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"ヒト"

それはもっとも多い種族に与えられた敬称。

我らは、精霊の声を聞く長き耳をもち、知性に長け、長き時を生きる。

"レイサ"

精霊に呪われし者は短き耳となり、知性は劣り、短き一生を終える。

ヒトと似た形ではあるが弱き寂しい生き物である。



「300年前の本でも相変わらず…か。」

ひんやりとした石造りの地下室に少年らしさのある若い男の声が広がる。

カンテラの光がゆらゆらと燃え、男の顔をわずかに照らす。

うおおおおおあああ……

上の方から奇声が聞こえてくる。

恐らく俺の処分方法でも決めたのだろう。

文字が読めることを気にくわなかった奴は、俺をここへ閉じ込め、殴ることで快感を得ていた。

しかし、昨晩のパーティーで新しいレイサをもらって来たらしい。俺はお払い箱。

短き耳の先に触れて思う。

ー俺にも精霊の声が聞け、幸せな時があったのだろうか。

そして、どのような大罪を犯してしまったのか、とー


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