ハリボテの剣と仔犬の剣-1
ガタン!ガタン!ガタン!シャーーー!
工房に鉄を叩く音が響く。ここはゴージャスマートに武器を卸している工房『華豪』
『ふぅ、いつ来てもここは騒がしいな』
『ジェノサイドロアー様!こんな所へ来ては行けません。さっさ、事務所の方へ』
『あぁ』
今日この日、ジェノサイドロアーは自分が管理している店に武器を卸している工房に視察に来ていた。ここには創勇者が中心となり作業をしている。
『久しぶりだな、ミクノ』
『えぇ、そうですなぁ』
創勇者ミクノ・ゴージャスティス。華豪の工房長だ。
『今日は新しい商品の依頼に来た』
『はい、何でしょうか?』
『近々、女性をターゲットにした商品を発表する。野良犬の店は、かわいさを売り出すそうだ。対する我が店はクール&ビューティだ』
『成る程、でこれが図案ですね』
打ち合わせを終え会食の流れになる。馬車に乗り馴染みの店に向かう。途中、古い工房の前を横切る。
『ふぅ、ミクノ見たか?先ほどの工房は鮮麗さが足りない。作れる武器もたかが知れている』
『そうですなぁ。うちはジェノサイドロアー様の援助のおかげで、最新機器を使い大量生産が出来ます。従来の様に金槌を振り鉄を鍛える時代は終わりですなぁ』
『あぁ、そうだとも』
ちょうどその頃、ゴルドウルフはその古い工房に来ていた。
カーン!カーン!カーン!ジュワァァ〜
『あぁん?何だって!もっと大声で言ってくれ!』
『新商品のご相談に来ました!!』
『だったら最初から、そういいいな!キリのいいところまで待ってな!!』
『はい!』
『ただ突っ立てんのは、カカシでも出来らぁ!金槌で鉄を鍛えるの手伝いな!』
『はい!』
金槌を投げ渡されるゴルドウルフ。共に汗を流し鉄を鍛える。
カン!カン!トンテンカンテン!シュワァ、シャッシャッ
ピカーン!短刀の完成!
『いや〜手伝わせちまって悪かったな!おい、野郎ども休憩だ!茶を用意しな!』
『へい、親分!』
工房『零戦』
今時では数少ない一からの手作りで武器の製造をしている。工房長のゼロを筆頭にその子供、子分たちで工房を回している。今回、ゴルドウルフはスラムドッグマートの新商品の相談に来た。
『で?これが新しい商品の図案かい?』
『はい、今回の商品は女性に親しみやすいデザインをお願いしたいです』
『ふむ…おい、これどう思う?』
〜to be continued〜




