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黄昏時に  作者: 紲結、
オカルト研究部
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15/17

現実『2』

その後オカルト研究部の部室に集まり神凪先輩に質問を投げかける


「説明してください私の目について、それに他にも知っている事があればそれについても」


「ああ、分かってるよ⋯先ず前提としてここにいるオカルト研究部のメンバーにはそれぞれ特異な力が宿っているみたいだ。


その力は正直わかりにくい物ばかりだが俺と聖華は分かりやすい力だな、俺の力は自分自身が死んだ時に異界に取り込まれた時まで戻る力、まあ皆の力は何度も繰り返しようやく把握できたんだ」


「それじゃ私にも何かしら力があるのです?」


「ああ、まああるにはあるけど」


神凪先輩が海津先輩の言葉に目を逸らす、もしかして本当は力が無いのか若しくは余りにも残念な力なのか


「話を戻すが聖華の力は見えないものを視る力だと予想している、隠れている怪異や物を見つける事が出来る」


「そうですか⋯でも何でこんな物が急に、私今までこんな力無かったはずですが」


「恐らくは異界で死んだ事で力が目覚めたと予想してるが⋯」


「とにかく⋯私達に何かしらの力が生まれたって事でしょ?⋯話はここまでにして⋯一旦解散にしましょう⋯もう外も暗いわよ」


「確かにこれ以上は明日に回すか」


話会いは一旦終わり全員帰路に付いた、私と神凪先輩は途中まで帰り道が一緒なので並んで帰っている途中に神社を見つけ何か懐かしい感じがして、ついじっと見つめてしまう


「どうした?急に立ち止まって」


「先輩あそこに神社何てありましたっけ?それに何だか」


「神社?いや無いはずだが」


神凪先輩は神社のある方向をじっと見つめた後、まるで何もそこには無いかの様に周囲も軽く見渡し溜息をついた


「神社何て何処にも無いが、もしかしたら聖華の眼にだけ見えている可能性もある、少し調べてみるか頼む」


私も気になっていたので妙な既視感と懐かしさに包まれながら鳥居を潜り神社の敷地内に入った


「見えないが神社があるのはここか、何か無いか?」


⋯⋯答えられない私はこの場所を確かに知っている筈だ、なのに何も思い出せない但し私は何人かでここの神社に来ていたという確信がある

私は左目を閉じ右眼で神社を見つめる、そこには小学生くらいの黒髪の女の子がこちらを見て口を開いた


「久しぶり聖華ちゃん甲斐君、ん?もしかして甲斐君は私を見ることができないの?」


「君は一体誰?何で私を知ってるの?それにここは一体」


「ん〜やっぱり私の事忘れちゃったんだね、分かってたことだけど寂しいな

でも大丈夫だよきっといつか思い出せるから、まあ改めて自己紹介してあげるね私は禍壌まがつち冥めいだよ」


寂しそうな悲しそうな顔をして名前を告げてくる、私達は何処かで会った事がある気がするのに記憶には存在していないそこまで考えた時横にいた神凪先輩がこちら見て首を傾げ


「さっきからどうしたんだ、そこに誰か居るのか?」


「うん、黒髪の女の子がいるの⋯⋯多分、ううん絶対にどこかで会った事がある筈なの何となく記憶には無いけどそんな感じがする」


「そうだよ私達はここでたくさん遊んでた、甲斐君に沈ちゃん翼ちゃんに地華ちゃん聖華ちゃんそして私、あの日まで私達は一緒だったでもね私達が『神様』にお願いしたその日全てが狂ったの」


一体何の話をしてるのか聞きたいのに耳鳴りがし始めている聞いてはいけない今直ぐこの場を離れろと意識が薄れていく


「もう限界かな、聖華ちゃんこれだけは覚えておいてここの『神様』は縁結びの神様⋯私以外の皆はこの土地から引っ越す事になってたの、だから私達はまた会えるように『神様』に離れてもまた縁が結ばれるように祈った、だけどそれは間違いだった『神様』はこの土地から離れる時皆の記憶をいじったの

そして高校に上がる時ここの供犠高校に入学するよう意識を弄った、でも私は高校に上る前に事故で命を落としたの、でも『神様』はあの願いを叶えるため異界を作り上げそこで皆の魂を奪い1つにしようとしてる、1つになれば2度と離れ離れになることは無いからと

聖華ちゃん『神様』の本社にある筈の御神体それを探して、この町は『神様』の掌の上にあるけど御神体さえ壊せればこの狂った『運命』から逃れらる筈だから」


そこまで聞き届けた後私は神凪先輩の手を取り再び帰路につく、ただ神凪先輩はこちらを不思議そうに見つめていたが今聞いた事を話そうにも、何故か誰にも伝えては行けないような気がする、むしろ一刻も早く忘れるべきだと何かが訴えかけてきた


(こんな重大情報私じゃなくて主人公君たる神凪先輩に伝えてよ!頭がぐちゃぐちゃするし!主人公君取り敢えず思考が奪われる前に全部伝えるから後宜しく)

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