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魔法学校   作者: 壬生
14/17

FILE13

草原に花畑そして少し丘になっているところにぽつんと木が1つ立っていた。


その木は樹齢何千年というくらい太くて大きい。


そこに子供が3人と大人が4人居た。


3人の子供はそこにある木に登り、ドンドン登っていく。


子供達が木をドンドンのぼり始めると、大人が、声を掛けた。


「こらこら、危ないからそろそろ降りてきなさい」


「そうだぞ、そこから落ちたらただじゃすまないから、もう止めときなさい」


「――――――ちゃん降りなさい。危ないわよ。ほらリョウくんと―――――くんと一緒に降りてきなさい」


「え〜・・・もっと登りたいよ」


リュウと呼ばれる子供が大人に文句を言う。


「こらこら、僕達は、君達が怪我をしないかと心配だから、言ってるんだぞ。だから言うことを聞きなさい」


「・・・はーい・・・・―――――ちゃん、――――――くん、降りようか・・」


「そうだね」「はーい」


リュウと呼ばれる子が――――ちゃんと―――――くんに問いかけ、返事をしたので、リュウくんと呼ばれる子は、木を降りだした。


リュウと呼ばれる子たちが木から下りると、大人たちが話しかける。


「ごめんな、けど俺達は、君達が心配なんだよ、わかってくれ。だから、お詫びといっちゃなんだが、君達に魔法を教えてやる!」


子供達は、1人の大人の言葉に目を輝かせる。


「本当!」「やったー!」「わーい!」


子供達が目を輝かせている隣で、魔法を教えるといった、大人はほかの大人に文句を言われていた。


「ちょっと、魔法なんてもっと危ないじゃない!それに子供達があんなに目を輝かせているじゃない!いまさらダメなんていえないわよ・・・・・」


「ホントよ!どうして教えるなんていったのよ!」


「いや、だって、かわいそうだし・・・・・」


「そんな理由で教えるとか言わないでよ!」


「まぁまぁ、あの子達のために初歩だけでも教えといた方が良いと思うよ、あの子達は、僕達の子供なんだから、魔力がどれだけあるかわからないしね」


1人がそういうと、文句を言っていた、2人がうつむき、魔法を教えることに承諾した。


「よし!それじゃ、教えるから、着いておいで」


「「「はーい!!」」」


教えるといった大人は、子供達が返事をしたら、木から離れていった。


子供達は、その大人についていく。


木から大分離れたところで、大人は止まった。


「よし、このあたりで良いだろう。まずは、魔力を感じないとダメなんだ。それじゃ、目を瞑って、瞑ったら自分の中の力を感じて、それを感じたら教えて」


子供達は、目を瞑った。


「「「う〜ん・・・・」」」


子供達は、目を瞑りうなっている。


「あ!これかな・・・?」


リョウと呼ばれた子が声を上げた。


「どんな感じ?」


魔法を教えている人がリョウと呼ばれる子に話しかける。


「えっと・・・なんか自分の中に、何かが渦巻くような、なんか、よくわかんないけど、目を瞑っていれば、なんか、いつもと違う感じがする」


「多分それであってるよ、やっぱりリョウくんはすごいね」


教えている大人が、リョウと呼ばれる子の頭をなでた。


リョウはうれしそうになでられる。


残りの子供は、それをうらやましそうに見ていた。


そして、また目を瞑り、うなりだした。


「「う〜ん」」


教えている大人は


「よし、それじゃ、リョウくんだけ、先に進もうね、それじゃその違和感を手に送り出すようにして、手にその違和感を集めてみて」


「はい!」


「えっと、自分の中にあるこれを、手に集める・・・・・・ふっ!・・・・・・」


子供達は、魔法を使えるという楽しみを見つけて、目を輝かせながら、魔法の練習に励んでいた。

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