コンテンツ25ー鉱石採掘計画
シューロン市立図書館。
ルイスは借りていた本を返却し、改めて借りた本を、今日はここで閲覧している。
今回借りた本は、ウロムナ金属の精製等に関する本だった。
読み進めると、ウロムナ鉱石よりもノアラート鉱石の方が採掘深度が浅いらしい。場所によっては鉱石が露出しているところさえ有る様だ。
(やっぱり、先ずはノアラートを採掘しに出掛けよう。上手く鉱脈を見付ければ、かなり量は見込める。)
ウロムナ鉱石は、ノアーナ星の至る所で見付かるらしいが、鉱脈の深度が深い為に一般の採掘者は居ない……とある。
(50トン級の宇宙船を作ってもらうとして、どの位のパーツの割合をウロムナ金属で作るのか……設計にもよるだろうけど、半分位かしら?コクピット、メインルーム、推進装置……システム類、洗浄カプセルや睡眠カプセル、シートやテーブルの備品……。重さの比率は6:4位?50トンの60%……30トン。ノアラート鉱石は9トン必要って事になるわね。運ぶとすると、フローターで10往復位?うーん……貨物室専用のフローターをレンタルするしかないか……。それに採掘の道具も必要よね。)
ルイスは長い時間閲覧していたが、帰りには鉱石採掘や精製等の書籍を借りて、帰宅した頃には陽が暮れようとしていた。
もう、この時点でルイスはノアラート鉱石採掘を自力で実行する気でいる。グロビア氏には、そこまですることは無いと言われたが、掛かる費用を考えたら、出来る限り自分で調達したいのが本音だった。
自宅のモニターテーブルの前に座って考えているルイス。
(宇宙船の設計図が有って、必要なパーツ類が分かってたら、ビブレスでもゴレイナでも足を運んで調達するんだけど。一体どんなパーツが必要かも分からない……。これも予め調べておこう。)
ルイスは、宇宙船建造の為の計画を、パーツ調達を中心にリストアップしていった。
(設計っぽい事をすれば概ね骨組みや外装は分かる。重量計算まですれば、必要な重さも算出出来る。ザックリでも絵に描いたりしておこうかしら……。)
宇宙船建造は本気で考えているのは間違い無い話だが、マットには希望する項目を伝えただけで、ルイスの考える理想とは少し違っていた。
(宇宙船の最新の設備や様々な装備の本ってあるかしら?……これはガルシアルートが早そうね。ジックとソディナのカスタマイズ、マットからはまだ連絡が来ないけど、作業は進んでるかしら?……)
今日、図書館で借りた本を取り出すと、テーブルの上に置き、キッチンにお茶を淹れに立った。




