表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/73

プレイヤーキラー遭遇

お陰様で昨日無事に、20,000PV突破となり、評価も200を超えました!٩( 'ω' )و

ありがとうございます!(๑╹ω╹๑ )ノ


これからも応援よろしくお願います!

今回の事件は、次で終わる予定となります!

そろそろ、ハッピーな内容を書きたいですね(^◇^;)

 田黒と上司の小林巡査部長が、沢野弘と佐内恵菜のトラブルについて、取り扱っていたと自供した後、個別に巌課長から取調べを受けることとなった。


 以降の話は、警察署で巌課長の側に居た風雅から聞いた話だ。




「私は、田黒にしっかりと記録に残すように指示していました! 田黒がやらなかっただけだ!」

 と、強く抗議した小林部長。


 小林部長は、50代の小太りな人だ。

 警察署内でも、仕事をしない人という風に言われている。


「記録に残っていないから言ってるんだ! 一緒に現場に行っていたのに、何故記録が残されていないんだ!」

「そんなのは、田黒に聞いて下さい! 私は知りませんよ!」

 一貫して、俺は知らない。

 田黒に指示したと供述し、巌課長にも喰ってかかる。




「確かに、現場に行きました。小林部長が記録に残すように言いましたが、他の事件を抱え込んでいて、手が回りませんでした。」

「手が回らなかっただと!? そんな言い訳で済む訳がないだろ!」

 田黒に反省している様子が見られないことから、巌課長は更に激怒する。


「お言葉ですが、俺が手が回らなかったのは、小林部長が全て俺に仕事を丸投げしているからです。小林部長には、手一杯なので、この件はお願いしますと言ってありました。」

「上司に命じられたんだろ! お前がやるんだよ!」

 田黒は、これ以上話しても無駄と感じたのか、そのまま巌課長の前から立ち去った。


 以上が、風雅から聞いた話である。



「なぁ、クラウドどう思うよ?」

「まぁ、田黒も刑事になったばっかで、仕事を押し付けられてキツかったんだろうな。」

 現在、俺達は仕事が一区切りついて帰宅したので、NMにログインしている。


「全く、小林が役に立たねぇからな。」

「そうだな。」

 今回の田黒と小林部長の処分については、署長からの厳重注意で終わっている。


 沢野弘と佐内恵菜のトラブルと、今回の殺人事件との繋がりは不明なままだ。


 以前のトラブルが原因で、佐内恵菜が沢野弘を殺した可能性があると考えられたが、佐内恵菜の供述通り、佐内恵菜の携帯電話の位置情報や、沢野弘の携帯電話の位置情報から、佐内恵菜の供述が正しいと証明されている。


 また、佐内恵菜が誰かに携帯電話を渡して、通話させている間に、沢野弘を殺害した可能性もあったが、佐内恵菜の住んでいるアパートの出入口には、防犯カメラが設置されていて、沢野弘がアパートを出てから、佐内恵菜がアパートを出る様子は記録されていなかった。


 従って、佐内恵菜には、本件犯行は不可能と判断された。


 まだ、佐内恵菜に共犯者が居たという可能性は残ってはいるが、共犯者がいる可能性も低いとみられている。


「そう言えば、この前の闘技場近くの現場に、黒色のカードが落ちていたんだが、沢野弘の遺体の近くにも黒色のカードが落ちてたと鑑識が言ってたな。」

「……二つの事件の犯人が同一の可能性があるってことか?」

「頭部の破損、身体の切断……被害現場が酷似し過ぎていると思うんだ。俺の考えでは、現実世界と仮想世界の犯人は同一だと思う。」

 もし、本当に同一犯だとしたら、世界は狭いもんだな。


「で、また現場に行くのか?」

「ああ。現場100回ってよく言うだろ?」

 現場に100回も行く暇があったら、一回行った時にしっかり見ろとか言わないでくれよ? 犯人が犯行現場を見に来たり、また犯行を犯す可能性があるから、100回行くことは大事なことなんだ。


「俺も行くかなーー。」

「いや、ヴァンはプレイヤーキラーと遭遇したプレイヤーやNPCがいないか、聞き込みをしてくれないか?」

「聞き込み?」

「プレイヤーキラーに襲われた日や場所、襲われた人の特徴、襲われた時の人数、プレイヤーキラーの見た目などの情報を集めて貰いたい。それに、一人の方が相手が襲ってくるかもしれないだろ?」

 こっちが複数で襲ってくるとは考え難いからな。


 俺は、ヴァンと別れて、前回の闘技場近くの裏路地へと足を運ぶ。


「ここだったよな。……行くか。」

 俺は、薄暗い裏路地に足を踏み入れた。


 俺が通りから見え難い所まで進んだ時、()から殺気を感じた。


「!?」

 俺は咄嗟に前転して、その場から移動する。


「……チッ。」

 俺が前転してそのまま後方を振り返ると、短剣を両手に持った、黒色の忍び装束の男が立っていた。


 忍者男は、建物の屋上から短剣でクラウドを刺殺しようとしていたのだ。


「……お前がプレイヤーキラーだな?」

 俺は、忍者男に声を掛けながら剣を構える。


(この場所は、不味かったかな。)


 この路地裏は、幅員が広くない為、相手の短剣の方が自由に攻撃を繰り出すことが出来るのだ。


「……だったらどうするってんだ? ここじゃ俺の方が有利だぞ。」

 忍者男は、この場所での戦闘に絶対の自信を持っているようだ。


「やってみないと分からないぜ?」

 俺は相手を挑発するように、手招きする。


「ふっ。強がりを。……死ね!」

 忍者男は、素早い身のこなしで、クラウドへと接近する。


「『サンダーブレット』!」

 俺は、一直線に向かってくる忍者男へと、雷をお見舞いした。


「ハッ! 『ダガースラッシュ』!」

 忍者男は、建物の壁を蹴り、壁走しながらクラウドの魔法を回避し、クラウドの身体を斬りつける。


「くぅ!? 速い!?」

「オラオラどうした!」

 完全に自分の間合いに入った忍者男は、素早い動きで、クラウドの身体を何度も斬りつける。


「この!? 『サンダーバースト』!」

 俺は、強化魔法を発動し、強化された脚力で一気に地面を蹴りつけ、バックステップした。


「へぇーー、まだまだ余裕そうだね。切り刻みがいがあるね。」

「チッ!? 何でこんなことをするんだ!?」

 少しでも忍者男から情報を引き出そうと、話しかける。


「ん? 理由? 楽しいからだよ。人を切り刻むのが堪らなく興奮するんだ!」

 コイツは、かなりクレイジーな野郎のようだ。


「NPCやプレイヤーを襲ったのは、自分の欲求を満たす為だと?」

「そうだよ。最初は、NPCをぶっ殺してストレス発散していたんだ。だが、アイツらじゃ物足りなくてな。次にプレイヤーを襲ったんだ。堪らなかったよ! 泣き叫ぶ声、仕草、全てが俺を興奮させてくれた! アレはNPCには不可能な反応だよ!」

 NPCで満足出来なくなって、プレイヤーを襲い始めたって訳か。


「……この前は最高だったなぁ。さっきも別の場所で一人殺したが、物足りなさを感じたよ。……もうこっちの世界じゃ満足出来そうにないな。」

 この前? 物足りない? こっちの世界で満足出来ない?


「……お前、まさかリアルで殺したのか?」

 俺は、聞かれずにはいられなかった。


 忍者男は口ものとニヤつかせ、俺の質問には答えず、短剣を投擲して来る。


 今の感じだと、やはりコイツは現実世界で殺人を犯している。


「捕まえて吐かせてやる!」

「お前に俺は倒せねぇよ!」

 俺は、忍者男に懐に入られないよう、剣で牽制するが、忍者男は短剣を自由自在に操り、俺の剣を弾いて接近する。


「させるか! 『ブルージェット』!」

 俺は剣を地面に突き刺し、地面からは青光した稲妻が忍者男を襲う。


「ぐあっ!?」

 忍者男は、稲妻により身体の動きが止まる。


「喰らえ! 『サンダースラッシュ』!」

 俺は、上段に剣を構え、真っ直ぐに剣を振り下ろす。


「調子に乗るなーー! 『デスクロス』!」

 忍者男は、左右の短剣をクロス状に斬りつける。


 俺と忍者男の技がぶつかり合う。


 激しい衝撃が発生し、俺は更に力を込めて、デスクロスを押し込む。


「なっ!? 俺のデスクロスが!?」

 俺は、デスクロスを跳ね除け、サンダースラッシュを忍者男に叩き込んだ。


「ぐあーー!」

 忍者男は、傷口を抑えて後ずさる。


「逃すかよ!」

 俺は、忍者男へ駆け出す。


「絶対に殺してやるからな!『アバター』!」

 俺が剣を突き刺すと、アバターがエフェクトを発生して消滅する。


「……逃げたか。」

 しかし、プレイヤーキラーの姿は、スクリーンショット機能で撮影済みだ。


 忍者男が現実世界の殺人犯の可能性があることから、俺は出会って早々に、相手を撮影していたのである。


「この写真をNMの運営に照会すれば、ログインしている人物が割り出せるだろう。」

 その後は、割り出した人物を調べて行くだけだ。







今回のおまけ


雪;はぁ〜、疲れたね時雨ちゃん。


日影;そうだね、ゆっき〜。


雪;ご飯何にしようか?


日影;う〜ん、焼肉?


雪;……今から焼肉するの?


日影;お腹空いちゃって。


雪;仕方ないな〜。分かったよ。


日影;次いでだし、番匠と大附も呼んであげるよう。


雪;今から呼ぶの?


日影;焼肉はみんなで食べた方が美味しいでしょ。


雪;う、うん。


番匠;肉食わしてくれるんだって!?


大附;お、お邪魔します。


日影;ちゃんとお金払いなさいよ!


番匠;えーー、タダじゃないのかよ。


日影;当たり前でしょ! 一人2000円よ。


番匠;は? 高いだろ!


大附;えっと、はい。2000円。


日影;ホラ、大附は払ったわよ。


番匠;ぼったくりだ。ホラよ。


日影;毎度。


雪;貰い過ぎだよ。時雨ちゃん。ちゃんと二人に1000円ずつ返して。


日影;え〜。いいじゃん。ゆっき〜。


雪;……じゃあ時雨ちゃんはお肉無しね。


日影;え!? う、嘘だよね!? ねぇゆっき〜!? 嘘って言ってよ!


雪;どうすればいいか分かるよね?


日影;……はい。


番匠;大野さんって、怒らせると怖いんだな。


大附;……う、うん。


雪;ほら、もう準備出来たからみんな座って。


日影&番匠&大附;はーーい。


一同;いただきまーーす。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ