第41話 「冥土喫茶」 エリア:貿易都市サウザン(中心部)
「キルアさん、どうして俺たちはメイド喫茶にいるんですか?」
俺はキルアさんに問いかけた。
「冥土喫茶? 何よ冥土喫茶って、ここは奉仕喫茶よ」
「大して変わらんわ! 俺が聞きたいのはどうしてこの場所にいるからだ!」
思わず声を上げてしまったが、仕方がないことだ。
キルアさんの案内でアルバイト先の店に向かったら、サウザンの中心部にあるメイド喫茶に連れてこられたのだ。
もう、わけがわからないよ……
「変態くんは理解力に乏しいのね」
「悪かったですね、理解力に乏しくて!」
「もう、まったくよ」
「もう俺のdisはいいんで、さっきの質問に答えてください」
「……ディス?」
「この人面倒くせぇ!」
いくら話を先に進めようとしても進まない。
それはまるで、目の前を巨大な壁に遮られたかの如くの絶望。
誰か超大型巨人呼んでくれ、マジで。
「あーもう、そんなに大声出さないで変態くん」
「誰のせいで大声出してるのかわかってますか!?」
「え、わからないんだけど……」
「自覚無しとか尚更タチが悪いですね!」
ヤバイ、マジでらちがあかない。
この会話のキャッチボール終わる気がしないぞ。
どうしたものか……
「さーて、そろそろここに来た理由を話すわね」
「結局話すのかよ!」
「変態くんで遊ぶの飽きちゃったからねー。シャルルちゃんとシェリーちゃんも待ってるだろうし」
「俺で遊ぶのやめてくださいよ……」
「い、や、よ」
ニッコリと微笑みながらそう告げてきたキルアさん。
「これからもこんなやり取りが続くのか……禿げそう」
「ふふふ〜、自分の将来の髪の毛の心配をしている変態くんは放っておいて、この場所に来た理由を話しましょうか」
なんか俺が髪の毛の心配してるみたいになってるんだけど。
まだ、心配はしてない。
まだ……
そ、それよりもキルアさんが俺たちをこの場所に連れてきた理由を聞かねばな!
「さて、あなたたちをこの場所に連れてきた理由だけど……この奉仕喫茶があなたたちのバイト先だからよ」
「「「……は?」」」
俺たち3人は頭にクエスチョンマークを浮かべていた。




