表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪食魔女の食事旅(Remake)  作者: ヤミラミ
第一章 <価値をつけてる>
5/5

第四話、少女、名前を貰う。

三日野宿をして、進んでいった。

四日目である。

生まれ捨てられた地、気を失ってつれて行かれた王都。見たことない場所がまだまだあると思うと少しわくわくした。


「あとちょっとで町に着くわよ。」


「そっか。楽しみ。この手袋はいつ外せるの?」

気になっていたことをミリカお姉さんに聞いてみる。


「基本的に人前で外すことはないわよ。あっ見えた。冒険者と宗教の町『ホルン』よ。」


ミリカお姉さんは手袋つけていないし、基本的に自分の左手の痣はばれることもなく数年くらいは生活していけるかのか、そう考えているうちもう町に着いたらしい。


「冒険者の人とはここでお別れね。ビンスたちも護衛ありがとう。」


「おう。当たり前よ。また呼べよな。」


そう言いながら二手に別れた。


「どこに行ってるの?」


「えー、教会かな。」


「あんた名前ないんだよね。あたしがつけてもいい?」


「いいの?お願い。」


「あなたは今日から『グラ』です。分かった?グラちゃん。」


生まれてから愛情というものを受けたことがなかった、愛情とは呼べないかもしれないが少しうれしかった。

教会へ着くと、神父さんのところへつれて行かれた。

何やらミリカお姉さんが説明してくれている。


「よく来たねグラ。神は君を導いてくださったのだよ。一緒にここで暮らそうね。」


「私、強くなりたい。捨てられることがないくらい。」

強くないとくそデブとか警備兵、そいつらを同じ目に合わせてやれないもん。


「じゃあ、頑張らないとだ。そこのミリカはここの孤児の子でね。町の教会で一番強いのさ。教えて貰いなさい。」

ニコニコしながらミリカお姉さんはこちらを見ていた。


ルーン教会が経営している私が住む予定の孤児院の案内もして貰い、いよいよ一緒に暮らす子供への挨拶。

自分の名前を言う。初めてだと少し緊張する。


「グラです。」


グラにとっても長いようで短い教会ぐらしが始まったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ