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腐った世界で異世界生活(ライフ)  作者: たんぽぽ
第1章 異世界生活開始
19/154

名前


「ごめん。やり過ぎた。」


目を覚ますと、即彼女は謝ってきた。


「いや。別にいいけど。」


オレが体を起こすと、めんどくさそうに彼女は言った。


「屋代美結です。“美しい”に“結ぶ”で美結。

 一応、よろしく。...あんたとは仲良くしたくないけど。」

「あっそ。そっちがそうなら、オレも仲良くはしたくねぇけど。

 とりあえず、あんたがしたから自己紹介だけはしてやるけどな。」

「いや、しなくていい。わかってるから。

 斎藤優馬。“優しい”に“馬”で優馬。

 ...私が一番嫌いなタイプ。」



イラッと来る。

いや、真っ正面から嫌いと言われてイラッと来ない方がおかしい。



「オレも、お前みてーのは嫌いだ。」

「あっそ。よかった。あんたみたいなクソ虫に好かれたくは無かったからね。」



クソ虫って...。



「で、なんでここに居んだよ。」


「麻美花がお昼ごはん作りに行っちゃったから仕方なく。」



まみか...雛菊か。

でも“まみか”ってどっかで聞いたことあるような...。



「おーい、クソ虫。記憶採掘は後にして。

 麻美花からの伝言。“優馬くん”って呼んでもいい?...だって。

 あんたと仲良くなりたいみたいだよ。ク・ソ・虫・くん。

 おわりー。じゃ、昼ごはん後にね。会いたくないけど。」


そう言い残し、彼女は隣の家へと入っていった。





----------





まみか...ね。


扉を開ける。




「ただいま〜。」


「あ...お、おかえりです///」


「まみか。昼飯、何?」



んー。いまいちしっくり来ない。

しかも、呼ばれた当の本人は...。



「あ、わっ。え、えっと///...あわわ。キャァッ!!」



ズベッ。



段差も何も無いところで派手に転ぶ彼女。



「...やっぱ、雛菊って呼ぶわ。」

「...すみません。」



ハァ。またやっちゃった...。

とでも言いたげに、落ち込む雛菊。


「オレは『優馬』って呼び捨てでいいからな。“くん”付けって、なんかムズ痒いし。」

「は、はい...。」


そう言う彼女は見た目嬉しそうだが、少しだけ悲しそうでもあった。




「一応言っとくが、周りはみんな『斎藤ー。』だからな。名前で呼ぶのは、家族以外にお前だけだぞ。」

自分でも、なんでそんなことを言ったのかわからない。



だか、それを聞いた彼女は照れたように笑った。

本来は前回の話と合わせて1話分だったはずなのに、

気力がなくて分割(笑)

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