第2グループ
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ありがとうございます( ^ω^ )ノ
第2グループは、スノウ、シャインのバトルとなる。
また、闘技場の連勝最高記録保持者のメガネくんも、このグループだ。
注目すべきは、討伐数部門第3位のミナゴロシ、コンボ数部門第3位のロック、第4位のゴンザレスと言ったところだろう。
「頑張ろうねシャイン。」
「はい。」
試合開始のアナウンスと共に、各地で戦闘が開始される。
「『アタックアップ』!」
シャインは、スノウへと支援魔法を発動する。
スノウとシャインはタッグを組んで、他のプレイヤーを次々と倒して行く。
「おっ!? かわい子ちゃんがいるじゃないか。俺と遊ぼうよ子猫ちゃん達。」
チャラ男風な口調の男がスノウ達の前に現れる。
「結構です。」
スノウは一気に間合いを詰めて、チャラ男へと斬りかかる。
「ん〜、積極的だね〜!」
チャラ男は、両手を広げてスノウを待ち受けた。
「『連撃』!」
スノウは、高速で連続斬りを繰り出す。
チャラ男は、その全てを防ぎ切った。
「そんな!?」
スノウが攻撃を終えた瞬間を狙って、チャラ男がスノウを斬りつける。
「いいねぇ〜、いい身体してるじゃないか。」
男は左右の手に持つ短剣に、舌を這わせながらスノウの身体を舐め回す様に見ていた。
「いいぞーー! ミナゴロシ!」
「もっと切り裂けよ!」
チャラ男の短剣によって、スノウの衣服が斬り裂かれ、肌の露出が多くなり、観客達がチャラ男の応援を始める。
「貴方がミナゴロシさんでしたか。」
討伐数部門の上位ランカーだと分かり、スノウは気持ちを切り替える。
「ええ。貴方の身体を斬り刻んであげますよ。」
不気味な笑みを浮かべるミナゴロシ。
「ぐはっ!?」
その顔面目掛けて、光線がぶち当たる。
「え?」
スノウが後方を見ると、ミナゴロシに向けて、杖を構えるシャインの姿があった。
「隙だらけだったから攻撃しちゃいました。ダメでしたか?」
シャインの見事な不意打ちにより、ミナゴロシは呆気なく倒され、その様子を見ていた観客からは、ミナゴロシに対するブーイングが凄かったのだった。
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メガネくんは、確実に敵を仕留め、その数を減らしいる。
「お前を倒せば名が売れるぜ!」
メガネくんを倒して、一躍有名人になろうとする者が多く、メガネくんが苦戦するかに思われたが、そこは連勝記録保持者に違わぬ実力を見せつけ、他のプレイヤー達を一掃する。
「一人ばかりを集団で攻めるやり方は、嫌いなんですよね。」
「よぉメガネくん。」
ガサツそうな男が、メガネくんの前に立ちはだかった。
「えっと、ゴンザレスさんでしたっけ?」
メガネくんも、今回のバトルイベントに向けて、敵情視察はしていたので、有力なプレイヤーはある程度把握している。
「ああそうだよ。メガネくん。いや大島くん。」
「!? 何故俺の名前を!」
「お前見た目がそのままじゃねぇかよ。気付くに決まってんだろ? んなことより、俺が分からないのか? 俺達友達だろ? いつも校舎の裏で仲良くしてたじゃんかよ。」
「ま、まさか!? む、村井なのか!?」
「やっと思い出してくれたか。全くマブダチの名前を忘れるなんて……お仕置きが必要だな。」
メガネくんは、現実世界で高校に入学して早々、村井ことゴンザレスから、執拗ないじめを受けていた。
小学生がやるような幼稚なものから、悪質なものまで、多種多様ないじめを受け続け、メガネくんは高校に入学して、1ヶ月で不登校となる。
「昔みたいに仲良くしよう、ぜ!」
「がはっ!?」
メガネくんは過去の恐怖で足がすくんでしまい、ゴンザレスの攻撃でボコボコにされて行く。
「なぁ、メガネくんって、連勝最高記録保持者なんだろ?」
「見っともなねぇな。」
「しっかり戦え!」
観客席からは、メガネくんに対する野次が次々と上がる。
「くっぅうっ……。」
「いや〜、楽しいなぁメガネくん。昔を思い出すよ、な!」
蹲るメガネくんの腹を、不敵な笑みを浮かべながらゴンザレスが蹴り上げる。
「……ちく、しょうぅ。」
メガネくんは、歯を食いしばりながら立ち上がり、ゴンザレスを睨み付ける。
「なんだその目は? 」
「うっ!?」
睨みつけたものの、メガネくんは未だゴンザレスに恐怖しており、やられるがままだった。
「やっぱお前をいたぶるのは最高に気分がいいぜ。ちょっと勉強が出来るからってチヤホヤされやがってよ。もっと痛め付けてやる。『フレイム』!」
ゴンザレスは、火属性の魔法をメガネくん目掛けて放つ。
「気に入りませんね。」
「最低ね。」
そんなメガネくんの前には、美女二人の姿が。
ゴンザレスの放ったフレイムを、スノウはアイススラッシュで斬り伏せた。
「なんだテメェらは!? 邪魔すんじゃねぇよ!」
「リアルで何歳か知りませんが、虐めなんて……人として屑ですね。」
「貴方モテないですね。」
「なっ!?」
美女二人からの口撃に、ゴンザレスは大ダメージを受けた様子だ。
シャインはメガネくんへと近付き、ヒールを掛ける。
「俺は敵、ですよ?」
「関係無いですよ。あんな奴に負けないで下さい。」
メガネくんは、シャインの差し出す手を握り返し、立ち上がる。
「貴方がどんな虐めを受けて来たか、私は知りません。でも、虐めをする人は最低です。そんな最低な人に負けないで下さい。」
スノウはゴンザレスを無視して、メガネくんの目を見て、思いを伝える。
二人の美女にこんなことを言われて、立ち向かえなければ漢じゃない。
そんな気持ちになったメガネくんは、自分を奮い立たせる。
「乗り越えてみせます。」
「チッ!? いつもお前ばっか……ギタギタにしてやんよ!」
その後の勝負は呆気ないものだった。
本領を発揮したメガネくんによって、ゴンザレスは瞬殺される。
「お二人のお陰で、立ち向かえることが出来ました。ありがとうございます。」
「いえ。」
「よかったですね。」
三人は、ほのぼのした雰囲気を醸し出していたのだが、その雰囲気が一瞬にして凍り付く。
「隙ありだ! 『ロックブレイカー』!」
突如現れた、スキンヘッド男がシャインへと岩石を纏う斧を振り下ろし、シャインを戦闘不能へと陥れたのだ。
「なっ!?」
「シャイン!?」
完全に油断していたことを、メガネくんとスノウは後悔する。
「げへへへへ。まず1匹。後はお前らだけだ!」
ゲスな笑いをする男、名をロックという。
「……ロック。貴様。」
メガネくんは、自分に手を差し伸べてくれたシャインを倒したロックに敵意を抱く。
「何だ? これはバトルロイヤルだぞ? 油断する方が悪い。」
「『アイススラッシュ』! 貴方も油断し過ぎです。」
メガネくんへと意識を向けていたロックへと、一瞬で間合いを詰めたスノウが、ロックへと魔剣技を放ち戦闘不能にしたのだ。
メガネくんは、スノウの行動の速さに驚く。
「さて、これで第2グループは私と貴方の二人だけですね。」
「そうですね。全力で戦わせてもらいますよ。」
「望むところです。」
メガネくんとスノウの戦いは、会場中を沸かせる試合となった。
「勝者……メガネくん!」
会場には勝者のアナウンスが鳴り響き、観客の雄叫びが上がっていたのだった。




