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ステルスの惑星(ほし)ーエピソード1  作者: ほしのみらい
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コンテンツ23―ルイスのプレゼント

 翌朝……。

 キッチンに立つルイス。オーブンに夕べ仕込んだ生地をセットする。そう、パンを焼こうとしていた。


 実はガルシアの為に作っている。彼女はバーベキューの次にパンが好きなパン党で、中でもルイスの焼くパンが大好物。


 (このところ、Annと宇宙船(ふね)の為に、夜遅くまで私に付き合い勉強してくれた。)


 ルイスのほんの感謝の気持ちだった。


 普段なら、この時間にはガルシアのドックに行っているのだが、今日はパン焼きが有り、出掛けなかった。


 ガルシアとしても、いつも勝手にドックに入ってくるルイスが来ないので気になっていた。


 (ルイスったら珍しく来ないわね。まだ寝てるのかしら?)


 ガルシアはメインルームのテーブルに積んである、読みかけの本を手に取って、シートにもたれた。


 (ルイスは私を心配してくれてるけど、私が本を読み漁るのは苦にならない。夜更かししすぎて、フローターで寝ちゃうから心配してるのね。)


 ガルシアのドック、メインルームのあちこちにフォトフレームが飾られている。全てルイスとの思い出だ。


 シートに座ったまま、ゆっくりとフォトフレームを眺めていくガルシア。


 (色々やってきたわ。そしてこれからも。ルイスは親友だもの。)


 ルイスの自宅キッチンでは、果物の仕込みをしていた。パンが焼き上がるまでに、野菜に下味を付けたり、フルーツをカットして容器に入れたり。


 料理の腕前はガルシアよりルイスの方が上手い。それをいつもガルシアが愚痴っている。

 

 以前の会話を思い起こしているガルシア。

『ルイス。近い将来、料理の出来るAnnを調達して、少し楽するわ。ルイス並みの料理を作るAnnを探すっ。』


『1度Annに任せたら、ガルシア料理しなくなっちゃうわよ。』


そんな会話が有ったりした。


 リビングのテーブルに、容器に詰まったフルーツと、パンが収まるバスケットが置かれている。

テーブルの中央には、ガルシアとの写真。


 ルイスは優しく微笑みかけた。




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