ログインボーナス315日目 ハイウエストパンツ-
朝起きると女体化していた。
もう慣れてきた。いつものようにとさえ感じる。
普段よりも少し華奢になるとか胸が大きくなっているとか、それらで気が付く前に髪の毛の長さで気が付く。
イレギュラーだからだ。
男性時の時には朝起きて髪が1メートルほど伸びていました。なんてことはなかった。
同じ布団には配達員さんはいなかったが、少しだけ空間が空いていた。
猫なんかを飼っていたものにはそこに詰まっていただろうに。
洗面所の鏡で今日の身長を確認する。
鏡の前の青色の髪の美少女は165±1くらいだった。
分からない。
配達員さんが着せたい服なら10cmくらい身長が下がるだろう。
その配達員さんは、炊飯器から漂う少しだけ香ばしく甘い匂いのする台所を通り過ぎ洗面所に至るまで確認できなかった。
シャワーでも浴びるかと思い、すっぽんぽんになった私。
流れるように無意識にシャワールームの扉を開いて中に入って目を開けると配達員さんの部屋にいた。
「蒼井さん朝から大胆ですね」と普通に配達員さん。
本日の配達員さんの格好は明るいグレーのブラウスに黒めのスキニーパンツ。
パンツはいつも履いている物とは違ってハイウエスト。
あはは、今日のシャワールームは配達員さん部屋に繋がっていたみたいだ。
数歩下がってみたものの、後ろに既にドアはなく尻もちをついた。
「大丈夫ですか?」と優しく引き起こしてくれる配達員さん。
「大丈夫じゃないです」
「とりあえず私の服着ますか」
「はい」
「これ、今日のログインボーナスのハイウエストパンツです」
「はい」




