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果て泣く、哭く亡く
果てしなく続く旅の途中で
僕らは彼を恐ろしいと嘆いた
桜咲け もう彼を恐れぬように
愛しいと叫ぶために
彼が言葉を紡ぐ
「絶望と希望に挟まれ君はなにがしたい?」
途方にくれ泣き叫ぶ僕は ただ
彼を批難した
1,111,111(あぁ)
叫ぶ
1,111,111
傷つける
僕だけが悲運と嘆いて
泣き叫ぶ僕に彼がいった
「憐れだ」
「自分だけが不幸者だと嘆いて」
回りに当たり散らす僕を見て
「最低だ 最悪だ」
叫んだ
果てなく続くこの道の途中で
僕らはまた1人数を減らす
泣き叫ぶ 僕らに彼は言った
「泣くな獣たちに見つかるぞ」
1,111,111
彼は
1,111,111
気すら揉まない
悲しくないような彼に僕らは
泣き叫び僕は言うんだ
君はどうして悲しくないのか
彼らは仲間だったんだ
最低だ 最悪だ
叫んだ
1,111,111
見てしまった
彼の号哭
1,111,111
知ってしまった
僕の愚かさを
泣き叫び僕は彼に言う
ごめんなさい、許してください
僕があまりにも弱かったせいで
君はまた 君もまた
誰もいなくなった世界で
僕はただ1人泣き叫んだ
僕が泣き叫んでいたせいで
獣に見つかり彼らは死んだ
果てのないこの涙は枯れぬ
僕らのために強くあった彼
僕は彼らを想い1人
この旅を終わらせようと
今さらで情けないけど
覚悟を決めたんだ




