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朝起きたら美少年が隣に眠っていた。なんてベタな展開でしょう!!

朝、小鳥がさえずり草花はそよそよと揺れ…………る訳もなく、ただただ目覚まし時計のアラームで起きる。


「んん……」


何やら隣に温もりが………

あぁ、確か昨日子犬を拾ってしまったんだっけな……でも、この温もりは子犬とは違うと思う。例えるならば人のような……


「!!!!???」


隣に人が……っていうか男の子が………しかも、裸!!


そうか、これは夢だ。夢に違いない。あわわわわわわわわわわわ(ry

パニック状態になった頭をきちんと整理する。


パターン1

昨晩は子犬と寝てた→朝になると子犬は消えてこの少年がいた=子犬は少年。少年は子犬。


よし、整理できた。非現実すぎる。この可能性はなしにしよう。


パターン2

子犬→逃げた→少年→不法侵入→あろうことか私のベッドに侵入→少年=最近私をつけていたと思われるストーカー。


…これならまだ分かる。理由としてはただこの少年の頭がイカれていると思われるだけだ。

よし、この少年を起こそう。つーか、こいつまつげ長いし結構整った顔立ちしてるな~とか思いながら少年叩き起こす。


バシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッ


「んん…ちょっ待って痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」


問答無用で少年の頭を枕で殴り付けて多少スッキリした私に比べて少年はぐったりしてる。情けないなぁ


「すいません、誰ですか。あなたは。なぜ私のベッドの上で寝ているのですか。さっさと下に降りろクズ。つーか、どっから沸いてきやがったゴ●ブリかよ、さっさと金目のもん置いて出ていけ」


「ちょっちょっと待って!!最後強盗みたいになってるから!!!」


「じゃあ、正体を晒しなさい。」


「あ、はい」


勝った。まあ確かにちょっと言い過ぎた感は………ないや。それはそれとしてこの少年の正体を聞こうと思う


「えっと、俺は優って言います。数日前からあなたのストーカーをしていました…」


やっぱりパターン2か…


「んで、昨日子犬のふりして家に上がり込みました…」


は??


「悪気はなかったんです…ただかつて住んでいた家にもう一回上がってみたくて………」


は???

かつて…住んでいた?この家に??え、でもこの家両親が子供の頃に建てたって言ってたよ?ていうか、子犬のふりしてってどういうこと??


「もしかして、君は……あの“優”?」


少年…優はパァッと顔を輝かせる。


「そうですっ!!あの“優”ですっ!!ご主人様!!!」


そう叫び私に抱きついてくる優。状況がちょっと理解できないけど……


とりあえず………服着ろよ!!!

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