第一話
一話
二つの影があった。同じ隊服に身を包んだ二人は気配を消して、離れた場所から松の木に囲まれた屋敷を眺めている。
「あの屋敷に奴はいるのか?」
夜目の効く風利は人の気配を観察しながら、疾風に尋ねる。
「ああ、そう聞いた。潜入して見つけ次第殺せとのことだ」
文を読みながら疾風は答える。今宵の仕事に風利を推薦した本人だ。文には、一人の似絵が描かれている。二年前、天の国を裏切って姿を消した重罪人だ。これまで天御門は男の行方を追っていたが、足取りは何一つ掴めないままだった。
「なぜ私を呼んだ?あの程度の屋敷、お前一人で忍び込むことくらいわけないだろう。奴を殺すことも」
「できないと思ったからだ」
淡々と、抑揚なく冷静に疾風は話す。話し方も眼光も風貌も、疾風は全てが鋭い。
「お前らしくもない。随分と弱気だな」
「二年前、奴の力を見誤ったせいで痛い目を見たからな。闇雲に動くべきでないと判断したんだ」
「随分高く買ってくれる」
「事実だからな。それにお前は今、手が空いているだろう」
疾風のいう通り、風利は現在請け負っている仕事はなかった。それに探している男は、風利にとっても因縁のある者。
男は疾風の上役でもあった。優秀な男だったと聞く。しかし、ある日、男は数名の隊員を殺害し、厳重に保管してあったいくつかの書物を持ち出して姿を消した。殺された隊員の中には、風利の同期もいた。
「状況はわかった。潜入はどのようにする?」
「三手に分かれて屋敷を探る」
「三手?あと一人いるのか?」
「ああ、もう少しで来るはずなんだが・・・」
疾風がそう言った矢先に、ふと離れた場所から気配を感じた。音もなく、矢筒を背負った一人の娘が降り立つ。闇に溶け込むための黒装束に身を包んだその娘は、風利よりも一回りほど小さかった。娘の姿を見た時、珍しく疾風が動揺したことを風利は見逃さなかった。
「遅くなりました」
「なぜお前がここに?渡月はどうした?」
「それがそれが。急遽、佐夜様がお帰りになられたようでして」
「代わりにお前を寄越したと?」
「さようで。困ったものですね、全く。今、あの屋敷で何が起こっているかなんて想像したくもない」
娘は飄々と話す。疾風は頭を抱える。
渡月とは、花御門に属していた娘のことだ。実家は月の国では名の知れた薬屋の娘で、腕の立つ人材だった。結婚を機に花御門は辞めているが、それでも尚、彼女に協力を求める声は後を絶たない。風利も何度か仕事をしたことはあるが、実力は文句の言いようがなかった。しかし、渡月にはその評価を全て台無しにしてしまうほど困った問題がある。
それは見ているこちらが胸焼けしそうなほどに、一回りも年の離れた旦那に惚れ込んでいるということだった。
渡月の亭主佐夜は、多忙なため家を空けることが多い。ゆえに渡月は、佐夜が家に帰って来るとなると、どんな予定も放棄してしまうのだ。娘が言った通り、風利も渡月の屋敷で何が行われているかなど、考えたくもなかった。
「そんな顔なさらないでください。私が邪魔にはならないことは、よくご存知でしょう」
「嫌というほどな」
「渡月さんも数刻前までは、お二人のお仕事に参加しようと準備されていたのですよ。今日の昼も街中で、使用人たちに聞き込みをしていたそうですし。今晩の夕餉は熊肉を使った料理だとか。今年は熊肉が少ないので、値が張るというのに、随分と気前よく買い物されていたみたいです。これは、今日使用人たちが買い込んでいた物です」
娘は懐から文を取り出す。疾風はよほど娘のことが苦手なのか、顔を背けながら文を受け取っていた。嫌っているという素ぶりではないが、顔をまともに見れてないことから察するに、過去に娘から何か仕掛けられたのだろう。
付き合いの長い疾風の初めて見る一面に、風利は驚きを隠せなかった。同時に生真面目な疾風をここまで動揺させる娘に、少しだけ興味が湧いた。
じっと娘の方を見ると、視線に気づいたのか娘の方も顔を上げる。ふと目が合った。
「こんばんは」
娘は言う。頭巾を被っている上に覆面で口元を覆っているので顔立ちはわからないが、にこりと笑ったのはわかった。
「ああ、初めて見るが、どこぞの御門に属するものか?」
「いいえ、私は里守の者です。今は、訳あって学生の身ですが。名を羽龍と。以後お見知り置きを」
里守、文字通り里を守るものを指す言葉だ。御門には属さずに、自分たちの領地を守っており、一族に仕える者も里守に分類される。
「よろしく頼む。疾風とは長い付き合いなのか?」
「そうですね、出会って十年は経つかと」
かなり古い仲だと、風利は思った。
「今宵のような任務の経験は?」
「三回ほど」
微妙な回数だ。多くも少なくもない。
「羽龍」
唐突に疾風が羽龍を呼ぶ。
「この献立表、渡月はあの屋敷の夕餉を教えるためだけに、こちらへ寄越したわけではないな?それにあそこの主人は、ここまで贅沢するような輩ではなかったはずだ」
「流石、疾風さん。気づくのがお早い。使用人たちに聞いたところ、主人があるものを手にした時から、屋敷は裕福になったと口を揃えて言ったそうです。食や着物にもこだわるようになったから、手を焼いているそうですよ」
「あるものとは?」
風利は尋ねる。
「使用人たちは何も知らないそうです」
使用人たちは知らない。しかし、風利にも疾風にも、それが何か予想がついた。極めて厄介なものだ。
「他に渡月は何か言っていたか?」
「いいえ。ただ渡月さんも、気になることがあるので、探りを入れているそうで」
「なんだと?」
「まあ、碌なことではないと思いますので、気にする必要はないかと。こんなことを考えているよりも、急いだ方が良いのでは?」
「言われなくてもわかっている」
「それは失礼。して、潜入はどのように?」
「三手に分かれて、奴を探すつもりだったが予定が変わった。俺と風利であの男を探し、見つけ次第始末する。羽龍はあの屋敷の探りを入れてくれ」
手紙を仕舞うと、疾風は隊服の袖を捲る。疾風の左腕には、手首から肘にかけて鷹の紋章が入っていた。腕の中の鷹は疾風の呼びかけに答えるかのようにゆっくりと手のひらへと移動する。
疾風が拳を握ると、鷹の紋章は長槍へと姿を変えた。
楔鳥は、契約者の魂を形にする。手の中から伸びる長槍は、疾風そのものだった。鋭く、曲がりがない。
「初手から楔道具を使うのか」
「ああ、全力でいく。出し惜しみはしない」
「その方が良さそうだな。もし、奴が面を手にしていたら厄介だ。しかし、一体どこから入手したというのだ?」
「わからない。だから、奴を始末するのと同時に、入手経路も洗う。面が関係していると聞いたからお前もここへきたのだろう、羽龍」
「はい、好奇心に負けました。」
羽龍は即答した。疾風はため息をつく。
「何をしようが勝手だが、目的だけは忘れるなよ」
「わかっていますよ。お役には立ってみせます」
「ならいい、頼んだぞ。俺は西側をいく」
疾風は小さく言った。
「では、私と風利殿は、南か東ですね」
「そうなるな」
「ではどちらがどちらに忍び込むか、こちらで決めません?」
羽龍は懐から小銭を取り出した。指で弾き上げられた小銭は、落ちてくる際に交差させた羽龍の手の中に消える。早い動作だったが、小銭を掴んだ方の手を風利はしっかり見切っていた。
「さあ、小銭はどちらの手に?風利殿が当てればお好きな方へどうぞ」
「右だ」
「残念」
開かれた右手は空だった。
「なに?」
「外れですね。では私は南側から」
「おい、待て!」
風利は確かに見切った自信があった。それなのになぜ、と考えている間にも羽龍は行ってしまう。風利は一瞬にして天御門の自尊心と、自負していた眼の良さをへし折られた気分だった。
「してやられたな、風利」
一連のやり取りを見ていた疾風が言う。
「確かに見切ったはずだった。それなのになぜ・・・」
「あまり気にするな。真面目に考えるほど損をする。今は、任務の方に専念してくれ」
「・・・承知した。お前も用心しろよ」
「ああ」
そう呟いた疾風はゆらりと姿をくらませた。風利も自身の持ち場へと向かった。
侵入者を拒むために高く作られた土塀など、風利にとっては何の意味もなさなかった。軽々と敷地内へと入り込む。
屋敷の間取りは頭に入っていた。もしあの男が姿を隠していそうな部屋も目星はついている。誰もいないことを確認すると、雨戸を外して茶室の中へと入り込む。そして、部屋の隅の天井板を外し、屋敷の天井へと降り立った。
廊下から部屋へと向かうこともできたが、天井からの方が、下の様子を観察できるので何かと都合がいい。
屈み込んだまま天井を一直線に進み、まずは小さな隙間から主人の寝所を覗き込む。男は自分の真上に間者がいるとも知らずに、いびきを掻いて寝ていた。大金を手にするようになり、食事も酒も贅沢をするようになったので、腹は大きく膨れ上がっている。
周りに護衛がいるのではないかと思ったが、その気配はない。
当てが外れた、そう思いながら風利は少し離れた部屋に降り立つ。
その時だった、間隣にある襖から微かな物音が聞こえた。
何者かの気配を察知したと同時に、太い腕が襖を突き破り風利は首を鷲塚みにされる。一瞬の出来事だった。
力は尋常ではなく、振り解ける気配はない。首の骨をへし折られることを危惧した風利は、手のひらを上に向け、自身の楔鳥を刀に変える。そして相手の腕を切り落とそうと抜刀するが、刃は強靭な体に弾かれてしまった。
動揺している暇などなかった。間髪を入れずに襖を破って相手の蹴りが飛んでくる。すかさず刀と鞘で防御するが力に押し負けた風利は庭まで吹き飛んだ。途中、身を翻し枯山水の庭石へと着地する。
風利の両手は微かに痺れていた。もしあの蹴りを直で受けていたとすれば、肋は砕けていただろう。
刀を構えながら、相手の方を見やる。襖の向こうには、右角が欠けた鬼の面を付けた大男が立っていた。熊のような馬鹿力は、あの面によるものだった。
「いつ見ても忌々しい顔だな」
吐き捨てるように風利は呟いた。相手は何の反応も示さない。じっとこちらを見据えていた。鬼の面の男は素早かった。一気に間合いを詰めて拳を振り下ろしてきたので、それをかわすと風利の代わりに庭石が砕け散る。
「相性最悪だな」
呟きながら風利は刀に楔鳥の力を込めて振り下ろす。風を帯びた刀は、鬼の面の男の首に浅い傷を作った。間髪を入れず下ろした刀を、振り上げる。すると巻き起こった強力な旋風が男の体を宙へと攫う。
同じ旋風に乗って風利も飛ぶ。そして今度はさらに強力な旋風を、上からお見舞いしてやった。地面に叩き落とす計算だった。しかし、男は向かってくる風を自身の胸で受け止めると、風利へと弾き返した。
空中で押し負けた風利は、屋敷の屋根に叩きつけられた。受け身は取れたが、背中の骨が軋んだ。恐らく折れている。
これまで『二十八物語』の面をつけた連中とは何度か対峙したことはあったが、この鬼の面は初めて見るものだった。
激しく動いたせいで面の男の着物が肌け、胸元に刻まれた鶴の紋章が顕になる。その楔鳥を見た時、風利は目を見開いた。
「お前、羅空か」
返事はなかった。
代わりに男の楔鳥が大太刀へと形を変える。
そして男は構えることなく切り掛かってきた。風利は自身の刀でそれを受け止めるが、圧倒的な力の差を痛感した。一撃一撃が重い。そして図体に似合わず速さも持ち合わせている。元々戦闘力の高い男だとは知っていたが、面の力でさらに力を得ているとすれば、厄介この上なかった。
一度距離を取り、今度は風利の方から攻撃を仕掛ける。なるべく急所を狙って一撃で仕留めようとしたが、羅空に隙はなかった。懐から取り出した手裏剣を鋭い風に乗せて投げるも、あっけなく面に弾き返されてしまう。思わず舌を打った。
羅空の背後に音もなく影が現れる。疾風だった。気配を消して疾風は自身の槍で羅空の心臓を突こうとするが、羅空は振り返ることなく攻撃をかわし、片手で槍を掴む。
疾風はすぐさま羅空に蹴りを入れる。風利もすぐに参戦した。しかし、二人がかりでも一筋縄では行かなかった。
「まずいのではないか?あまり騒がしくすると」
腰を落とし、低い位置から切り掛かりながら、風利は疾風に尋ねる。
「ああ、まずい。だが、ここでこいつを野放しにする方がもっとまずい」
「それもそうだが・・・」
羅空を挟む形で、疾風の槍を避けながら自身も攻撃を仕掛ける。連携は上手く取れているが、ここまでやって隙をつけない相手は、初めてだった。おそらく疾風も同じことを思っているはずだ。このままではこちらが消耗するだけで、勝ち筋は見えない。
それだけではない。羅空の動きが一段速まった。一瞬の動揺は隙を生み、連携を崩す。疾風の槍が風利の肩を掠め、羅空の蹴りが疾風に入る。
疾風は後ろに吹き飛んだ。風利は振り下ろされた大太刀を受け止める。腕力も先ほどより強まっていた。切られるというよりも、押しつぶされるのをなんとか堪える。
下手に動けば切られてしまう。疾風がくることを待ちながら持ち堪えていると、背後から一本の矢が羅空の心臓を貫いた。血のついた矢尻は、風利の目の前で止まる。
すぐさま二本目の矢が羅空の面ごと貫いた。砕けた面から、羅空の素顔が顕になる。顔は二年前と変わりがなかった。しかし、虚な目には生気がない。自我もなかった。
心臓と頭を射抜かれた羅空は、その場に崩れ落ちる。支えを失った体は、屋根から転がり落ちていった。
「風利、退散するぞ」
呆気に取られる風利に、疾風が言う。
「ああ。今の矢は・・・」
「羽龍のものだ。離れた場所から、応戦してくれたのだろう」
屋敷が騒がしくなった。誰かが羅空の死体を見つけたのだろう。下からは情けない声が聞こえてくる。
風利と疾風はすぐにその場を去る。向かったのは、矢が飛んできた方向だった。
羽龍は屋敷からかなり離れた場所にいた。
「ご無事でしたか。いや、無事ではありませんね」
羽龍は木の上から二人を見下ろしていた。袖や頭巾が切られており。彼女もまた敵と対峙したということがわかった。さほどひどい怪我は見受けられない。
「すぐに手当を」
ふわりと舞い降りてきた羽龍は腰にかけていた袋から道具を取り出す。
「肩だけでも止血しましょう。置いておけば、傷に障ります」
そう言われ、風利は大人しく隊服をはだけた。肉が抉れた箇所を、羽龍は手際良く処置してくれる。傷に触れる指先は柔らかかった。
「かたじけない」
「いえ、お気になさらずに」
「いや、礼を言わせてほしい。先ほどの矢と言い色々と助かった。」
「恐れ入ります」
羽龍は頭巾の下でにこりと笑った。
「疾風さんも、風利殿を選んで正解でしたね。恐らく、他の人材と潜入していたら勝てたかどうか」
「俺も自分の判断が正しかったと思っている。まさか、奴があの屋敷に居ただけでなく、『演じ手』になっていたとは」
「きっと屋敷の主人も面を入手した後で、羅空を『演じ手』に選んだのでしょう。『惨鬼物語』に登場する双子の鬼、右鬼は羅空ほどの強靭な体がないと適合しませんから。そして羅空は、力を得る代わりに、あそこの主人の元で汚れ仕事を請け負っていた。屋敷が急に裕福になったことにも説明がつきます」
「それについては、天御門が調べる。それよりも、お前の方は何か収穫があったか?」
「ええ、ありましたよ」
羽龍は頷きながら、懐から小さな袋を取り出し、疾風に手渡す。
「これは?」
「熊肉の臭みを取るのに使われる香辛料です。台所にありました。これだけでありません。他にも珍しい調味料や陶器なども多数ありました」
「それが収穫だと言うのか?」
思わず風利が尋ねる。
「はい、その香辛料は、巷では滅多に出回るものではありません。取り扱っているとすれば、港にある市場くらいでしょうか。あそこの市場は、例の商団のおかげで栄えていますよね。ほら、あのお金さえ出せば人の死体でもなんでも手に入るという・・・」
「斑一族の商団か」
風利の言葉に、羽龍は頷いた。
「主人は面をそこから入手したのでしょう。斑一族の商団となれば、面を持っていたことについても納得がいきます。・・・どこからその面を入手したのかは分かりかねますが」
「それも商団を叩けば分かるだろう」
「ええ、そうですね。でも、斑一族の商団は簡単には叩けない」
疾風は顔を顰める。無理もない。問題視されている商団だが、長年、天御門は斑一族の本拠地を掴めていなかった。
「逃しはしない。天御門、総出で潰しにかかる」
「では、より多く人員を割いてもらえるよう報告を。商団が持っている面は一枚ではないと」
「そう思える根拠はなんだ?憶測だけで、上は簡単に納得しないぞ」
「そう言うと思いました」
羽龍は懐を探る。
「こちらは貸しにしておきますね」
そう言いながら、左角が生えた鬼の面を取り出した。
右の額から目の当たりにかけては欠損しており、刀ですっぱりと切られたような痕跡が見受けられた。まだ乾ききっていない血が付着していることが、風利と疾風をより驚かせる。
「お前も『演じ手』と遭遇したのか?」
「はい。お二方のように真っ向からは対峙せず、相手の不意を突きましたが」
羽龍は覆面の下で微笑む。
「しかし面をつけた『演じ手』相手に、易々とできるものではないだろう」
「元来、左鬼は小柄かつ狡猾で戦う手段が汚い鬼。『演じ手』とは体格も性格も正反対だったので、面が適合していなかった。だから私でも上手くいったのですよ、風利殿」
疾風は言葉を失っていた。風利も同様である。不意をついたと言え、この面に傷をつけるなんて容易なことではない。『演じ手』の顔から引き剥がすこともだ。
「貴女は一体何者なんだ?」
風利は尋ねる。
「しがない研究生ですよ。では私はこれで」
そう言って軽く一礼した羽龍は、夜の闇に溶けるように姿を消した。
「疾風、あの娘は何者なんだ?」
風利は同じことを疾風に尋ねた。
「俺の口からは言うことはできない。ただ一つ忠告すると、惚れたら痛い目見るぞ」
「別にそう言うわけではない!」
「初めのうちは皆、同じことを言うんだ」
「その口ぶりだと、お前も痛い目を見たと取れるが?」
「まあな。おいおい分かる」
そんなことを話しながら、二人は天御門の本家へと向かった。
風利天御門天の国羽龍




