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レイドボス〜決戦の裏側〜

少女の設定が少し変更となりました(>人<;)

前話編集しておりますm(_ _)m

既に読んでいた方ごめんなさい。


逃走中の前に投稿出来ましたf^_^;



 私の名前はスノウ。


 現実の私は、素顔を晒すのが怖くて、自宅以外ではいつも顔を隠して過ごしています。


 小さい頃、友達に私の顔のことで虐められたのが原因です。


 20歳を越えても未だに改善されていません。


 そんな中、世界初のVRMMOゲームが発売されました。


 現実世界では、姿を晒すのは怖いけど、こっちの世界でなら、素顔を出せるかも知れない。


 そんな思いで、私はこのゲームを始めました。



 私は、最初のチュートリアルで、なるべく現実世界のままの姿にしようと、髪色と瞳の色だけ変更し、この世界に降り立ちました。


 現実世界では、常に顔を隠しているが、勇気を振り絞って顔を出してみました。


 今でも、その時の開放感は忘れられない。

 やっと、私になれた。

 そんな清々しい気持ちでした。



 1人でしばらくプレイしていたところを、相棒のシグレに声を掛けられ、パーティーを組もうと言われました。


「凄い腕前ね。」

「え?」

「私はシグレ、弓使いよ。私とパーティーを組んでくれないかしら?」

「私とですか?」

「ええ。もしかして、誰かとパーティー組んでるの?」

「い、いえ。」

「まぁ、お互いをもっと知ってからでもいいからさ。」

「は、はい。」


 その後、一緒にバトルしたり話をしている内に、直ぐに仲良しになりました。


 仲良くなってからと言うもの、シグレには抱きつかれてばかりです。

 シグレの胸は凄いんですよ。

 呼吸困難になります。本当に。

 顔をぎゅぅーと胸に押し付けられるんですから。


 それから、シグレと2人でNMをプレイすることが多くなりました。


 私が剣で、シグレが弓、前衛と後衛でバランスも良かったし、シグレの弓の腕前は凄いんです。

 狙ったら外さない。

 スナイパーですよ。

 現実世界で何をしている方なんでしょうか?


 シグレに弓のことを褒めたら、私の剣も凄いと言い返されました。


 私の剣の腕は、小さい頃からおじいちゃんに鍛えられていたので、そのお陰でしょうか?


 そんな私達は、レベルが早々に10に上がり、現時点のNMではかなり上位だろうと噂になっていました。


 レベルが高くなり、プレイヤーから声を掛けられることが多くなった私は、パーティーを組んで欲しいと言われることが多かったので、フードを被るようになりました。


 その後、みんなのレベルが上がり始め、逆に私とシグレのレベルが上がり難くなり、声を掛けられることも少なくなりました。


 バトルも楽しいですが、シグレとは街の中を探検したり、買い物したりして楽しんでいたところに、NMニュースが来ました。


「初の大規模なイベントですね。」

「面白そうね。一緒に参加しましょうよ。」

「えっと、この日は、大丈夫そうです。」

「私も参加出来る日で良かったわ。」

「このイベントって、日時と場所しか情報がないですね。」

「確かに。NPCから何か情報が得られないかしら。」

「成る程。手分けして情報を集めよう。」

 私達は、初イベント参加に向けて、情報収集を開始した。



「シグレどうだった?」

「武器屋のオヤジに、胸を揉ませてくれたら教えるとか言われたわ。」

「……え、えーー!? む、胸!? 揉ませたの?」

「も、揉ませてないわよ!」

「そ、そっか。」

「尻を蹴飛ばしてやったら、気持ちいいとか言われて、情報は貰ったけどね。」

「あのおじさん、そんな趣味があったんだね。もうあの店行くの止めようかな。」

「まぁ、NPCに触られたところでどうってことなかったんだけど、あの手付きがいやらしくて、気持ち悪かったわ。」

「そっか。私の方は、ギルドの受付のレセプションさんとプルクラさんから、草原フィールドにゴブリンが増えていることと、西側の鉱山辺りが怪しいって情報だったよ。」

「やっぱギルドには情報があったのね。道具屋の婆さんの話だと、昔ゴブリンが大量発生した時は、キングゴブリンって奴が居たって話よ。大剣を使うゴブリンらしいわ。」

「ってことは、今回のイベントはゴブリンの大量発生と、西の鉱山付近にいるキングゴブリンの討伐ってことかな?」

「そうね。私達でキングゴブリンを倒しちゃいましょう!」

「そうだね。頑張ろう。」


 あの後、現実世界に戻った私は、ネットで今回のイベントを調べたけど、信憑性の無い情報が多く上げられていた。


 職場で今回のイベントの情報を話している人が居て、何とその人によると西の鉱山近くに洞窟があり、その洞窟にボスがいると言う情報だった。


「ねぇ、シグレ。今日のイベントのことなんだけど。」

「私もスノウに新しい情報があるのよねぇ。」

「? 私の情報は、西の鉱山近くにある洞窟にボスがいるって話だよ。」

「!? 私の情報と一緒!? 誰から聞いたのよ?」

「えっと、職場の人が話しているのが聞こえちゃって。」

「ホントに!? 私もそうなのよね。そんな偶然もあるのね。」

「そうだねぇ。」


 そして、その後も少しだけ情報交換して私達はイベント開始前に北門へと向かった。


「み、みんな早いね。」

「これは、出遅れたわね。」

「え?」

「こんな最後尾じゃ、ボスに辿り着く前に、誰かにボスを倒されちゃうわ。」

「た、確かにね。で、でも諦めないでボスを目指そうよ。」

「そうね。」

 こんなことなら、もっと早く北門に来てれば良かったなぁ。


 イベント開始となり、プレイヤーの多くが北門からフィールドへと出て行く。


「早く〜、行きた〜い〜、早く行かせろ〜。」

「まぁまぁ、シグレ落ち着いて。」

 とは言っても、早く北門を抜けたいのは私も同じだよ。


 そして、先頭プレイヤーからだいぶ遅れて、私達は草原フィールドへと出ることが出来た。


「洞窟まで急ぐわよスノウ!」

「うん。」

 私達は、一直線に西の洞窟を目指した。


「いや〜、敵に囲まれなくて良かったわね。」

「うん。囲まれているプレイヤーは、可愛そうだったね。」

「助けてあげる程、時間は無かったからね。」

「う、うん。」

 気持ち的には助けたかったんだけど、ごめんね。


 洞窟に入った私達は、少し開けた場所でゴブリンの上位種と遭遇した。


「まぁ、コイツらくらいなら大したことないわね。」

「そうだね。」

 私達は、それ程時間を掛けずに敵を倒し、遂にボス戦前に辿り着くことが出来た。


 まだプレイヤーが居るってことは、ボス戦に間に合ったのかな?


 私達に、ナイトと名乗るプレイヤーが声を掛けて来た。


 私達は、ここに辿り着くのが遅かったから、ボスの取り巻きを担当して欲しいと言われました。


「ねぇスノウ。あんな奴の言うこと無視して、ボスと戦っちゃいましょうよ。」

「だ、ダメだよシグレ。」

「ん〜ダメかぁ。じゃ〜さっさと取り巻きを倒して、ボスが弱ったところで、トドメは私達がいただいちゃいましょう。」

「ん〜言い方は悪いけど、アリだね。」

 私もボスと戦ってみたいし。


 一悶着あったけど、30人目のプレイヤーとして、チャイナドレスを着た小さい女の子がボス戦前に辿り着いた。


 あの子、1人でここまで来たってことはかなりの実力者ね。


 ……チャイナドレス可愛い。



 私達は、ボス戦の門を潜った。


 ボスがいない?

 みんなで広間の中央へ向かって歩き出すと、頭上からボスが落ちて来ました。


 う〜ん。上を気にしていない人が居たら、登場でぺちゃんこになっちゃうんじゃないかな。


 それにしても、凄い迫力ね。


「流石ボスって感じね。」

「そうだね。それより、取り巻きが現れないね。」

「? そうね。取り巻き情報は、ガセネタだったのかも知れないわね。」

 そうなのかな? それなら、ボスと直ぐ戦えるからいいけど。


 みんなが尻込みしてしまい、ナイトがこの場の指揮を出来なくなっていました。


 そんな中、1人の男性プレイヤーが行動を起こし、キングゴブリンにダメージを与えました。


「あの男、結構良い男ね。」

「そうだね。」

 シグレの言葉に私も同意した。

 この場の流れを変えた、金髪の男性プレイヤーに興味を持った。


 1人のプレイヤーがいきなり前に吹き飛ばされ、金髪の男性プレイヤーが大声を上げる。


 私とシグレ、それと最後に来た少女だけが、その声に直ぐに反応して、背後に出現した取り巻きに攻撃を仕掛けた。


「っつ! いつもの敵の動きじゃない!? 連携してくるっ!」

 今まで敵が連携してくることなんて無かったのに!

 私がゴブリンソードを攻撃し、追撃しようとすると、ゴブリンランサーやゴブリンマージが直ぐに攻撃してくるから中々攻めきれない。


「ハアッ! チッ!? やっかいアル。」

 この子、武器は無いのかな? さっきから殴る蹴るしか攻撃してないみたいだけど。



「ここは俺達に任せときな。」

「いやいや、俺達だけで楽勝さ。」

 私達が苦戦しているのを見た、2つのパーティーが私達を抜き去り、取り巻きに向かって行く。


 私達3人以外に取り巻きを担当するのは、5人と2人の男性パーティーでした。


「いつもと敵の動きが違います!」

「大丈夫だって。」

「そうそう。俺達が倒してくるから、そこで応援してて。」

 私の話をちゃんと聞かなかった男性パーティー達は、直ぐに戦闘不能になってしまう。


「はぁ〜使えないお兄ちゃん達アル。」

 そ、そこまで言わなくても。

 なんとか、ゴブリンソード、ランサー、マージを1体ずつ倒してくれたんだから。


「向こうはボスゴブリンを含めて4体か。先ずは雑魚を倒しましょう。」

「うん。」

「私がランサーをヤルアル。銀髪はソードをヤルアル。巨乳はマージアル。」

 えっと、銀髪って私のことだよね?


「スノウです。」

「巨乳のシグレよ。」

「私はリンアル。」

 私達の連携プレイで、ソードとランサーとマージを倒し、残すところはボスゴブリンだけどなりました。


 後ろが騒がしいですね。


「あっちはヤバそうね。」

「苦戦してるアルね。」

「後衛が殆どやられてる!」

「後は、回復魔法を使っているあの子だけアルね。」

「こっちを早く片付けて、ボスとやりましょう。」

「うん。」

 ボスゴブリンも、私達の攻撃に耐えきれずに消滅した。


「あら? 丁度良いタイミングね。」

「そうアルね。」

「行くよ。」

 私達がキングゴブリンに目を向けると、HPゲージが残りわずかとなり、最後の抵抗をしているところでした。


 私は、スピード型を選択していたので、2人よりも早くキングゴブリンへと辿り着く。


「続いて。」

 途中、金髪の男性プレイヤーに声を掛け、私はキングゴブリンに連続攻撃を仕掛けた。


 攻撃がキャンセル出来ない。

 私の一撃じゃ威力が足りないってことね。


「『サンダースラッシュ』!」

 綺麗で力強い剣筋。

 私が金髪の男性プレイヤーに感じた感想です。


 金髪の男性プレイヤーによって、キングゴブリンを討伐しました。


 私は彼の名を問いました。


「クラウドです。」

 これが私とクラウドの出会いです。

今回のおまけ〜


スノウ:プルクラさん、最近変わったことありませんか?


プルクラ:え? ま、まぁあると言えばある、かな。


スノウ:どんなことでも良いです。教えて下さい!


プルクラ:じ、実は。


スノウ:実は?


プルクラ:気になる人が出来まして。


スノウ:へ?


プルクラ:金髪のカッコイイ剣士なんです!


スノウ:そ、そうなんですか?


プルクラ:先程、その方と2人きりになったんですけど。


スノウ:ど、どうなったんですか?


プルクラ:ちょっと恥ずかしい〜。


レセプション:うちの娘に手を出したのは、どこのどいつだ。


スノウ:レセプションさん落ち着いて!


プルクラ:早く会いたいな。


レセプション:コロス!


スノウ:プルクラさんの好きな人、気になりますね。


プルクラ:クラウド様。



シグレ:で? スノウは、情報見つかった?


スノウ:うん。プルクラさんは、クラウドって金髪の剣士に恋をして、レセプションさんってボスを目覚めさせたみたい。


シグレ:???


クラウド:ハックシュン! 風邪ひいたかな。

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