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不思議なペットボトル【JK心愛の美味しいダンジョン攻略】  作者: TB


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254/254

第254話 自衛隊は入れ墨禁止だよね

 翌日、昼休憩の時間にサオリンと河合先輩の作る下着の話をしたら凄く興味を示してきた。


「ねぇ心愛、その下着是非私も作って欲しいんだけど、一体いくらするのかな? 普通に考えてもパーセントでの能力上昇なんて、現状では確認されてないし、下手したら億単位の金額にならないかな?」

「んー、どうなんだろうね。うちの社長と話して金額をちゃんと算定したほうがいいかもね。他の人が作っても同じように効果が出るなら金額は落ち着くけど現状は河合先輩しか作れてないんだよね」


「そっかあ、流石に億単位になると手が出ないなあ」

「素材で協力すれば、多目に渡す事なんかでかなり、お値引きしてもらえると思うけどね」


「シルクスパイダーの糸ってどこで手に入るの?」

「今のところ天津ダンジョンの中ボスでクイーンタランチュラっていう魔物からのドロップしか見たことないんだよね」


「それはまた、随分と難易度が高いね。心愛は普通に手に入るの?」

「中国のゴールドランカーの人にお願いはしてるけど、どうなのかな?」


「その人脈が凄すぎて手が出せないよ……」


 そんな話をしてたら丁度、諸葛さんから念話が入った。


「心愛ちゃん、今大丈夫?」

「はい、大丈夫です」


「シルクスパイダーの糸の話なんだけど、凄いレアドロップのようで、まだ天津でも三例しか報告が無いんだよね。当然政府当局が利用方法の研究で物を抑えていて入手が難しいんだ。心愛ちゃんは利用方法が解ってるのかい?」

「あ、そうだったんですね。私は一回倒しただけで手に入ったから、そんな状況だなんて思ってなかったんです。利用方法は、絶対ではないんですけど、生地に仕立ててから活用すれば、効果があるとしか言えないです」


「そうなんだね。気にかけてはおくから入手はもう少し時間がかかると思う」

「わかりました、お手数かけて申し訳ないです」


 諸葛さんからの連絡を受けて、ちょっと残念ではあったけど、こっちでも入手方法があるのかを調べるしかないよね。


「サオリン、やっぱり素材の入手が難しいみたいだから下着の製作はちょっと待っててね」

「そっかあ、残念だけど手に入るのを待ってるね」


 放課後になって博多へ戻ると早速博多ダンジョンへと向かった。

 協会のカフェに向かうと、美咲さんと香田さんも日本に戻って来ていたので少しだけ、お話をしたよ。


「美咲さんたちは、もうクリスマスホーリーでの活動は慣れましたか?」

「そうね活動自体は慣れてきたわよ。でも、今回一緒に参加していたアメリカのメアリー中尉やロシアのソフィアたちも実力は高いよね、今、心愛ちゃんを除いても十一位から十四位まで女性探索者だから『負けられないな』って気持ちでいっぱいだよ」


「そうなんですね、順位的にはどうなんですか?」

「今回、心愛ちゃんが9位に上がったでしょ、次の10位がオーストラリアのレオ・ジョーンズ大尉で11位がメアリー、12位が私で、13位がソフィア、14位が中国の女性中尉らしいけど、その人の名前はわかってないね」


「へーさすがに詳しいですね」

「で、心愛ちゃん。何か秘密の実力強化方法があるよね?」


「えっ? 急になんですか?」

「今回クリスマスホーリーのメンバーたち、いきなりバンバン魔法使ってきてたし、身体強化も使いこなしてたよね。あれは、どういう事なのかな?」


「そ、それは……D-CANの福利厚生の一貫です!」

「なによそれ、私たちにはダメなの?」


「だって美咲さんは身体に入れ墨とか無理でしょ?」

「入れ墨なの? えっと他の手段はダメ?」


「クリスマスホーリーのメンバーは入れ墨で強化してもらったとしか言えないです。私も美咲さんたちの事を思って少し調べてみたんですけど日本では自衛官の入れ墨はアウトって出てましたから、声もかけなかったんです」

「エーッそれ酷いなあ、将補に掛け合ってみよう。許可が出たら頼むよ?」


「許可が出れば、ですけど団体行動にやかましそうな自衛隊だと難しそうですよね。メアリーやソフィアたちなら制服で隠せるならOKみたいですけど」

「ダメ、そんな事されたら私がどんどん置いてかれるじゃない」


「そういえば美咲さん、特務隊の持っている情報で蜘蛛系統の敵ってどこかでいないですか?」

「蜘蛛だとそうだねえ、あ、横浜の三十二層で『ジョロウグモ』ベースの敵がいたよ。まだエスケープとかを入手できる前の探索だったから、十名以上の隊員の犠牲があったんだよね」


 そう言った美咲さんの顔が寂しそうな表情をしていた。

 今までそういうつらい状況を何度も潜り抜けて実力を蓄えてきた特務隊の人たちを素直にリスペクトしちゃうよ……


 話を切り上げてダンジョン攻略に向かった。

 その日は三十八層まで降りる事に成功して切り上げたよ。

 三十八層の階層守護者は『リュウグウノツカイ』型のモンスターで30メートル以上の長さの魚がユラユラ空中を漂いながら、丸飲み攻撃を仕掛けてくるから結構恐怖感があったよ。

 因みに特務隊の隊員さんが一人飲み込まれたらしいけど、飲み込まれた瞬間にパーティメンバーがエスケープを発動したことで事故は免れたんだって。


 さっきの美咲さんの話じゃないけど、こういう生存力を高めるアイテムはどんどん世に出していきたいな。

 魔物素材を使った防具や武器の開発も、学校の先輩方の力も借りながら頑張ろうって思ったよ。

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