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丘の上で結わう花  作者: pan
第2章 来たる文化祭、そして
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幕間 駈と結花のやりとり①

あまり本編と関係ないです。

 まさか自分が文化祭実行委員になると思わなかった(かける)は、帰宅後制服から着替えることなくソファでぐったりしていた。

 初めての経験と慣れない行動に心身ともに疲弊していたらしい。


 何もせず背もたれに首を預けながら天井を見上げていると、ポケットに入っていたスマホが振動した。



〇ゆいか

『駈さん!』

『早苗ちゃんどうしたんですか! 具合悪そうでしたよ!』


◇駈

『それは寝る間も惜しんで夏休みの課題をやっていたからだな』 既読


〇ゆいか

『そうだったんですね』

『いつもより元気がなく、怖いくらいに静かだったので心配してました』

『そういえばこれ見てください!』

『早苗ちゃんたちから貰いました』


◇駈

『この前言ってたストラップのことか』 既読


〇ゆいか

『ですです』

『駈さんたちと同じでお揃いなんですよー、嬉しいです』


◇駈

『良かったな』 既読


〇ゆいか

『はい!』

『駈さんは夏休み明けの学校どうでした?』


◇駈

『ちょっと面倒なことに巻き込まれて、いつもより疲れたな』 既読


〇ゆいか

『えー! 大丈夫ですか?』

『何かあったら話聞きますよ?』


◇駈

『そんな大層なことではないんだけど』 既読

『文化祭の実行委員を任されて……』 既読


〇ゆいか

『すごいじゃないですか!』

『でも駈さんがそういうのやるなんて想像もつかないです』


◇駈

『まあ俺からじゃなくて半ば強制的にというか……』 既読


〇ゆいか

『もしかして推薦されたとか先生から指名されたって感じですか?』


◇駈

『そういうこと』 既読

『担任が速人にやらないかーって聞いたけど、できないからって俺に押し付けてきた』 既読


〇ゆいか

『信頼されてる証拠じゃないですか』

『実行委員ということは、放課後とか普段登校がない日も学校に行ったりするんですか?』


◇駈

『そこまで考えてなかったな……』 既読

『というか昨年は参加していなかったも同然だったからどれだけ忙しいとか分からないな……』 既読


〇ゆいか

『……駈さんらしいですね』

『文化祭っていつ頃やるんですか?』


◇駈

『確か10月の最初らへんだったかな』 既読


〇ゆいか

『そうなんですね!』

『それまでは実行委員として頑張ってくださいね!』


◇駈

『おう』



「ふぅ……」


 結花(ゆいか)からの連絡にひと段落ついた駈はスマホを置き、また天井を見上げる。


 明日から始まる文化祭準備期間。

 どれだけ大変か、そもそも実行委員になったことすら未だ実感が湧いていない。

 とにかく今は昼食をとって、疲れを癒そう。


「いって!!」


 足元の注意が散漫になっていたのか、テーブルに足の小指が当たってしまった。

 あまりの痛さに大声をあげて、その場にしゃがみこんでしまう。


「……何してんの、お(にい)


「あ、早苗(さなえ)。おかえり……」


 変なタイミングで帰宅してきた早苗の冷ややかな目線を気にしている余裕がないほどの激痛。


 なんだか今日は踏んだり蹴ったりの一日だ。

 こんな調子で文化祭実行委員が務まるのだろうか。

今回の章からこんなものを入れていこうかなと思っています。


お読みいただき、ありがとうございます。

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