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52 黒い森のダンジョン攻略 1


拾ってみる、、、普通の棍棒だな。普通の生活では棍棒は見なかったが、この世界の武器屋では見た。普通じゃないな、それ。


60cmくらいの先が膨らんだ木っぽいものをたぶん削って作られた棍棒だ。こんなんより、自分の手で殴ったほうが早そうだが、感触が直接伝わらないから良いかもしれない。


なんでこんなものがここに落ちているんだ?明らかに人工物だ。まあ魔物が加工した可能性もあるか・・・?


手に何も身につけていないのも手持ち無沙汰(ぶさた)なので、とりあえず棍棒を力強く握っておく。


「まあ、、、先に進むか」


入ってきたほうではない通路を進んでいく。


すると、通路に黒い影が!!!


「ギシャアアア!」


うわーっ!こえーっ!!


オレは夢中で持っていた棍棒を振り回した。

その黒い影はもるすぁと壁に激突したたき折れて動かなくなった。


「なんだこれ、、、?」


光源が少ない中、徐々に目が暗がりに慣れて黒い影の正体が明らかになってくる。


・・・なんか木っぽいな。動いてたし、木の魔物か?


すると、木の魔物の死体が、まるで三次元と二次元との境目が曖昧になったように歪み、光の粒になって煙のように消えてしまった。


そして、なんか魔素を皮膚に感じる。吸収しているのだろうか。


「キノコさんダンジョンっぽいが、キノコさんからは魔素がなかったしなあ・・・、異世界の壁外(へきがい)の魔物からは魔素はもらえるけど死体は消えないし・・・」


ん?なんか落ちてるぞ?


木の魔物、便宜上トレントと呼ぼう、トレントの死体があったところにだ。


拾ってみる。


これは、木の実かフルーツか?


良い香りがする。食べてみるか。食べられるものの予感がする。決して食欲に負けたわけではない。


いただきまーす。



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