ななっ
「....李雨ってお嬢様??」
ソファーにいた夏輝が不思議そうに言った。
「んー...桜崎って知ってる?」
有名だと思うけどね...
「あれでしょ?桜崎コーポレーション」
やっぱり知ってるよね。
だてに日本のトップやってないよ。
「うん。で、私の名前は?」
「桜崎李雨って....え?さ、くらざき...」
やっと理解したようで、驚いてる。
「え!!?ほんと!?あの桜崎!?」
やっぱ夏輝も同じなのかな?
地位しか見てない人達と....
「お見合いとか....ないの?」
え?まずそこ??
「ないけど...?」
基本、恋愛は自由でいい。
「よかったぁ...もし李雨にお見合いなんて
あったら俺ら駄目じゃん。
どっかのお坊ちゃんに盗られるなんて
させないよ?」
“李雨”そう呼んでくれたのが嬉しかった。
今までみんな私が桜崎だとしると、
桜崎様、李雨様って呼ぶ。
それが、嫌だった。
「っ夏輝大好き!!」
ソファーに座ってる夏輝に抱きついた。
「....ねぇ、この状況わかってるの?」
ん?どの状況??
「ふぇ?ッん..ぅ...ふぁ」
ソファーに押し倒されて上に馬乗りされた。
「可愛いーね、李雨。エロいよ」
「んぁ....」
耳を舐められて頭が朦朧とする....
「もう感じちゃってるの?」
水音をわざとたてながら耳が舐められる。
「っちが..ぅ...ひぁッ...」
夏輝の手が太ももを撫でて触られらとこが
熱をもってく.....
「声抑えないで。李雨の声聴きたい...」
舌もどんどん下に降りていって、
でそうになる声を抑えてた。
「...ッあ......ゃんっ....」
夏輝の指先が動く度に電撃が走って、
体がビクッてなる。
「なつ、き....ッ」
........ーーーーーーーーーーーー
「んー....」
李雨........かわいー
「スー...スー...」
寝返りをうちながら俺に引っ付いてくる
李雨を撫でた。
「な....つ、き....」
「え....?」
寝言、だよね?
夢の中でも俺を呼んでくれる李雨...
「何、この可愛い生きモノ...」
緩む頬が抑えきれないし....
「ありがと、李雨」
俺を好きになってくれてありがとう...
「おやすみー...」