10 おいお前、パスタに具材を入れすぎんなよ!?
いつもはこのまま寝床に入り、根を下ろして再び寝入るのだが、今日は眠気を覚えず、眼はむしろ冴えていた。
夜までダンジョンには入れないしなあと、ここのところ連続しているにもかかわらず飽きずにダンジョンのことを考えたところ、寝ること以外の暇つぶしを発明する必要があることが明らかになった。
( さくっとゲームでもするか・・・ )
大学生の途中から、据え置き型のテレビゲームからは遠のいたままだ。今はパソコンでもゲームはできるし、フリーのゲームも多く揃っている。
(ざくざくアクターズか、、、これは時間がとられそうだな、、、ぶきあつめにするか)
五時間お気軽に時を殺し、どうにもお腹が再度マナを求めてきたので、トマト缶と冷蔵庫に恨めしそうに残っていたニンニクとベーコンたちで、スパゲッティ・アル・ポモドーロ エ アーリオ コン パンチェッタ風にしながら、250gぐらいでパスタを作った。
コツは①ニンニクを入れるときは玉ねぎを入れないこと、②始めはオリーブオイルでベーコンだけを汗かかせること、③ニンニクは刻まず包丁で軽くつぶすだけでソースに入れること、④表記の茹で時間の半分くらいでお湯から上げて残りの時間は茹で汁を加えたソースの中に極限の弱火でじっくりと浸からせてあげること、以上だ。
イタリアのナポリ近くのイスキア島に旅をした際、airbnbで泊まった、教会近くの家に寂しく住むマンマに教わったコツだ。本当はイスキア島のトマトと新鮮なバジルの葉がないと完成しないレシピだが、東京のトマトはお化粧した未熟児しかいないからどだいここでの再現は無理な話だ。
少しバジルと粉チーズをかけてから頂く。いつもより100gは多い大盛パスタだが、美味しくできた。キノコも入れたらうまいかもな・・・おっと、またダンジョンのことを考えちまった。
食後、まだ時間があったので、近所の銭湯で安く時間を潰し、風呂上がりの牛乳を喉に入れ込んだ。
普通の人なら、もうじきおねむの時間だ。しかし、おそらく日本でオレだけが違う時間を進む。ダンジョンの時間だ!




