アリア対マナ
2本目
「クロカお疲れ!」
「ん..」
クロカの試合が終わりクロカは応援席に上がってきた。
「シンちゃん..ボク..眠い...」
「ほい、」
シンヤは自分の足の間に座らせた。
「おやさまクロカ」
「おやすみ...」
シンヤは優しく頭を撫でながら、クロカは眠りについた。
『少し予定が早いですが!!続いてはCブロック3番!!アリア選手!!賭け金9倍!!!対Cブロック4番!!マナ選手!!!!賭け金18倍!!』
この大会で1番高いのはマナの様だ。てか、あいつ何やってんだ?
シンヤはマナがパンを大量に持っている姿を見た。
「あいつ、待機室にあったパン全て持ってきてるな!」
『えっと...初めて宜しいでしょうか?』
「むぐもぐんふもぐ」
パンを口一杯に詰めて喋ってた
『はい?』
「彼女は大丈夫って言っております」
『そうですか。それでは試合開始』
試合が開始してもお互いは武器すら持たなかった
「マナ早く食べないさい。みんな待たせてるのよ」
「だってぇ〜残すの勿体ないじゃん」
「うん、分かったから早く食べなさい」
アリアはマナが食べ終わるまで待ってくれている。
俺ら何見せられてるの?
観客達はマナが可愛いく食べてる所を見ていた。
「ごちそうさまでした!!アリアお姉ちゃん!終わった!!」
「なら、そろそろ始めましょうか」
「うん!!」
アリアはメイスを腰から取り出し構えた。
マナは腕盾を両方宙に浮かした。
「マナ私から攻めるよ!ホイ!」
ドガァァーン
メイスと盾がぶつかり合う音が会場中響き回った。腕盾は近づいて来たアリアを掴もうとしたが、アリアはバックステップでそれを避けた
「ショックボルト!」
ビリビリ!
アリアはマナに稲妻を放った。
「シールド!!アリアお姉ちゃん!!避けてね」
マナはアリタに腕盾で強烈なパンチを襲わせた。
バゴォォォン!!!!
パンチは闘技場の床に当たり闘技場には大きな地割れが起きた。アリアはその攻撃をジャンプで避けて、腕盾を踏み台にして高く飛び、上からメイスを振りかざした。
ドガァァーン!!
闘技場は見事大きな亀裂が入り、楽に立てる場所なんてなかった。
あれ?この大会ってどれだけ闘技場を壊せるか、競う大会だっけ?
『すごいい!!!お互い高い攻撃力!!まっ平だったはずの床が...なんて攻撃力なんだ。』
ちなみに、あの2人はうちらのパーティのヒーラーとタンカーです。決してアタッカーでは無いです。はい。
「アリアお姉ちゃん!酷いよ!」
「うふふ、これで貴方は腕盾だけに集中出来なくなりましたね」
腕盾を動かすには凄い集中力が必要だった。たが、今は歩く時にも下を見ないと転びそうな床になっており、両方気にしないとダメだった。
「こうすれば良いじゃん!」
マナは腕盾の手のひらの上に乗った。
「あら、楽しそうですね」
腕盾に乗ったマナはアリアに突進して来た
アリアはそれを避けて、腕盾から落ちて受け身を取れずにそのまま倒れた。
「イタタタ」
「貴方慣れない事を実戦でしないでください。危ないですよ!」
「えへへ、ごめんなさい」
「はぁ〜マナ私の本気の攻撃を防げたら私は降参するわよ」
「え?いいの?このまま攻めてれば私負けてたよ」
「正直私は優勝なんて狙ってませんからね、ここで勝ち抜いてもクロカには負けます」
「えーー、私もクロカお姉ちゃんに勝てないよ!!」
「うふふ、次の試合で負けるならここで全力出したいです。だから、マナも本気で来なさい」
「分かったよ」
「なら行くわよ!」
お互いは魔法を唱えた
「「身体強化」」
「「腕力強化」」
「盾強化」
「打撃強化、マナ行きますよ!!」
そして、アリアはマナに向けてメイスを振りかざした。お互いメイスと盾がぶつかり合う前に自分自身を強化した。
「鉄心!!!」
「**化『雷神の一撃』」
ドッガガァァァァァアアァァァ!!!!!!!
闘技場は爆発した!!煙が充満した。次第に煙が薄くなって行き2人は立っていた
「お見事!!よく私の全力を防いだわね」
「アリアお姉ちゃん、最後何やったの?何かアリアお姉ちゃんの後ろに何か見えた様な?」
「そうですか?気のせいじゃ無いですか?」
「そうなのかなー?」
「約束通り私は降参します」
アリアはメイスをしまい、両手を上げた
『試合終了!!!勝者マナ選手!!』
お互いは握手をして一緒に会場から出た。
『それでは、昼の休憩に入ります。今回は昼の休憩を長めに取ります。闘技場の修復をしないと行けませんので、また午後でお会いしましょう!!』
午前の部は終了して昼飯の時間になって、みんなで集まった。シンヤはアリアの隣に座りみんなに聞こえない様に小さな声で会話した
「お前最後元の姿に戻ったろ?」
「あら、バレました」
「そりゃ〜魔力が変われば気付くだろ。クロカ起きてたらお前バレてたぞ?」
「それはすみません。でもマナと約束しましたからね。お互い本気で行くと。でも、マナすごいです!!私の本気を受け止めるなんて」
アリアは笑顔でマナを褒めてた
「そうか、まぁ〜あまり緊急事態以外で使うなよ。奴らに居場所感知されちゃうからね」
「はい、次は気をつけます」
「よし、この話は終わり!それで試合お疲れ」
シンヤはアリアを撫でてリン達と昼飯を取った




