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戦後〜祝勝会開始〜

少し短い回となります(・・;)

今回もおまけ付き!

 多くの仲間を失った俺達だったが、何とか今回のボスを倒すことに成功した。


「凄い綺麗な剣筋だね。流れるような動きだし。武器が刀だったらもっと良い動きになりそうだね。」

 スノウの剣は見ていて、とても素晴らしいと思う腕前だった。


「ありがとうございます。クラウドの剣も、力強くて綺麗な剣筋でしたよ。現実でも剣道か何かされているんですか?」

 綺麗な人に褒められるのは、嬉しいね。


「ええまぁ。それなりにやっていますね。」

 これでも、たまに参加する大会では上位に入る腕前はある。

 一応、高校時代は全国優勝もしたことあるし。


「あっ!? リアルのお話は厳禁でしたね。」


「いえいえ。構いませんよ。スノウも誰かに剣を教わったことがあるのか?」


「私は、おじいちゃんから教わりました。」


「そうなのか。かなりの実力者なんだろうな。」


「ええ。未だに一本も取れないんですよ。いつかギャフンと言わせたいんですけど。」

 久しぶりにギャフンなんて聞いた気がするな。


「そりゃ凄そうだ。俺もいつか手合わせ願いたいね。」


「機会があれば是非。」

 強い人と戦うのは、いい経験になるからな。



「なんだよスノウ。私を除け者にしてイケメンと仲良くしちゃって。」

 近くで見ると、更に大きく感じるな。

 あんまり見ていると失礼だろうけど、男なら目は行っちゃうよな。


「し、シグレ。そんなことはいよ!?」

シグレは、スノウを茶化していた。


「初めましてシグレよ。スノウとはパーティー仲間よ。」

 「シグレさん。初めましてクラウドです。」

「さんは要らないわよ。折角出会ったんだし、街に戻ったら祝勝会でもしない?」


「いいですね。ヴァンもシャインもそれでいいか?」


「勿論!」


「……私もいいよ。」

 シャイン、今の間は何だ? まぁ、嫌がってはなさそうだな。

 本当に嫌なら、いつもちゃんと言うからな。


「お〜い。リンも一緒にどうだ?」

 リン? あ〜あのチャイナっ子か。


「そうアルね〜。お言葉に甘えるアル。」

 ソロプレイヤーの割には、ノリが良いんだな。



「お疲れ様。お前ら凄いな。俺ももっと強くならなきゃだな。」

 ナイトも何とか死なずに持ち堪えられたか。


「みんなのお陰だよ。これからもお互い頑張ろうぜ。」


「だな。仲間がやられちまったからそろそろ街に戻るわ。」


「ああ。お疲れ様。」

 俺とナイトは、握手を交わし、ナイトは街に向かって歩き始めた。



 俺もスカイがやられちまったからな。

 スカイにはシャインを守ってもらって借りが出来ちまったな。


「そろそろ俺達も帰ろうぜ。」

 エアストへと戻る途中、スカイから噴水広場で待ってますとのメッセージが届き、無事に合流することが出来た。



「クラウドさん。ボスを倒せたんですね。凄いです!」


「まぁな。みんなのお陰だよ。ボスの最後の悪足掻きもスノウのお陰で被害が増えずに済んだからな。」


「いえいえ。クラウドさんの実力ですよ。」

 謙遜しなくてもいいのに。


「シャインさん、ブスッとしてますね。」


「うるさい!」

「いでっ!?」

 ん? ヴァンのやつぴょんぴょん跳ねてどうしたんだ?


「それで、これからみんなで祝勝会をしようと思うんだけど、スノウとシグレは、どっか行きつけの店とかあるのか?」


「あるわよ。私の妹が経営しているカフェだけどね。」

 ゲーム世界でカフェ屋さん? 確かにこの世界でも飲食出来るし、味や匂いも再現されているからな。


「私の妹はまだ高校生なんだけど、いつか店を持ちたいって、ゲーム世界でお試し中ってところよ。」

 成る程な。

 そういう楽しみ方もアリだもんな。

 警察官なんて、副業も禁止されているから他の仕事はやれないし、この世界なら何でもやれるし。


「なら、そこで決まりだな。」

 俺達は一塊になって、シグレの妹が経営するカフェを目指した。



「お洒落なカフェだな。」

 現実世界にあったら、お高い店って感じだな。


「でしょ?」

 胸を張って自慢されると、その凶暴な胸が更に威力を発揮するんですが。

 ほら、ヴァンが鼻血出してる。


「いらっしゃい。……何だシグレ姉さんか。」


「何だとは失礼ね。客連れて来たわよ。個室開いてる?」


「姉さんナイス! 空いてるよ。スノウさん以外は初めてですね。いつも姉がお世話になっています。妹のメイプルと言います。」

 メイド喫茶のような服装をしている子だな。

 凄い似合ってるな。


「初めまして、クラウドと言います。メイプルちゃん、しっかりしてるんだね。」

 俺の高校時代は、こんなしっかりしていなかったな。

 将来のこともちゃんと考えてて偉いな。


「そ、そうですか。照れちゃいますね。」

 照れてる仕草も可愛いじゃないか。


「ちょっとぉ、スノウだけじゃなくて、うちの妹も取ろうっての?」


「え? ち、違いますよ!?」


「冗談よ。それじゃメイプル。今日はボス討伐の祝勝会だから、飲み物と食べ物盛大によろしくぅ〜。」


「姉さん達がボス討伐したんだね! すご〜い! 分かったよ姉さん。」


 個室に通された俺達は、メイプルちゃんが用意してくれた飲み物が運ばれてくるのを待った。


「この世界は、未成年者の飲酒が禁止されてないから、みんなお酒でいいですよね?」

 メイプルが用意したのは、色取り取りのカクテルだった。


「それじゃ〜乾杯の発声は、やっぱりボスを倒したクラウドにお願いしましょう。」


「俺ですか? 分かりました。」

 こういう場で話すのは、あまり得意じゃないんだけどな。


「ごほん。では、みんなお疲れ様。今回の勝利はみんなの力があったからだ。ありがとう! それじゃ、かんぱーい!!」


「「「かんぱーい!!!」」」

 こうして、俺達の祝勝会がスタートしたのだった。



今回のおまけ


シグレ;祝勝会やろうぜ!


クラウド;いいね。何処でやる?


シグレ;私の妹の店でいいか?


クラウド;オッケー!


メイプル;いらっしゃいませ!あっ!? 姉さんまた別の男捕まえて来たの?


クラウド;また?


メイプル;あなたもどうせ姉さんの胸が目当て何でしょ?


クラウド;い、いやそういう訳じゃ。


シグレ;何をコソコソ話しているんだ?


メイプル;姉さんなんだけど、実は男なんだよね。


クラウド;は?


メイプル;だから、現実世界では男なの。


クラウド;嘘だろ?


メイプル;本当だよ。妹の私が言うんだから。悪いこと言わないから、あんまり関わらない方がいいよ。


クラウド;はぁ〜。現実が男だろうと関係ないよメイプルちゃん。


メイプル;え?


クラウド;今は、シグレも立派な女性だ。


メイプル;クラウドさん。


シグレ;だ〜か〜ら〜、何の話をしているんだよ!?


クラウド;シグレ、俺はお前が本当は男だろうと、この世界では女性として扱うよ。


シグレ;へ?


メイプル;あっやばっ!?


シグレ;メ、イ、プ、ル? これはどう言うことなのかな? ちゃんと説明しなさい!


メイプル;ね、姉さんに変な男が寄らないように、妹として当然の行動をですね。


シグレ;言い訳すなー!!


クラウド;結局、シグレはどっちだったんだ?


次回予告!!

ボス戦を終えての祝勝会が開始され、遂にランキングの発表の時が訪れる。

果たして、ランキング入りしたものとは?

そして、祝勝会はどのような結末を迎えるのか!?

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