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神様からの贈り物  作者: 仰木 桂
7/8

仮面の下の素顔

『…ごめんね?その願いは…叶えてあげられ

ないんだ。その【少年】は……

すでに還る身体を失ってしまったから……』



仮面の奥で、悲しげに揺れる瞳が

詠真を捉えたまま歪むーー・・・



『でも、君はまだ間に合う。君にはまだ還る

身体があるから…僕はその為に、君を待って

いたんだ。だから…最後の【願い】を言って?』



そう言って、仮面を外した少年の顔は…



『ヒロトお兄ちゃんっ!?』



一年前、詠真を庇って死んだはずの大翔(ヒロト)だった。



『神様にお願いしたんだ。僕の【魂】を捧げる

代わりに詠真ちゃんを生き還らせて下さいって…

今度こそ健康な身体になって、好きな事いっぱい

出来るように……』



『そんなのダメ!ヒロトお兄ちゃんが

エマの代わりに消えちゃうなんて…絶対ダメ!!』



泣きじゃくり、必死に首を横に振り続ける

詠真の頬に、優しいキスが下りる。




『…約束だよ?幸せになって…僕の分も…』



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