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バスツアー会社の異世界破綻記  作者:
異世界にバスで旅行しよう!編
22/106

異世界バスツアー22「お彼岸企画 ご先祖様訪問」

♡* . ♡これまでのあらすじ♡. *♡

 新旧経営陣が隔離されて空白になった新会社。

 そこへ、復讐できたらいいなあとゆるく考えている魔王がやってきて会社を乗っ取った。

 バスに対する復讐ツアーを組んだら、乗客に待ったをかけられて中止。

 ツッコミに来た監督官庁の人が、社長室の机に転がっている魔王(赤ちゃん)を見て「この子は?」と聞いたら社長ですと答えられてブチ切れ。

 会社は細切れにされるのであった。


♡* . ♡これからのあらすじ♡. *♡

 退院した新経営陣が見たのはいつものように消滅した新会社だった。

 毎回のように乗っ取られたり消滅する会社に、新経営陣はようやく疑問を抱いた。

 “いったい何がいけなかったのか”

 問題点を洗い出そうと新経営陣は、知り合いの友達の知人の友達のコンサルタントに依頼した。

 コンサルタントは、星占い、タロット、ダウジング、ポーカー、麻雀、パチンコ、キャバクラ、スナック、居酒屋などなどの惨憺たる調査を行い、先祖の霊が怒っているのでこの鍋を買いなさいと言うのであった。



♡*: .。. ♡•本編•♡.。. :*♡

「本日は当社のバスツアーにご参加いただき誠にありがとうございます」


 笑顔のバスガイドが、お年寄り多めの乗客に向けてマイクで喋っている。

 乗客たちは楽しそうにおしゃべりしたり、窓の外を流れる風景を楽しんだりしていた。


「これより当バスは、お彼岸企画ということで皆様のご先祖様訪問に参ります」


 バスガイドの言葉に、乗客たちは「ありがたや」と言ったり両手を合わせたりしている。


「それでは皆様に、酸素マスクの使い方を解説いたしますのでお聞きください」


 バスガイドの言葉とともに、天井からコードのついたマスクが降りてきた。

 常連の乗客が「なんか悪い予感がするのう」と呟いている。


「当地の大気に酸素はほとんど含まれておりませんので、くれぐれもマスクを外されませんようお願いいたします」


 乗客たちは、潮が引くように静かになった。

 最前列の乗客が「あの、酸素が無いってどこに行くんですか?」と尋ねている。


「はい、皆様のご先祖がいらっしゃる、生命誕生したときの地球です」


 乗客大困惑。

 常連の乗客は流れるように会社にクレームを入れ、担当の監督官庁にチクりを入れた結果、押し流すように中止の業務命令が下された。


 一方その頃、たくさんの鍋を買わされた新経営陣は、次にすばらしいものだという壺をたくさん買わされて資金がショート。

 普通に倒産するのであった。

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