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神様からの贈り物  作者: 仰木 桂
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詠真の本当の【願い】

『…ねぇ?詠真(えま)ちゃんは、自分が生き還りたいと

思わないの?どんな願い事でも叶うのに…』



再び、刻の狭間に戻って来た詠真(えま)に問い掛ける

少年の表情は…何処か悲しげだった。



『エマはね…もういっぱい貰ったからいいの。

パパとママ…お姉ちゃんに、たくさん愛して

もらったから!だからね?最後のお願いは…』



突然、詠真(えま)の表情が曇り…その大きな瞳からは

涙が溢れ落ちそうになっている。



『もし…本当に生き還れるなら…一年前、エマを

庇って死んじゃった、ヒロトお兄ちゃんを……

お兄ちゃんを、エマの代わりに生き還らせて!』



大きな瞳から惜しげもなく、ボロボロと

涙を溢しながら…少年を見据える詠真。



一年前、横断歩道を渡る途中で発作を起こし

動けなくなった詠真を庇って、車に惹かれ

亡くなった、6歳上の幼馴染みの少年…

大翔(ヒロト)を生き還らせて欲しいとー・・・





でも、その願いは……



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