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黄昏時に  作者: 紲結、
オカルト研究部
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13/17

廃校舎『3.5』

side 笑い猫


ハローやーやーボクはお茶会メンバーの1人笑い猫である、正直アリスのお願いとは言え余り気乗りしないんだよねー

アリスの固有スキルでボクを別世界に送り込みその後ボクの固有スキル《聖域》で外界と遮断し他の皆のスキルも合わせて1つの世界を生み出す何て遠回りで面白くないし

そもそもあのエネミーとか見たことないし何だかこの世界だってボクの《聖域》と何か相性悪いのか何だかよく分からないけど気持ち悪い


「で君は誰かな?隠れてないで出てきなよボク何てどこにでもいる可愛らしい少女じゃないか」


「普通の少女は頭に動物の耳何て生えてない、それにしても怪異が言葉を話すとは思ってなかったよ」


わーお振り返ると少年が立っていた、頭に猫耳が生えているから怪異とは安直だよね、そもそも怪異って何そんな物ボクは知らない

灰色の髪に赤と青のオッドアイそして頭には猫耳誰が見ても究極に可愛らしい見た目の筈なのに何故そんな怖い顔をしているのか


「それで君はボクに何か用かな?先に言っとくけどボクは怪異ってやつじゃないよ?れっきとした猫人族の人間さ見たことない?」


「俺が知る限り猫人族何て存在しないがそれより聞きたい事がある、お前が何者かは知らないがこの世界の事だ今まで取り込まれてきた異界とは明らかに法則が違う、そんな中明らかな異常な存在が目の前にいるんだ

お前は何者だ?俺達を異界に閉じ込めてるのもお前たちの仕業か?どうしたらここから出ることが出来る、答えなければ力尽くで聞き出す事になる」


困ったボクははっきり言ってボクは弱い、10歳の女の子と喧嘩しても負けるレベルで弱いのだ殺し合いなら《聖域》の質を変えればボクは死ぬことは無いが今は変えることが出来ない

そもそもこうなったのもアリスのせいだし、やる気もでないしもういいや


「聞きたい?じゃ答えてあげるねボクはギルドお茶会のメンバーの1人にして名を笑い猫って言うの笑って嗤って楽しんで愉しむそれこそがボクだよアハ」


そう告げボクは笑う何故なら世界は何処までも残酷だからだなら楽しむしかないよね、それにアリスが何を望んでいるのかは知らないが前に結果的に敵対したし今回も少しだけなら良いよね


「正直君たちが異界に取り込まれた理由とか知らないよ、アリスが観測した時にはもう君達は取り込まれてたしね


ここが今までと違う異界とかそんなのアリスが異界と別の世界を重ね合わせたからでしょ普通そんな事をすれば世界は簡単に壊れるけど君達の言う異界って狭いでしょ?ぱっと見ても半径数百メートルがせいぜいだよねだったらボクの《聖域》で固定する事も出来るんだよねー本来の使い方とは違うし疲れるけど

そして脱出の方法だっけ?全てのエネミーの撃破だよボクの《聖域》で法則を付け足したからね、《聖域》内での法則つまりルールは絶対だからね


エネミーって言ってもあそこにいる大きいのと校舎内のゴーレム擬きにアンデッドそして人に寄生するワームの4体だけを倒せばいいの簡単でしょ?アハ」


ボクは笑顔を浮かべる何故ならこいつらが勝てる筈ないからだ、魔法もスキルも武器だって持ってないこいつらが勝てる筈ないしだからせいぜい足掻けば良いんだボクを楽しませろ絶望して助けを天に祈れどうせ誰も助けやしない

ボク達みたいに落ちるとこまで堕ちるしかない、まあボクは途中で救われたけどね


「⋯⋯」


「どうしたの?もしかして諦める?別にいいよボクからしたらどっちでもね」


「ああやっと思い出せたよお前の《聖域》を使えば簡単に怪異を倒せるってね、記憶の継承は時間がかかるのが面倒だな⋯⋯じゃあまた付き合って貰うぞリエル」


はぁ?何故こいつがその名前を知ってるんだ、そもそもボクの《聖域》を知ってる風なんだ?思い出せたってどういう事だ?

ボクは一応敵対者だしまた付き合ってもらうってどういう事だ更に言えばボクはクソ雑魚だ《聖域》だって現状で2つも法則を加えている


「1つ言っておくがお前と会ったのは2回目だ、まあお前は覚えてないだろうが俺は一度猫蜘蛛に殺されている」


「何の話?頭とち狂ってるの?死んだならここにいるわけ無いじゃん死んで生き返ったとか?」


「ああ一度死んでこの異界をやり直してる、そしてお前はこの事を絶対にアリスに報告しない何故ならその方がお前にとっては面白いだろ?お前のもう一つの名前のリエルを何故か知ってる俺をアリスに知らせないほうが」


はぁ何を言ってるのかそんな事がバレたらアリスにボクは怒られてしまう⋯⋯だってお茶会に不利になる事をまたする事になるし前とは状況が違うのだしだから言おう


「アハ、アハハハははははハハハハハ!うん良いねじゃあ協力するよ但し1体だけねどれの討伐に協力すればいいかな?やっぱり寄生かな誰が寄生されてるのか分からないだろうしね」


「いや違うよ寄生型を見分ける方法はある、お前に協力してもらうのは猫蜘蛛だお前はただ合図を出したら猫蜘蛛を捕らえ動けなくして欲しい」


「うん、分かった《聖域》には後1つ法則を付け加えられるからそれならお安い御用さ!じゃあ合図が来るそれまで高みの見物をしてるね〜アハハハ」


笑いが止まらないなんだコレは確かにアリスの目的の邪魔になるかも知れないがボク的にはいい事だだって何もせずにボーと《聖域》を発動し続けるよりよっぽど楽しい、アリスの目的が何か知らないがどうせ前回やらかしてるし余り変わらないだろ

そもそもボクは理不尽な世界が嫌いだ頑張って努力しても挫折する人の方が明らかに多いのが現実で全く楽しくない、ボクには今は力があるなら努力や頑張りが報われるように少しくらい力を貸してもいいよね

だから彼等に協力するのも当然だよね笑い猫としてではなく絶望的な現実リアルを殺すリエルとしては

それにアリスはボクを殺さない帽子屋だって3月ウサギだって時計屋だって異世界にいた時からボクに甘いからね

それにアリスはボクの事をよく知ってるならこうなる事も理解できている筈だ

《聖域》を弄りボクという存在を見つけられないと法則を加えるこれならエネミー共も誰もボクを見つけることは出来ないだろう


「さてハッピーエンドを目指そうかな⋯⋯ボクの気持ち的にはまたお茶会とはまた敵対かな」


少し《聖域》の効果を変更しておく⋯⋯きっと彼等の役に立つだろうと思い合図を待つ

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