雪
―― 麻美花side ――
「・・・な、なんかね・・・怖くなっちゃって・・・。」
苦笑いしながら話す美結ちゃんを見て、私は首をかしげる。
本当は『何で?』って聞きたいんだけれど、言葉が出てこない。
私を見た美結ちゃんはフフッと小さく笑うと、ちょっとだけ微笑んで言った。
「私、前は友達いたんだよ?・・・1人だけ。」
えっと・・・?
「―――――つまり、あっちじゃ友達いなかったのぉーー。・・・でも、過去形でいたの。雪ちゃん。・・・雪だるまの“雪”って字の。可愛いんだよ。」
意外だった。
いかにも、友達いっぱいいそうなクラスのリーダーみたいな感じなのに。
「雪ちゃんね、ニコッて笑うとエクボがあって、私より背ちっちゃくて・・・あ、たぶんクラスの中で一番小さかったと思う。
なのに、がんばり屋さんだし積極的だし友達も、たくさんって訳ではないけどそれなりにいて・・・・・・・・・私とは大違い。真反対。
―――――あ、あのね、雪ちゃん見てると、雪野原で遊んでる白ウサギ連想しちゃうんだ~♪」
美結ちゃんは誤魔化すように笑う。
「・・・でもさ、こっちには相手の思ってることが筒抜けじゃん?それが相手には苦痛だったって言うか・・・・・・。
―――――要するに、嫌われたんだよね~私♪」
美結ちゃんはカラカラと笑う。
でも、それは作り笑い。
笑ってるけど泣いてる。
なんで周りはみんな、自分を消して作り笑いを浮かべるのかわからなかったけど、今の美結ちゃんのは理解できた。
―――――――うまく言葉にはできないけれど。
美結ちゃんは私が作り笑いを見破ったのがわかったみたいで―――わかるのは当たり前なんだけれど―――急に笑うのをやめて私に抱きついてくる。
「私、怖い。・・・いつか、麻美花たちが私に心読まれることを鬱陶しがられるのが・・・。」
・・・?
鬱陶しい?なんで?
「考えてること、全部読まれるんだよ?・・・・・・鬱陶しいって。」
美結ちゃんが弱々しい声を出す。
―――――――普通の人はそうなのかもしれない。
でも、私は―――――――
心の中の言葉、読めるの?
『そー。“読心術”みたいなの使えるのー。まぁ、生まれつきなんだけどね。』
わ、私もドクシンジュツ・・・唇読む方の“読唇術”はできるんだけど・・・。
『へー。そうなんだ。』
でも、読唇術と読心術、似てるっていうか・・・。
『確かに似てるよねー。』
だからよく間違えられちゃうっていうか・・・。
『あー。私も同じように間違えられることあるー。「そっちじゃないし(笑)」みたいな。』
クスクス。
『アハハ。」
―――――――嬉しかった。
思ったことを言葉にするのがどうしても苦手だから。
だから―――
「嬉しかったよ?美結ちゃん。」
―――心、読んでくれて。
麻美花ちゃんの心は、雪みたいに真っ白ですな~(*´∀`*)
あ、ちなみに最後の方の回想的なものは第1章の中の『宇宙人!?』ってやつの・・・ね(笑)
このすぐ後に優馬がガツン!される・・・www
((文章コピってくるついでにちょっと(?)改稿www
((どこを変更したか?「・・・」に決まってるでしょ(*´▽`*)




