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異世界転生


 やあ、突然だがみんなは「死」を迎えた後にのことを考えたことある? そして死ぬならどんな死に方がいいと思う? 因みに俺は海で泳いでたらクラゲに刺されて昇天したみたいだ。

 これは死んだ後に俺が異世界で生きていく物語。


 俺の名前は白石鋼心。25歳にして億万長者だ。どうやってお金持ちになれたのかというと。

 

 事の起こりは当時付き合っていた彼女が元親友が浮気していたという大変ショックな事件だった。その時俺の中で何かが爆発した。そう、鋼の心は割れてしまった。穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって覚醒し、半年もの間に親父から学んだ目潰しと金的で元親友を倒し、倒れた所をマウントをとり更に拳を浴びせ、元親友が半年病院送りの大怪我を負わせた。     

 暴行罪で捕まり、親が財産になる物を売り払い何とか慰謝料を払い捕まらずに済んだ。だが親から絶縁されてしまい途方にくれた。親友も彼女も家族も失い絶望した、何より自分が情けなかった。

 

 まず俺は全てを捨てようと日本に帰らないつもりでラスベガスへ向かった。最後の大勝負と有金全部賭け、それがまさかの大勝ちになった。


 一晩で億万長者になった。


 日本に帰った後は生活が苦しそうな親に財産の半分を渡した。しばらくニート生活したが、やはりニートだと親戚やらに注意されてしまい。小さい居酒屋を経営する事にした。

 海の近くに店を構えた。開店時間は気分で、儲け出す気ないし。正直殆ど客が来ないためニートと変わらず、ゲームしたりサーフィンと結構楽しかったもはや勝ち組ライフである。


 

 

 そして今異世界にいます。何を言ってるか分からないと思うが俺も気づいたら異世界にいた。俺の勝ち組ライフを返してください。トラックに轢かれてもないのに。父さんや母さんは悲しむだろうな。親孝行もしてない、遺産は沢山残ってあるから夫婦二人には充分な額だ。


 何故異世界だと分かるのかと言うと、頭の上にケモ耳生えてる女の子と如何にもドワーフ感じのおっさんを見てるからだ。

だがしかし、今はそんなことはどうでもいい。

 「これからどうしょう」

 青い空を仰ぎながら呟いた。



 とりあえず現状確認しょう。死んだ時のことはよく覚えてないけど、少なくとも今みたいの継ぎ接ぎの服ではなかった。心なしか目線も低くなってる気がする。


 辺りを見渡す川を見つけたので、近づいて覗いて見るとそこに写したのは、黒髪に黒目かなり痩せてる男の子が居た。

 まあ、目線が低い時から薄々違和感あったけど子供になってるとは。記憶は少しあるけど、かなりぼやけてる。歳はおそらく10歳ぐらい、名前はアルス、記憶のどれも一人で貧民街でいる所しか無い。顔と記憶の片鱗から察するに孤児だろう。靴すら履いてないしな。ポケットの中にはどこから盗ったか分からない大きさ拳ほどパンしか無い、親なし、お金無し。


 硬い黒パンを囓りながら考える。硬いパンを食べて頭の方も少しずつ回転して記憶がぼやけながらも甦ってくる。

 (このままだと餓死も体験することになるな、餓死も辛そうだ。幸いここは大きい港町の様だ、働く所はありそうだ。こんな身寄りの無い子供を雇ってくれるのかは怪しいけど。しかもここは異世界、何があるのかすら分からない所だ。冒険者になっても何も知らないのは危険すぎる。慎重に行こう、少なくとも荷物運びはできるはずだ)


 これから飛び込みで仕事をもらいに行かないといけない、身体を綺麗に洗った。身嗜みだは大切だ、ただでさえ孤児なのだ、匂いまでしてくるとまず話を聞いてくれる前に追い出される。現代社会を生きて居た人間に孤児の生活は耐えらるか心配だ。


 あやふやな記憶を辿りながら思考する。

(狙うなら雑貨店だ。記憶では港町に雑貨店は多い、でも大きい店と小さいお店は駄目だ。大きい店だと人手自分で雇う、逆に小さいお店はあんまり人手が必要としない。そこそこ大きい店を狙おう)



 

 この街オックスソードは中央部にこの街を支配する貴族が住んでおり。石壁が建てられている、石壁の中に住むのがこの街の人達にとっては憧れのようだ。まるで世界が違うと言われているようだ。


 東側に港町と商業ギルド。南側には冒険者ギルドとドワーフ達工房。北側には教会と学校がある。西側には色街や賭け場がある。貧民街は中央部と北側以外には何処にでもある、記憶によると俺はいつも一人で貧民街でもウロウロしてた。


 お金は、青銅貨100000=銅貨10000=大銅貨1000=銀貨100=大銀貨10=1金貨、1青銅貨は1R、もっと上もあるけど記憶には無いようだ。


 1大銅貨でのパン一つ買えるので、大体100円ぐらいの感覚。肉串が3大銅貨なので微妙に高い。記憶にはこれがアルスにとって一番の贅沢。元孤児の冒険者が買ってくれたのをハッキリと覚えてる。冒険者の名前は全く覚えてない、全く恩知らずの小僧だ。


至らない点などあればぜひご指摘をよろしくお願いします。

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