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第1グループ決着

 第1グループの残りは、俺とヴァン、シグレ、バーニング、リン、性女の6人となった。


 俺達は、広い特設ステージの中央付近に集まる。


「俺と勝負っス!」

 一番最初に口を開いたのは、バーニングだ。


 バーニングが槍を構えて、俺へと突っ込んで来る。


 俺は迎撃態勢に入るが、俺とバーニングの間に、ヴァンが滑り込んで来た。


「残念だが、お前の相手は俺だぜ!」

「盾のオッさんは引っ込んでるっス!」

 誰がオッさんだと、憤慨したヴァンは、盾でバーニングを突き飛ばす。


「リンと戦いたいんだろ?」

 ヴァンは、俺がリンとバトルしたいのを察していたようだ。


「すまんな。」

 ヴァンは俺に気を遣ったようだが、ヴァンもバーニングとバトルしたそうだったことに俺はちゃんと気が付いている。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「され、やり合おうぜ!」

「あ〜あ、クラウドとやりたかったっス。」

「まぁ、不貞腐れんなよ()()。」

「!?」

「隙あり! 『シールドアタック』!」

「ぐっ!? 」

 ヴァンは、会話でバーニングを揺さぶり、動揺した瞬間を狙って盾技をお見舞いする。


「汚いっスよ! てか、何で俺の名前を知ってるんスか!?」

「その口調は、番匠に間違いないだろ? それに、俺が流した情報で前回のイベントボス迄辿り着けただろ?」

「まさか!? 桃木部長っスか!?」

「ああ。」

「まさか桃木部長だったとはっス。」


 会話しながらも、ヴァンとバーニングは攻防を繰り広げており、ヴァンはバーニングの槍を盾で全て防ぎ切る。


「『フレイムスピア』!」

「『ウインドシールド』!」

 バーニングの炎を纏った槍が、ヴァンの風を纏う盾とぶつかり合い、周囲の気温をグングン上昇させて行く。


 熱い男の戦いは、暫く続くこととなる。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「そう言うことなら、私は淫乱女とやるわね。」

「ちょっと待ちなさい。私は淫乱女じゃないわよ!」

 シグレが、はち切れんばかりの巨乳を持つ性女へと目を向けた。


「だって、あなた性女なんでしょ?」

「違うわよ! 違わないけど! 違うの! 名前の変換を間違えたのよ! 本当は聖女にする筈だったのに。」

 まさか、本当に変換ミスだったのか!


「そうなの? でも貴女の見た目は、どう見ても性女って感じよ。」

「煩いわね! もう許さないんだから!」

 シグレと性女は、俺達から少し離れた場所へ移動しバトルを開始する。


「『クイックアロー』!」

「『エクスタシー』!」

 シグレは、素早い動きで矢を放ち、性女を射抜く。


「くぅ……快感ね。」

 性女は、目をとろんとさせ、顔を赤くしている。


「うえっ!? 変態ね。」

「失礼ね。」

 性女の発動した魔法は、受けたダメージを快感に変換することで、ダメージ分を回復するのである。


「どんどん行くわよ! 『アクアアロー』!」

 その後も、シグレは次々と矢を放つが、その度に性女は乱れて行く。


「はぁはぁはぁはぁ、堪らないわぁ。もっとちょうだぁいぃ!」

 完全に逝ってしまった表情をする性女に、シグレは恐怖する。


 その一方で、観客席は大いに賑わっていた。


「だ、誰か代わってぇ!?」

 観客席に居る男達は、代わりたいと願うが、特設ステージに入ることは出来ない。


 シグレを助けてくれる人は、いないのだった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さて、俺と戦ってくれるか?」

「いいアルよ。」

 俺は、全神経をリンだけに集中し、剣を構える。


「行くアル!」

 リンは、間合いを詰めるために高速で俺に接近する。


「させるか! 『ブルージェット』!」

 リンに接近するされまいと、俺は地面に剣を突き刺しブルージェットを放つ。


 地面から天へと登る青い稲妻はリンを捉え、動きを一瞬封じる。


「『サンダーブレット』!」

 そのままリンへダメージを与える為に、遠距離攻撃を放つ。


 リンは、直ぐに正拳突きの構えに入る。


 俺はその姿を目にし、直ぐサイドステップを踏む。


「『ウイングフィスト』!」

 リンの風で出来た拳が、先程まで俺が居た場所を通り過ぎる。


「……やるアルね。」

 リンの試合を観戦していなければ、 今の一撃を喰らっていただろう。


「ふぅーー。『サンダーバースト』!」

 俺は強化魔法を発動し、リンへと接近する。


「『サンダァースラーーシュ』!」

「私に接近戦を挑むアルか! 『サイクロンアッパー』!」

 俺はそのまま魔剣技を放ち、リンも腕に竜巻を纏わせたアッパーを繰り出す。


 両者がぶつかり合い、雷が周囲の地面を抉り、激しい風が吹き荒れる。


 お互いに弾け飛び、距離が開く。


 俺は、その際に一瞬リンを見失ってしまっていた。


「油断大敵アルよ。『八卦掌』!」

「がはっ!?」

 その隙に、俺へと接近していたリンが掌底を俺の腹部に叩き込んで来たのだ。


「くぅ……。」

「アレを耐えるとは、やはり強者アルね。」

 リンの繰り出した攻撃は、内部破壊技。


「これは、メガネくんとのバトルまで取っておきたかったんだがな。仕方がない。ここで負けたら意味がないからな。」

「ん? まだ奥の手でもアルあるか?」

 俺は呼吸を整えて、奥の手を発動する。


「『タケミカヅチ』!」

 俺の身体を纏う雷がより一層強くなり、剣にも同様に雷が纏われる。


「さっき迄とは違うようアルね。」


 俺が発動したタケミカヅチは、サンダーバーストの上位互換となるものだ。


 消費するMPが倍になる代わりに、ステータスの上昇値もサンダーバーストの倍になるのだ。


「長くは持たない。一撃で決めさせてもらう!」

 俺は言葉を言い終わると同時に、一瞬でリンへと間合いを詰めると、剣を一振りする。


 その一撃は轟音を巻き起こしながら、リンを呑み込んだ。




「第1グループの勝者が決定しました! 勝者クラウドーー!!」

「「「おおぉぉぉぉぉーー!!」」」


 クラウドとリンが激戦を繰り広げている間に、ヴァンとバーニングは相討ちとなり、シグレは棄権。

 性女は、精神崩壊していたので、戦闘不能となっていたのだった。

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