episode 10
皮膚科受診編
左肩の後ろに「おでき」のようなもの発見。とくに痛みもないし経過観察をする。忘れかけていた数週間後
「あれ？、なんか中心が膨らんでるかも」
毎日病院にいるけど、特に受診することなく経過観察を続ける。
「ん？ なんか痛くない？」
勇気を出して押してみる（いやいや、誰でもするやろ）
「膿が出た。ならこれで快方に向かうんじゃない？」
医療従事者、消毒をしてガーゼで保護。完璧じゃん。左肩の後ろということで、鏡を見ながら悪戦苦闘。経過観察しよう。
「ん？ 腫れてない？ 熱持ってない？しかも押すと痛いよね！」
これって皮膚科？外科？ 大袈裟だなぁ。外科はないよね。うん、皮膚科にしよう。私の指導看護師をしてくれた先輩に相談する。
「先輩、左肩のここら辺におできみたいなのできちゃって……」
今までの経緯を話ていると師長がふらっとやって来て
「皮膚科に行ってらっしゃいよ。たかちゃんに連絡してあげるから。ちょっと待ってらっしゃい」
と言って皮膚科に内線で連絡をしてくださる。しかも私的な事で……。ごめんなさい（笑）でも、ありがたやぁ。
これが今月の節分の日のこと。勤務中に師長の計らいで皮膚科に行かせていただきました。皮膚科病棟のナースステーションへ行き声をかける。
「あっ、よりちゃんから聞いてるわよ。処置室どうぞ」
「ありがとうございます」
声をかけて下さった看護師長さんがドクターに声をかけた。
「先生、よりちゃんのとこ子が来ました。お願いします」
よりちゃんとこの子……私のことよね？まぁ、いいや。待ち時間ないし感謝しておこう。
「はい、ちょっと診せて」
「あー、これね」
「ちょっと押すね。痛かったらごめんね」
痛いのわかってたら押さないで〜。と思うけど私の返事は
「はい」
「麻酔かけてちょっと切開して膿出しましょう」
えっ？ 麻酔？ 切開？ 外科やん！ そう思っても時すでに遅し。横に控えていた看護師が手際良く処置の準備を進める。ただでさえ腫れて熱持ってる状態なのにそこに注射するなんて地獄。
「ちょっと痛いよ。少し我慢ね」
痛っ！！！！ めっちゃ痛いやん！！ ちょっとじゃないやん！嘘つき！ （医療従事者、嘘つき多いよ！！）
「麻酔したから膿出すために押すね」
いやいや、ドクター！今、麻酔したばかりだけどぉぉ〜。麻酔効いてないやん！？ とは言えず
「はい」
処置が始まる。麻酔まだ効いてないって！ 痛っ！
「痛いんですけど」
「袋できちゃってるね。絞り出さないと治らないよ」
いやいや、先生。そこじゃなくて、痛いんですけど！
「もう絶対カバン左肩にかけるのやめよう！痛すぎる」
あはは…… ウチの師長のお友達であろう看護師長が豪快に笑い出す。
「しばらく来てもらうよ。仕事の合間に寄ってくれたら良いから」
「はい。戻って師長に相談します」
というわけで毎日、皮膚科に通うことになった、よつ葉です。
消毒や経過観察に通う日々、のある日
「よりちゃんとこの子、いらっしゃいました。先生お願いします」
処置室にお邪魔させもらい、患部を確認してもらう。
「今日はカサブタめくって袋と膿の確認するね」
へっ、 カサブタめくる！？ めくっちゃダメなやつじゃない？そんなこと考えていると、看護師と先生の声が聞こえてくる。
「ガーゼ外しますね」
「はい」
「先生、お願いします」
ドクターが、患部を診て開口一番
「あ〜」
いやいや、先生、あ〜って何？ どうなの！？
「袋の中にガーゼ入れておくから、今日はそのままにして明日また勤務の合間にでもここに寄って」
「はい、ありがとうございます」
「よりちゃんに連絡入れておいてあげるわね」
「ありがとうございます。助かります」
この通院！？ 皮膚科通いは今現在まだ続いておりますが、カサブタができてはめくり袋を確認する。こんな感じで皮膚科医に診ていただいています。
皆様、鞄は一方の肩に集中すると、よつ葉みたいにおできできちゃいますよ。ご注意なさってくださいね。
