決戦前夜
都内某所。
政府軍、Death squadが私達の所属部隊だ。
その総本部の会議室に集められた者は、総勢50名を超える。
各支部からの精鋭が集まった今回の東波学園ミッションがいかに大規模かというものだ。私だってこんなに大きい規模は初めて。
隣のバブを見る。
まるで動じていないのはさすがアメリカ特殊部隊所属だけある。
今回、バブを呼び寄せたのは本部だが、念には念を入れてバブだけ数日前から何度も本部での検査やミーティングを行っている。これは、「米国のスパイを疑われているからな」とバブ。
「えぇーっ!」自分でも目が飛び出るかと思うほど驚いた。
だったら呼ばなきゃ良いじゃん!!!ビックリだよー。
「当たり前だろ。俺はあっちのが長いんだから。」
何でも、アメリカにいたらアメリカの国家機密の漏洩防止を恐れ、自由に国外へは行けない。承認が降りて日本に帰国したらしたでアメリカ側のスパイではないか疑われるんだとか。
何それ。バブの自由はどこにあるの?
さぁな。月の裏くらいに落ちてるんじゃん。
マイガッ!頭を抱える。
そんなこんなで、やっと通常通り。
一応、日米は世界的にみると身内国家扱いらしいので、1番マシ。
スパイ疑惑は晴れた、のか?
「俺の日頃の行いだな」だって。
ですよねぇ。バブ様は某大国様が直撃されたサイバーテロをここ数年で1番食い止めた功績を持つ方ですもんね。
バブに足を向けられないでしょうに。
日本だって、バブの恩恵があるから大国に貸しを作れてるんじゃないんですかってね。
すみません、調子に乗りました。私の手柄ではありませんでした。陳謝。
当の本人は、疑われるのも嫌疑が晴れるのも当たり前なんだって。
「こんな事に一々目くじら立てたってしょうがないぜ。通過儀礼ってもんだ」だそうです。はい、おとな。
危険なのはそれ以外の国な。あの国と敵対関係になってる国は本気でくるからシャレになんない。お前も最初から全開で行けよ。命がけになるからな。
今回がそうだという事。
うん、分かってる。ラジャー。
いよいよ本題。
『東波学園 ミッションの全容』である。




