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ヒロインのテンションが終わってた件

やっぱり短いです。

「アカツキ、一緒にカレー食べに行こっ!!」

「え、あ、うん。」


 最初のセリフの人、誰だか分かる?わからないだろう。ユリだよ!!おかしいだって?おかしいと思ってるさ!!私も!!


ユリが1週間後に帰ってくるね、って言って出て行ったと思ったら、すぐに帰ってきたあの日から、数えて七日目である。もちろん私は問いかけた。どうしてそんなに早く帰ってきた?と。そしたらね、一週間出かけるのなしになった、ってユリは言うのさ。なにがあったの!?って普通思うでしょ。聞こうと思ったのね。でもね、ユリがね、そういえば・・・アカツキはユリが明るくなったらイヤ?というなんの脈絡もない質問をぶつけて来たのね。戸惑ったよ、私。それでも答えたんだよ!!ユリはユリが好きなようにいて、って!!そしたらね、ユリのノリが冒頭みたいなのにいきなり変化したんだよ!!なんで!?いや、いい傾向だとは思うよ!?でもね、ものには限度というものがあると思うんだ!!あまりにも唐突過ぎやしないか!?


「ユリはねぇー、このカツカレーが好きっ!!」

「あ、うん。私も。」

「どうしたの?アカツキ?つまらない?」


 ユリの目がウルウルしだして、大きなしずくが今にも零れそうになっている。


 可愛い!!・・・・じゃなくて・・・・・。


「そんなことないよ!!断じてないよ!!」

「じゃあさ、私と一緒に今日の舞踏会で最初のダンス、一緒に踊ってくれる?」

「え、あ、も、もちろん!!」

「えへへ、良かった!!」


 ええー!!まさかのユリからのお誘い!?


「ごちそうさまー!!」


 ユリってそんなに食べるの早かったっけ?食べる速度ってテンションによって変わんの?


「ごちそうさまでした。」

「それじゃあ、部屋に帰って着替えよう!!」

「・・・・・うん。」


 どうしてだろう。どうしてもユリのテンションについていけない。


 

* * * * * *



「うーん、ユリはタキシードにしようかなー、モーニングにしようかなー、燕尾服にしよーかなー、ドレスにしにようかなー?あ、アカツキはドレスね。ハイこれ確定!!」

「うん・・・・・。」


 まぁ、今回は元よりドレスのつもりだったしいいか・・・・・・・。


「えっとね、アカツキにはこれを着てほしいかなっ!!」


 そう言って差し出されたのは、真っ赤な真紅のドレス・・・・・・。


「いや、そのドレスはちょっと・・・・・。家から用意されてるのもあるし・・・・・。」


 タキシードも燕尾服もモーニングも家のを用意されてるからね。


「なんでー?こっちの方がアカツキに似合うよー!!」


 なんでユリはいきなりこんな押せ押せに!?見た目は変わんないのに!!


「いや、家のがマジであるから。」

「いーやーだー!!」


 はぁ・・・・・・・・。まぁ、可愛いからいいか。




 



あなたはどんなユリが好きですか?

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