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3 キノコって栄養ないのになんで食べるん?
(キノコ、、、だけど、なんかでかいし、足生えてる)
少々可愛らしい風貌のとてとて歩いてくる30cmくらいのキノコさんだが、俺の足にしきりにぶつかってくる。俺のことが好きなん?
気づくと、奥の方からもう2匹ほど追加のキノコさんが駆けてくる。このままだとどんどん増えそうだ。
若干の気味悪さを感じ始めた俺は、軽いタッチでキノコさんを蹴飛ばした。なかなか蹴りやすいフォルムだ。
ちなみに、サッカーボールを手に持って始めたのがラグビーなら、ラグビーボールを蹴り始めたらなんて呼べば良いんだろうか?
そんな哲学的問答を起こさせるくらいキノコさんはボール的価値を与えてくれた。
少し楽しくなってきてしまい、3匹とも蹴飛ばしてしまった俺は、哀悼の意を感じつつも気分は爽快だ。運動って大事。
けっとばされたキノコさんは打ちひしがれて壁際にぐったりと横たわっている。すると、キノコさんの身体が、まるで三次元と二次元との境目が曖昧になったように歪み、煙のように消えてしまった。
「幻覚なんだろうか、、、」
自分の正気を疑いつつも、結局狂人に自身が狂人であることの証明はできないので、自分の感覚を信じることにした。
これは夢ではない。現実なのだと。




