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NMニュース〜情報収集〜

今回からは、運営によるイベント開催のお話となります(^^)


12月31日は、1話更新予定です。

1月1日は、更新未定ですm(_ _)m

「おう。ヴァン。」

「クラウド。NMニュース見たか?」

「ああ。メニューの新着ニュースが光っていたから開いて確認したよ。」

 ログインしてメニューを開いたら、新着ニュースが光ってたから、何事かと思ったよ。



「運営による初イベントだな。」

「そうだな。詳細は書いてなかったな。日時と場所だけで。」

 日時は明後日、時間は午後7時からだったな。

 丁度、明日は泊まりの仕事だけど、明後日は非番だから初イベントに参加出来そうだ。


「何か情報があれば、有利なんだがな。」

「……NPCに聞いて回るか?」

「成る程。聞き込みだな。」

 情報収集の基本は、聞き込みだからな。


 と言う訳で、俺とヴァンは二手に別れて聞き込みをすることになった。


 取り敢えず、俺は冒険者ギルドへと足を運ぶことにした。

 やっぱり冒険者が多く集まるし、冒険者ギルドの受付なら有力情報を持っている可能性が高いからな。



 あっ! プルクラさんが居る。

 丁度、誰も話しかけていないから、プルクラさんに聞いてみるか。


「こんにちわプルクラさん。」

「あら、クラウド様。こんにちわ。今日もクエストですか?」

 今日もプルクラさんは綺麗だな。

 仕事の疲れも吹き飛びます。


「いえ。今日は少し情報がないか、聞きたいことがありまして。」

「情報ですか?」

「はい。あのですね……。」

 俺は、妙な視線を感じて、プルクラさんから視線をズラし、冒険者ギルド内へ目を向けた。


「あの、どうかしましたか?」

「い、いえ。……どこか部屋で話を出来ませんか?」

 わざわざ人気の多いここで聞くこともない。

 個室があれば、情報が漏れないで済むからな。


「こ、個室ですか。……二人きりで?」

 ん? プルクラさんの顔が赤いような? 調子が悪いのかな? ゲームなのに細かい設定だな。


「はい。二人きりで。ここじゃ人が多いので。」

「わ、分かりました。直ぐに用意しますね。」

 プルクラさんは、手と足が同じ方が前に出て、ロボットの様な歩き方をして、受付から出て行った。


 どうしたんだろう? やっぱり調子が悪いのかな?


「おいお前!」

 ん? 誰だ?


 俺は、肩に手を乗せられて声を掛けられたので、振り返ると、ツンツンした髪型をした、オラオラ系の男性が居た。


「何ですか?」

 俺には全く、オラオラ系男性に声を掛けられる心当たりが無いのだが?


「お前、プルクラさんの何なんだ!?」

 はい?


「何と聞かれましても、只の冒険者と受付の関係でしょ。」

 オラオラくん、何を言っているんだ?


「そんな訳あるか! プルクラさんのあんな照れている様子など見たことがないぞ!」

 え? プルクラさん照れてたの? なんで?


「そんなこと言われましても。」


「貴様との会話を盗み聞きしたぞ! プルクラさんと、ふ、ふ、二人っきりになり、何を企んでいる! イヤラシイことをするつもりだろ! 吐け!」

 俺は、オラオラくんに、両肩をガシッと掴まれて、前後に揺らされる。


「はぁ? そんなことする訳ないだろ!」

 だいたい、人の会話を盗み聞きするなんて、どうかと思うぞ。


「おいみんな! コイツが俺らの女神、プルクラさんにちょっかいを出そうとしているぞ!」

 お、俺らの女神?

 てか、オラオラくんの声に反応して、ギルド内の男性プレイヤーが俺を取り囲んでるんですが?


 ん? なぜそこにお前もいるんだレセプションよ!


「何だと!? ストッカーさん、本当なのか!?」

「我らの女神に手を出そうなどとは万死に値する。」

「キルしよ。キルしよ。」

「彼女は俺の者だ。俺だけの。」

「何するつもりだったの。ねぇねぇ教えてよ。」

「俺を倒さねば娘はやらん!」


 もう、何から突っ込めばいいの。

 オラオラくんの名前がストッカーなのね。

 改名してストーカーにしようか。

 ストーカーは犯罪だよ。

 てか、みんなもプルクラさんが好みなんだな。

 それとお父さんは、何故この輪に加わっているのかな?


 ワイワイガヤガヤと騒いでいたのだが……。


「皆さん、ギルド内はお静かに。」

 身体が金縛りに合うほどの、冷たい声とプレッシャーがその声には含まれていた。


 俺を含む、みんなが声の方を向くと、笑顔だが、いつもの優しさが微塵も感じられないプルクラさんの姿があった。


「「「す、すいませんでした。」」」

 一同、一斉に膝を折り、額を床に擦り付ける。

 何で、俺まで土下座しているんだ? 俺は被害者だった筈。


「うん。分かればよろしい。クラウド様、部屋の用意が出来ましたので、どうぞこちらへ。」

 ストーカー君やレセプション、その他諸々が俺を睨みつけるが、それを見たプルクラさんが身が凍るような冷たい視線を送ると、蜘蛛の子を散らす勢いで、全員いなくなった。


 プ、プルクラさんは、怒らせてはいけない。


 俺が通された部屋の椅子に腰掛けると、プルクラさんが部屋の鍵を閉める。


「さて、これで邪魔な人は来ませんし、会話も聞こえないでしょう。」

 やっぱり笑顔のプルクラさんがいいですね。


「それで、聞きたいこととはなんでしょうか?」

「ここ最近で不穏な動きや、モンスターの増殖など、気になることは起きていませんか?」

 日時と場所しか判明していないし、明後日何かありますかじゃ、多分情報は得られないだろう。


「……(残念。お仕事の話でしたか。)。」

「プルクラさん?」

 この聞き方じゃ駄目だったのか?


「すいません。そうですね〜最近ゴブリンの数が増えているようです。ギルド内でも先日話題になりましたので。」

 ゴブリンが急に増えたねぇ。


「一番目撃情報が多いのは何処だか分かりますか?」

「確か、西の鉱山近くですね。鉱山近くにある洞窟から、ゴブリンが出てくるのを見た人もいるそうです。」

 西の鉱山って言うと、この間鉱石を採りに行った所だな。


「お父さんの話だと、もしかしたら洞窟がゴブリンの

 巣になっているかも知れないそうです。」

 成る程な。レセプションは、親馬鹿だけどSSの実力者だから、その読みは当たっているんだろう。


「成る程。参考になりました。」

「後、ゴブリンの巣がある場合は、ボスゴブリンと言う、通常のゴブリンの3倍の大きさの個体がいる場合があるそうです。」

 ボスゴブリンって、鉱山に居た奴だよな。


「ボスゴブリンなら、手強いですけど、一度倒してるので大丈夫そうですね。」

「ただ、今回は目撃情報が多いので、もしかすると……キングゴブリンがいる可能性もあります。」

「キングゴブリン?」

「はい。通常のゴブリンの5倍の大きさがあり、武器は大剣を扱うそうです。更に、キングゴブリンの近くには取り巻きとして、ボスゴブリンやゴブリンソードなどのゴブリンの上位個体がいるそうです。」

 あ〜この話の流れだと、完全にこのイベントのボスは、キングゴブリンだろうな。


「キングゴブリンですか。かなり強そうですね。」

「討伐ランクDが指定されていますので、かなり強いです。」

 討伐ランクD!? 今のプレイヤーで勝てる相手じゃないんじゃないか?


「……それは、人数が多くないと勝てそうにないですね。」

「はい。今のこの街の冒険者の実力ですと、30人は集めてキングゴブリンに臨まないと勝ち目は無いと思います。」

 と言うことは、30人くらいでキングゴブリンとは戦えると言うことだな。


「分かりました。とても参考になりました。」

「いえ。お力になれて良かったです。」


 うおぉ!? びっくりした。

 俺が席を立ち、扉を開けると、扉の目の前にレセプションが立っていた。


「坊主。強力な敵と戦う時は、不思議な門が手前にある。その門は一度潜ると敵を倒すまで開くことは無い。心して挑むことだ。」

 レセプションは、それだけ言い残して立ち去った。


「……レセプション。」

 扉の前で盗み聞きしてたのかよ!

 まぁ、有力情報には感謝だな。



 脱出不可のボス戦、やってやろうじゃねぇか。

今回のおまけ


クラウド:プルクラさん。二人だけで話がしたいのですが?


プルクラ:分かりました。


ストッカー:貴様は、プルクラさんの何なんだ!?


クラウド:誰ですか? 何と聞かれても。


ストッカー:俺は、ストッカーだ! プルクラさんファンクラブ第一号だ!


クラウド:ファンクラブなんてあるんですね。知りませんでした。


ストッカー:知らないだと!? 馬鹿な!


クラウド:なんかすいません。


ストッカー:それで、貴様はプルクラさんの何なんだ? 何故二人きりになる? いや何故二人きりになれるんだ!?


クラウド:何故と聞かれても? 普通にお願いしたらオッケーでしたよ。


ストッカー:過去に誰もOKされた奴はいない!


クラウド:そうなんですか?


ストッカー:プルクラさんに手を出してみろ。ソッコーでキルしてやる。


クラウド:物騒ですね。


ストッカー:舐めてるのか? このゲームに二度と来れないよう、貴様の精神をズタズタにしてやるって言ってんだよ!


プルクラ:何やら物騒なお話をされていますね。どこのどなたか知りませんが、そのような行為は許しません。


ストッカー:あ、あんなに話しかけているのに、名前すら覚えられてない、だ、と。


プルクラ:クラウド様、こちらへどうぞ。


クラウド:は、はい。


ストッカー:ゆ、許さん。プルクラめ、俺のことを馬鹿にしやがって、後悔させてやる。一人になったところを襲って、身包み剥いで、たっぷり可愛がってやるぜ。ひひひひひ。


レセプション:だ、れ、を、可愛がるって?


ストッカー:あだだだだだだだだ!?


レセプション:俺が可愛がってやるよ。


ストッカー:い〜や〜だ〜!


クラウド:今、叫び声がしませんでしたか?


プルクラ:いえ、気のせいでしょう。早速ですが、私のスリーサイズは、


作者:ちょっと、プルクラさん、クラウドはまだ何も聞いてませんよ!


プルクラ:ちっ! ここにも邪魔者がいたか。


作者:え?


プルクラ:必殺、『おとーさーん』!


レセプション:どうしたプルクラ!?


作者:はやっ!? てか、必殺おとーさーんって何だよ!


プルクラ:このダメ男を追い出して!


レセプション:了解した! こいダメ作者め!


作者:い〜や〜だ〜!

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