死刑確定!
「お帰り、ハーベル」
「よし、これで済んだな!」
と帰ろうとしたその時、
「何してくれちゃってるのかな?」
「すごいプレッシャーだ!」
「せっかくの生け贄をどこへやった!」
「まさか、こいつが召喚された悪魔?」
「お前ら、全員、死刑確定!」
「ハーベル、こいつはヤバい!サリエルの比じゃねい!」
「サリエルなんかと一緒にしてもらっちゃ困るな、あんなのゴミだよ」
「どうする?ここは一度引くか?」
「馬鹿なの?逃がすわけないでしょ!」
「とりあえず、お前から死にな!」
悪魔が軽く手を動かすと、リヴァイアの身体が宙に浮いて一瞬で壁に叩きつけられた。
「うはあ、」
「リヴァイア!」
俺は、一瞬で近づき抱き抱えると回復魔法をかけた。
「ありがとう、ハーベル、油断しました•••」
「お前、何者ですか?」
「お前こそ名を名乗れ!」
「これは、失礼!魔界の王子、ダリアンだ!」
「俺は、人間界の神のひとり、ハーベルだ!」
「神?笑わせる!お前みたいな貧弱なヤツが、神?」
「ははは、」
「みんな、自分のもてる力の全てをぶつけるんだ!」
「分かった!」
「ここは、狭い外へ行くぞ!」
一瞬で移動すると、ダリアンも一瞬で着いてきた。
「やはり、逃げられそうにないな!」
「さて、どいつから死ぬ?」
「ちょっと待て、お前が死んだ後あの門はどうなる?あの門を消す方法はあるのか?」
「そんなこと教えるわけないだろ、バーカ!」
「どうせここで死ぬんだ、そのくらい教えてくれてもいいだろ?」
「お前らを殺して、生け贄を使って悪魔の大軍勢で蹂躙して、はいおしまい!」
「どうせ、設置した俺様を倒さない限り門は消えないけどな!」
「ハーベル、ナイス!」
「意外とチョロいでござるな」
「まだ、ガキってことだな!」
「それだけ聞ければ十分、さあ殺ろうか!」
ダリアンが、ハーベルめがけて怨霊の塊を無数に放った。
一瞬で避けると、ダリアンの首もとにナイフを切りつける。
紙一重でかわすと地面へ叩きつけた。
攻防が繰り返される。
「全然、見えないんだけど!」
「眼で追うのがやっとでござるな!」
「お前、なかなかやるな!俺様の下僕になれ!」
「いや、無理だな!お前ここで死ぬしな!」
「なにお!」
「俺たちは、自分にできることをしよう!」
「戦いは、ハーベルに任せて!下手に手を出すとかえって邪魔になる」
「そうね。私は水神法でいざというときのサポートに徹するわ」
「このままでは、この辺りがメチャクチャになってしまう」
「タオとフウマで広域結界を張ってくれ」
「了解でござる」
「分かったわ」
「俺は、何とかハーベルの手助けになるよう戦いに参戦してみる」
「じゃあ、頼んだ!」
それぞれが、素早く散らばった。
「はあ、結界?無駄なことを!」
「俺もいるぞ!」
「二人がかりでも一緒だ!」
「ホムラ、助かる!ひとりで相手は少し厳しい!」
「あくまでサポートだけどな」
「OK!」
「リヴァイア、回復頼む!」
「分かったわ、広域回復神法、ヒールレイン!」
「鬱陶しい!」
ダリアンが、リヴァイアめがけて攻撃を放った。
すかさず、ハーベルが攻撃を払い除けると、
「相手は、こっちだろ?」
「このままじゃ埒が明かないな」
「ホムラ、数秒だけひとりで相手してくれ!」
「あまり長くはもたないぞ!」
ホムラが、仕掛けた。
次回 【最後の決断】




