われてしまった。屈辱だわ。これでも多くの男を虜にしてきた自身があったのに!



「だが、娘の方は傷が治って痩せれば使える。せっかくここまで来たんだ。この二人は別の場所で働いてもらおう。騎士さん、どうかな?」



え? 別の仕事ができるの? それなら……



「そうですね。では、この二人はしばらく糞尿処理施設で働いてもらいます。数日後にもう一度見てもらって利用できそうならこちらで使っていただくということでいかがでしょうか?」



は? ふ、糞尿処理施設?



「ああ、それでいいよ。その時までお預けってことでよろしく」


「はぁ!?」



私は思わず声を上げた。糞尿処理施設なんておかしいでしょ!? なんでそんな話になるのよ!? ワカマリナの体型と顔が問題なら病院行きにしなさいよ!



「お、お母様……」



ワカマリナが震える。流石にどういうことをさせられるのか理解したみたい。だからこそ、私と一緒に暴れて抵抗を始めたんだけど、やっぱり無駄だった。





糞尿処理施設とやらに連れてこられた私とワカマリナは分厚い服とマスクとヘルメット姿にされる。ワカマリナは嫌がったが、私が激しく叱ることで嫌々着た。私も嫌だけどこの格好が仕事に適しているということくらい私でも分かる。周りの者がみんなこの格好で文句を言っていないし、周りに合わせたほうが今後ともいいくらい熟知しているからだ。ワカマリナはそれが分からないから駄目になったんだ。



心の中でワカマリナに苛立っている間に仕事場への扉が開かれた。そして、すぐに顔をしかめた。



「臭いですわ……」


「こ、これは……」



思わず花を摘む……じゃなくて鼻をつまむ。あ、すでにマスクをしているんだっけ。そんな事実を忘れるほど耐え難い臭気が私達を襲ってくる!



……糞尿処理の施設だし、こんな匂いも当然か。貴族の私がこんな匂いに襲われる日が来るなんて……。



「お、お母様……嫌です! わたくしはこんな所で働きたくありません! 助けて!」


「……やるわよ」


「お母様!」



冗談じゃない。助けてほしいのはこっちだ! だから何も言わず黙々と作業をするしかない。娼館の店主が数日後に私達を見直すまで。



それまでの辛抱……そう思っていたけど、私に待っていたのは結局絶望だったと思い知ることになる。


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