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『手乗りドラゴン』の思いがけない流行りについて【水瀬夏希】

遅れてすみません。

 水瀬夏希の『手乗りドラゴン』がショート動画専門のSNSでバズってから翌日。

 彼女は雑談配信の枠を取っていた。そのサムネの表情は頬をぷっくりと膨らませて怒っているようで、背景には炎のエフェクトまであった。

 タイトル的には【『手乗りドラゴン』の思いがけない流行りについて】というもの。その内容にしては怒っている理由がわからず、リスナーは困惑するばかり。

 Vtuberとしてはバズりは嬉しいことだろう。最近は3Dにもなって、バズりもあってチャンネル登録者数は活動履歴1年未満とすれば27万人とかなり好調。今回が初見の者も多く、指標となる同接数もかなり多い。最近は良いことばかりのはずなのに、何で怒り顔のサムネなのかわからなかったのだ。


 もしかして自分たちが何かしでかしたのかと、古参リスナーたちは待機場で予想しながら戦々恐々としていた。あまり配信を見ていない層も、このサムネはいつもと違うのだなと察してコメント欄は色々な推測が流れていた。

 配信が始まって、背景はいつもの雑談と変わらない夏希の部屋の風景だったため、夏希の言葉を待つことにした。


「はい、みんなこんばんちゃ!コメント欄見てたけど初見の人も多いみたいだから、改めて自己紹介するね。エクリプス所属、3期前半組FORの水瀬夏希です!予想外のね、バズりがあったから今日は緊急で雑談配信をしてるよ。本当はエリーと【SoF】を見ようとしてたのに……」


『とりあえず怒ってないっぽい……?』

『ああ、だからエリーも予定変更してたのか。でも時間変更でしょ?』

『初見です!めっちゃ可愛い声ですね!』

『歌から来たから声が可愛いのは知ってたけど、雑談の声も可愛いじゃん!』

『チャンネル登録しました』

『おお、なんか新規多いなぁ』


 急遽の予定変更、そしてバズりによる新規の視聴者が増えて、コメントの流れは早くなる。今話題の楽曲について話が聞けるということもあって普段は見ない層も見に来ていた。

 夏希はコメントを一切目で追えないくらいに早く流れるために、拾うことを諦めてそのまま話し始める。


「あのねえ、おこだよ!激おこプンプン丸ムカチャッカファイヤーだよ‼︎」


『お、おう?』

『ちょっと古くない?』

『何に怒ってるの?』

『俺ら、何かやっちゃいました……?』

『宣伝くらいで、貶すようなものはなかったはず……』


 サムネで見せても、実際に怒っていると伝えても視聴者は理解してくれない。そのことにまた夏希は胃の奥がムカムカとしてきた。

 せめて古参のリスナーくらいは気付いて欲しかったが、もしかしたら彼らにとっては夏希の怒りが当たり前のことすぎるために頭から抜けているのかもしれない。既にやっていることなので怒られる道理がないという可能性もある。

 コメントが早すぎて追えないので気付いているリスナーもいるかもしれない。普通にやっていることなのかもしれない。それでもひとまず、このバズりしか見ていない新規層は絶対に理解してくれていないのでここで釘を刺す。

 こういうのは全部、最初が肝心だからだ。


「今回のバズりはあたし1人の力じゃないの!なのにあたしのことばっかりSNSで褒めて……!特にあたししかチャンネル登録していないそこの君!今すぐエクリプス公式チャンネルと、あたしの同期のエリーとリリちゃんのこともチャンネル登録すること!概要欄に全部URLあるから、今すぐにすること‼︎」


『怒ってるの、それ?』

『あー、でも仕方がなくない?踊ったり歌ってるのはなっちゃんだし……』

『公式の方は3Dお披露目があったから登録してきたー』

『エリーって、この一緒にお披露目してる子?同期の仲が良いんだね』

『リリちゃんって可愛い女の子?するするー。女の子同期とか良いじゃん』

『あ、勘違いしてるやつおる……』

『リリのアンチになったら絶対に許さない。『手乗りドラゴン』から来たのなら、絶対だ』

『だねえ』


 夏希の怒りに、納得3割、困惑3割、新規がそういうものかと色々な感情4割といったところ。

 いかんせん『手乗りドラゴン』がバズったのは女子高校生の踊ってみたなどでの拡散や、基本的にはSNSでのこと。それにバズったSNSでは基本的にタイトルくらいしか動画以外の情報はなく、その後にわざわざ操作しなければ概要などは出てこない。

 気軽に見れることが売りのシステムなために、踊っている本人ばかり名前が拡散される。どこの子だと確認されてVtuberでエクリプスってところに所属しているらしい、くらいの浅い情報は広がるが、作詞や作曲者の名前に彼女の同期の名前なんてそんなに拡散されなかった。


 元から知っているエクリプスのリスナーたちは気付くものの、それで広がるのもあくまで身内まで。一般に作詞・作曲が同期で激エモ構成なのだ、なんてSNSで教えようとしても元の動画が拡散されるばかり。バズったことで夏希を見に来た人間のほとんどは作詞・作曲の人の名前も、夏希の同期の名前も知らなかった。

 それが夏希は、嫌だったのだ。

 エクリプスはようやく結成2年になろうとしている新参者。規模だけで言えば十分中堅と言えるだろうが、一般知名度はまだまだ低い方。地上波に出たり、CMで大々的に広告が出たり、SNSで人気になっているのは最大手の事務所ばかり。

 リアルイベントなどを幕張や東京などで何度もやっているトップ層と比べたら、エクリプスの名前は全然浸透していなかった。ファンが頑張って応援しても、分母が違いすぎる。


「あのプリチーな歌詞はエリーが書いたの!動画の最後の『ずっと離さないからね』が可愛いって言ってたの知ってるんだから!なら書いたエリーのことも褒めてチャンネル登録して!役目でしょ!」


『同期が作詞してくれたの⁉︎凄いじゃん!』

『作詞する人として有名な人なの?』

『もうFOR全員登録してるんだよなぁ』

『古参はそうよね。もちろん公式も』

『エリサ様、可愛い歌詞書くから好き。『手乗りドラゴン』の歌詞全部見るの楽しみ』

『え、この子リアルJKなの?まじか』


 エゴサもして、何が受けたのかも知っている夏希。だからこそ、自分の登録者数だけがガンガン伸びて、同期の2人があまり伸びていないことが悔しかった。

 SNSの登録者数は、一旦無視することにした。あんなバズり方はエクリプスでも経験がなく、Vtuberでもかなり異常なこと。前例がないわけではないので、登録者数の増加率1位ということにはなっていないが、偉業ではあった。

 ショート動画専門のSNSでは今話題の動画としてホーム画面に34時間連続1位になっているらしく、ここ2日におけるSNSでのアカウント登録者増加数はずっとトップ。


 本業の、今配信をしている動画サイトでも日別と週別のチャンネル登録者増加数は今のところ1位になっているというのだ。それを聞いて夏希は数字の増え方にドン引きしたのと同時に、他の2人が増加していないことが嫌だった。

 そのことをドロッセルに相談してみた。エクリプスで前情報がないままバズった人は彼女だ。ネムリアやハピハピというVtuberになる前の情報から伸びた人もいるが、今回は別の事象。なのでエクリプスが今ある理由である大先輩に聞いたのだ。


「まずは一旦受け入れるしかありませんね。私もバズった時は私だけチャンネル登録者数が50万人になって、オーちゃんがすぐに10万人になったくらいで、男子2人は7万人くらいでした。3人ともそれなりに追いついてきてくれていますが、どうしても隔たりは出てしまうものです。ですが、悔しいというのは私にもありましたよ。私にできることは3人にもたくさんある。そこを見てほしいと望むのは人間として普通ですので。とはいえ、私が言って3人のチャンネル登録者数が増えるわけでもないですから。まあでも、水瀬さんなら良いかもしれませんね?」


「え?」


「私のパパとママと一緒じゃなきゃやだー!ってぶちまけちゃうのはアリだという話です。何せ私の時と違って直接の関係者ですし、何より水瀬さんは高校生ですから。わがままを言っても許されますよ。というか、可愛い女の子がお願いをしたら案外素直にわがままを聞いてくれます。まあ、こんな手段が取れるのは同期が大好きだと常日頃アピールしていて、同期もあなたのことが大好きだと見せつけているFORの皆さんだからできることですけどね」


 そのアドバイス通りに今ぶちまけている次第だ。今日こんなことをやりますというのは星空マネージャーに確認を取ってもらい、OKをもらっている。

 雑談配信で直近のバズりについて話すのは、何もおかしなことではない。そして普段から見ている人ならいつも通りの夏希にしか見えない。

 イメージが崩れることもないために、承諾は簡単に降りた。


「あと、作曲したリリちゃんも!あたしも踊って歌ったけど、大元の曲はリリちゃんが作ったやつだからね!そっちも登録すること!振付師さんはSNSとかやってないから名前しか載せてないけど、その人もちゃんとSNSで褒めて!」


『リリ、なんかもうエクリプスの音楽担当だよな』

『同期は優先で曲あげるって言ってたし』

『うお、なんだこのリアリティあるタヌキ!』

『へー、狸々でリリって読むんだ』

『エクリプスさん、そろそろオリジナル楽曲のアルバムとかCDとか販売しないですかね?カラオケに実装したりは……』

『確かに普通に歌いたい』


 エクリプスの楽曲だが、カラオケで歌えるのはまだ一部だ。ドロッセルのレーベル登録した曲ばかりで、その他のオリジナルソングは2曲しかカラオケにない。各音楽配信サイトで配信をしていてもカラオケはまた別。

 ファンはスマホなどで曲をダウンロードしているからこそ、他の場面でも聴きたかったり、カラオケで歌いたいのだ。

 そのことだが、エクリプスでもそこそこ話は進んでいる。リリもその周りの権利とかで色々な書類にサインをしたりしている。その公表は公式が発表する予定だ。


『え、リリちゃんって言ってたけどこいつ男かよ⁉︎』

『同期、男いるの?』

『エクリプスって男女混合箱だったんだ……』

『知らなかったんかい』

『作曲したのリリだからな?リリが作らなかったらこのバズりないんだからな?男ってだけで否定するなよ』


 コメントが一気に加速し、リリや男という単語が多かったので夏希にも読み取れた。

 だからこそ、火種になる前に爆発させる。というより、ここで言っておかなければ夏希のファンを名乗る資格がない。

 ここの線引きをしっかりとするために、夏希は宣言をした。


「あ、もしかしてリリちゃんの悪口書いた?そんな人は回れ右してねっ!あたしパパとママ大好きだから。2人のこと悪く言う人は大嫌いです。最初に言ったでしょ。『手乗りドラゴン』作ったのはパパとママなの。2人がいないとあの動画できてないの。男だからってパパを否定する人はあたしのファンを名乗らせないから」


『パパとママぁ?』

『え、え?実の父親なの?このタヌキ……?』

『霜月って子、可愛いけどこんな大きい子がいる母親なの……?』

『家族で同期のVtuberやってるってこと⁉︎新しすぎぃ!むしろ推せるっ‼︎』

『やばい、誤解が広がる⁉︎』

『まあ、発言的にそうとしか読み取れないから……』

『新規落ち着けぇ!なっちゃんは同期の2人をパパとママに見立ててるだけなんだ!2人の娘になりたいと豪語してるだけだから!おそらく2人とも20代だからぁ⁉︎』

『普通にお兄ちゃんお姉ちゃんとして、同期として慕ってるだけだから!これが平常運転だから受け入れろ新規ども!』

『これが平常運転はそれはそれで問題では?』


 ここで取り繕う意味もなく、この在り方を受け入れられないのならファンなんて長続きしない。だからこそ夏希は現実を堂々と見せつけていた。

 コメントでもSNSでの呟きでも、同期の2人を傷付けられるのは嫌だった。だからこそ、注目されているからこそ言葉をしっかりと残す。

 切り抜きをいつもしている人が切り抜きをしてくれないかと思いつつ、いつものスタンスは絶対に崩さなかった。

 ある程度事情が飲み込めて、コメントも落ち着いて選別もできた頃合いで楽曲とバズりについて話し始める。


「正直、こんなバズりは想定してなかったんだよね。FORで話したけど、エリーもリリちゃんも困惑してた。絶対何か変だって。あんな15秒くらいのサビ部分のダンスだけでこんなにバズる?しかも動画が上がったその次の日にはもう踊り界隈の人たちが踊ってるし、女子学生が踊ってるし。学校でも女子がその話題をずっとしてるし……。なんでぇ?」


『まあ、最近のバズりだとめちゃくちゃバズったな』

『キャッチーでポップな曲調と、覚えやすく可愛いダンス。歌詞も女の子女の子してて可愛い。火が付いたらこうなるのも当然だと思うわよ?』

『あのSNS、流行りを取り入れるの早いよな。バズりにはすぐ反応してる。女子の嗅覚ってどうなってるんだ?』

『ああいうのは流行りに乗っかってバズって収益を得て、ついでに芸能界デビューしたいっていう女の子ばかりだぞ。しかもホーム画面にオススメが出るから流行りは追いやすい』

『あのSNSってそんなことになってんの……?っていうか、あんなところから芸能界デビューなんてできるの?』

『女優、アイドル、モデル、配信者。地下アイドルとか割と声をかけられることも多いらしい。成功例ももちろんいる。ただ、大体は詐欺だったりするから、騙されたみたいな報告も結構あるぞ』

『闇深ぁ……』

『なっちゃんの学校でも話題になってるんかいw身バレとかしなかった?』


 今の所、身バレをしている様子はない。学校での夏希は友達も少なく、特にVtuber関係の話は出してすらいない。友達と遊びに行くことはほぼなく、放課後はバイトをしていると言っているのでそこまで交流も深くない。学校では大人しくしているタイプなので、活発な水瀬夏希とは特徴が一致しないだろう。

 バズった理由としては、真似をしやすいダンスだったことと、やはり可愛い系の曲調と歌詞なことが大きいようだ。リリとエリサが褒められて夏希としても鼻高々だった。


『男子が罰ゲームで踊ってみた、とかも投稿されてるな』

『ノリノリ男子の可愛いやつもあるぞ』


「え?男子も踊ってるの?」


『踊りで有名な男性ダンサーさんも踊ってた。こういう人たちの嗅覚って凄いよな』

『学生のはいわゆる学芸会的な感じだけど、プロが踊るとちゃんと可愛いのなんなん?』

『オススメで流れてきた時は噴いたわ。タグでなっちゃんの名前がついてるから、タイムラインに流れてくるのよね』


 男子や有名な男性ダンサーも踊っていると聞いて、夏希は気になって見に行った。確かに男子学生も制服で踊っているし、紫の服を着たイケイケなお兄さんもキレキレのダンスを踊っていた。

 夏希としてはただ本来の曲への導線になるようにとショート動画であげただけなのに、ここまで波及してしまうと何が何だかという感じだ。

 この配信をしていてまだ右肩上がりをしていくチャンネル登録者数からは目を逸らした。別媒体とはいえミリオンを達成する初めての動画が切り抜きの踊ってみた動画というのはなんだか複雑な気分だった。


「まあ、話したいことは話せたかな。あとはまあ、告知があるからそれを発表して終わりにするね。この後エリーの枠で『SoF』を見に行くから、チャチャっと終わらせるよ」


『終わりかー』

『告知あるの⁉︎』

『まさか……!』


「『手乗りドラゴン』、フルの動画がこの後19時に上がります。全編3Dでね、頑張って踊ったので見てください。あと、もう1つ告知があって」


『この後⁉︎』

『フルやったー!』

『まだあるの⁉︎』


 話しつつ、設定を整えていく夏希。用意していた動画の準備ができて、切り替えの準備もして。

 その発表をする。


「もう1個はね。動画があるからこっちを見てね。こっちもショート動画だから」


『動画!』

『まさか、エリーとリリ、やったのか……⁉︎』


 BGMなどを止めて流したのは『手乗りドラゴン』のclassic arrange versionと書かれたもの。

 そちらはイラストでの動画で、夏希が描かれた小さなドラゴンを両手で包みながら眠るようなイラストだった。曲調も原曲と変わっていてゆったりとしたノスタルジーを感じるもので、同じ曲なのにここまで変わるのかという感じだった。

 そちらも20秒ほどの動画。終わった後、動画を止めて配信画面を戻して、BGMも戻した。


「はい、というわけで『手乗りドラゴン』のclassic arrange versionです。リリちゃんが2日でやってくれました。というのは冗談で、最初から原曲とアレンジバージョンセットでの発表予定だったんだよね。イラストはアルマ次郎先生がドラゴンとか背景担当で、あたしがヴィクトーリア先生の共同イラストです。やったね!」


『リリー!あの野郎、やりやがった‼︎いくらアレンジとはいえ、2曲だと⁉︎』

『エリーのママとリリのママのイラスト⁉︎こっちはイラストとか力入れすぎでは⁉︎』

『はえー、かわよ』

『20万人記念とはいえ、関係者頑張りすぎでは?』

『kuruminn:私も関わりたかったのに……!あの2人、これを知ってて嘲笑ってたんだ!許さないぞー!アルマ次郎とヴィクトーリアぁあああ!』

『本当のママ来てるやん』

『確かに唯一仲間はずれか?』

『どうせ何かに関わってるって』


「あ、kuruminnママー。なんかヴィクトーリア先生がどうしてもあたしを描きたくて、アルマ次郎先生がドラゴン描きたいってゴネたって聞いたよ?」


『kuruminn:ヴィクトーリアは狐大好きだから……!アルマ次郎はあのやろー、本当に許せねえ!』


 そんな絵師とVtuberの親子の会話もありつつ、雑談配信は終了。配信を見ていた人はそのまま公開される動画に飛ばされるような設定がされていて、彼らはそのまま『手乗りドラゴン』の歌ってみた動画を見ていた。

 その後19時半からエリサの枠で【SoF】を見るコラボ配信をしていた。冒頭で曲の話もしつつ、エリサが操作するゲーム実況を観客として楽しむ夏希。


「うわー、やっぱりドライグの声かっこいい……。これが高校生なんて信じられないよぉ」


「凄いよねえ、間宮君。パーティーキャラじゃないから、あんまりボイスは聞かせられないけど」


「うん、それは残念だけど。敵なのかなぁ?模擬戦で戦えたけど、どんな理由で敵対するんだろ?」


 それからしばらくイージーモードを続けていって。

 イベントが進み、その決定的な場面に出会してしまう。


「え、ええっ⁉︎どういうこと⁉︎」


「操作するの、主人公だけ⁉︎1対1っ⁉︎」


 エリサの操作でドライグと敵対することになる。

 どうにか勝ったエリサ。だがその代償に、それ以降イージーモードで間宮光希の声を聞くことはできなかった。

 ドライグを殺してしまったからだ。


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