表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕と君の出会いと別れ  作者: 雪谷
特別番外編・竹取の3匹の子豚『後編』
444/458

特別番外編・竹取の3匹の子豚《改編》68

 僕は魔日神さんと別れた後に何事も無く散歩に戻ろうとしたら……


※ヒカリ視点※

※森の中※


 僕は魔日神さんと別れた後に何事も無く散歩に戻ろうとしたら、フッとある気配がした。


「!」


 この気配は…

 まずいな…


 あちら方の身内を放置は、後味が悪いし…


 軽く息を吐いて、


 やれやれ、僕は本当は関わりたくないけど…


 冷静な顔で近くの獣道を歩き出した。


 因みにいつもなら、直ぐにゲートを使用して移動するが、今回は使えない理由があった。


※数分後※


 茂みのガサゴソと音と声が聞こえて、


「デコデコ(この茂みにも居ないぞ!)」

「デコデコ(ええい! 何処に行った!)」

「デコデコ(次の茂みも探すぞ!)」

「デコデコ(イエッサー!)」


 そこには、リーナさんと一緒にいた軍警察のデコ族の二人が、茂みの近くで一人は指示を出して、もう一人は敬礼をしていた。


 そこに近くに僕は声をかけて、


「君達、その場でストップだよ。」

「!!」

「!?」

「そのまま動かないでね。」


 2人のデコ族は驚きの顔になった。


 不思議な顔で振り向いて、


「デコデコ(この声は?)」

「デコデコ(え? まさか?)」

「デコデコ(恩人(ヒカリ)殿!?)(同時)」


 同時に僕を見て驚きの顔で、マジマジと僕を見ていた。


「デコデコ(なんで? こちらにいるんですか?)」

「デコデコ(先程、帰られた筈では?)」

「先程、女神教と取引が決まって、るみ子さんに確認する事もあり、こちらに友達と戻っただよ。」


 質問されて僕は答えた。


「デコデコ(な…なるほど…)」

「デコデコ(自分も理解が出来ました。)」


 2人のデコ族は納得した顔をした。


 一応、僕は確認する為に、


「何をしてるの?」

「デコデコ(ここは…自分が答えます。)」

「デコデコ(自分は、お店の近くを巡回中に()()()()()()を森の方から感知して、茂みがガサゴソと少し奥で揺れたので、近くに居ました曹長殿に相談しまして、念の為に出来る範囲で調査が必要だと曹長殿が判断したので、自分と曹長殿で確認をしてました。)」


 直ぐにハッキリと細かな説明を一人のデコ族が答えてくれた。


 言葉の意味から、僕は状況を把握した。


「なるほど…」

「まだ、それは見つかって無いだね?」

「デコデコ(はい、そのとおりであります。)」

「デコデコ(面目無いです…)」


 僕は確認して、二人のデコ族は顔を下を向けた。


 しかし僕としては、


「なら、良かった。」

「今のところは、被害はなくて、本当に良かった。」


 その言葉を聞いて、

 

「デコデコ(え? それは?)」

「デコデコ(どう言うことですか?)」


 目をパチパチして意味が解らず首を傾げて、二人のデコ族は頭に幾つもの「?」を浮かべていた。


 そこに気配を消して、


「何も無いのは幸いね。」

「あ、シオンさん」

「そうですね。」

「このデコ族は()()に見つからなかったのは、本当に運が良かったわ。」


 腕を組んでシオンさんが僕の後ろに立っていた。


「あ、シオンさんも知ってるだ?」

「そりゃ、当然よ。」

「アレは……昔から、有名よ。」


 当たり前の顔をしていた。


 冷静な顔でシオンさんは、


「まあ、ヒカリがこの森で散歩してるから、わたしは心配で来たのもあるけど…」

「心配してくれて、ありがとう」

「この程度の事は、ヒカリの親友として、なりよりも親衛隊としても当然よ!」


 素直に僕はお礼を言うと、頰を少しだけ赤らめてシオンさん照れくさそう言った。


[本当は…親友じゃなくて、恋人と言いたいけど…]


 多分、僕に否定されると思ってシオンさんは言わなかった。


 直ぐに鋭い視線で、シオンさんは右側の方の奥の茂み見て、


「一応、確認するけど………これから、どうするの?」

「まあ……僕は個人的には、出来れば関わりたくないけどね。」

「それは……そうなのよね。」

「確かに関わりたくないのは、わたしもそこは同意ね。」


 これは、僕とシオンさんの本音だった。


「生涯で、一度するかのレベルだし…」

「本来は遭うことは無いけど…」

「確かにね。」


 この会話でも話についていけず、デコ族の二人は全く理解が出来ずにいた。


 シオンさんは僕の方を見て、


「流石にアレを放置は……このままだと危険よね?」

「勿論だけど、おそらくアレは今は寝てるみたいだけど、流石に知ったら『はい、そうですか。』と、放置はしないよ。」

「放置の方が後々に被害が出るかもしれないし……」

「そうね。」


 既に状況をシオンさんは、理解しており質問されて、僕は言葉を返した。


「アレを見つけたら……本当に面倒ね。」


 やれやれとポーズでシオンさんは面倒な顔をしていた。


「ところで、ヒカリのお店の方には、アレは行く可能性は無いのね?」

「ああ、問題はないよ。」

「本当に大丈夫なのかしら?」

「そこは、大丈夫だよ。」


 シオンさんに念入りに確認されて、理由を僕は説明する事にして、


「そもそも、お店よりも向こう側が今回の話の範囲だから、こちら側の森は『迷いの樹海』だから、最悪はこの森で迷ったら出れないし、こっち森の方は今回の本来は話では無い筈だったから、こっちは人も来ないしね。」

「へえ、ここは樹海なんだ…」


 興味深い顔をシオンさんはして、


「念の為、お店よりも向こう側には、女神イヴのお得意の結界で、アレも向こう側には行けないからね。」

「なるほど…女神イヴ様の十八番の『聖なる結界』ね。」

「そうそう」

「それなら、安心ね。」


 そう僕はこたえると、直ぐにシオンさんはジト目になって僕を見てきた。


「ところで、ヒカリはここを散歩しても大丈夫だったのかしら?」

「へ!」


 突然、空気が変わった気がした。


わたしとしては、()()()()()()()()()()()()()()()()〜?」

「え!」

「まだ入口の付近だし、この森には奥に行かなければ……大丈夫だよ。」

「ふ~ん、なるほど」


 凄く嫌な予感がして僕は言うと、シオンさんは冷静な顔になった。


[全く…無自覚でヒカリは無防備よね。]

[これは、色々とダメよね!]


※※※


 直ぐに念話でシオンさんは、 


『今回の件が終わった後で、ヒカリはわたしがしっかりとお仕置き確定よ!』

『え!?』

『な、なんで!?』


 これには僕は驚きの顔になった。


『これは、当然よ。』

『そもそも樹海なら、ヒカリは事前にわたしとリーナにしっかりと説明をする義務があると思うし、ヒカリわたし達に何も報告を怠って、何もしなかったからよ。』

『これは、軍の言う事前の報告義務違反よ。』

『そして、そのままヒカリは、普通に散歩に行くし、これは親衛隊として……恋び…いえ、友達として見過ごす事が出来ない案件よ!』

『…………これは……過保護過ぎるよ!』


 真剣な念話してシオンさんは何かを言い直して、流石にツッコミを僕は入れた。


『そう、過保護と思うんだ。』

『なら、無自覚のヒカリからは、反省してないわね。お仕置きは10倍ね♪』


 ニッコリとシオンさんは僕を見ていた。


「⁉」


 10倍⁉


 生き生きした顔でシオンさんは、


『アレの駆除が終わったら、凄く楽しみね♪』

『そんな〜!』


 暗い顔で僕はがっくりした。


※※※


 僕とシオンさんのやり取りに関わらず、デコ族の二人は、


「デコデコ(え! ここは……まさかの樹海なのか⁉ こ、こわ⁉)」

「デコデコ(奥に行かなくて、本当に良かった…………)」

「デコデコ(絶対に帰れず遭難して、仲間に捜索の救助で発見されて、少尉殿にガチギレで本気で叱られる未来しか、俺には想像が出来んし、本当に色々と危なー!)」

「デコデコ(自分も奥に行って無くて、本当に…良かった。樹海なら帰る自信が有りません……)」

「デコデコ(以前にデコ族の里の樹海でも迷いましたので……)」


 二人のデコ族は冷や汗を流した。


 続く

 いつも読んでくださりありがとうございます。


 また読んでくださりますと幸いです。


 次回は…仕事のシフト的に2月18日の頃の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 いつも時間を読んでくださりありがとうございます。  また読んでくださりますと幸いです。  ブクマ&評価をしてくださりますと幸いです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ